JIS Q 15001:1999(「個人情報保護に関するコンプライアンス・プログラムの要求事項」)の改訂に関する情報をお伝えします。
経済産業省のウェブサイトで12月13日より日本工業規格「個人情報保護に関するコンプライアンス・プログラムの要求事項」(JIS Q 15001:1999)の改定に関する意見の募集(平成18年1月10日まで)が行われており、締め切りが明日までとなっています。
意見は、電子メールにて提示することとなっています。また改定試案は、PDFファイルで開示されています。
今回の改定のポイントは、平成17年4月1日より全面施行されている個人情報保護法等の内容を反映させることです。
改定試案では、規格の名称が1999年版の「個人情報保護に関するコンプライアンス・プログラムの要求事項」から、2006年試案では、「個人情報保護マネジメントシステム-要求事項」と変更になっています。
全体的には、規格項番が四桁項版をカウントして、1999年版では、4.1項の一般要求事項から4.6項の事業者の代表者による見直しまで27項あったものが、2006年版では、4.1項の一般要求事項から4.9項の事業者の代表者による見直しまでの36項と強化されています。
強化の主体は、個人情報保護法との整合の部分と考えられます。またマネジメントシステムの名称に適合させ「是正処置及び予防処置」などが新たに取り上げられています。