食品の生産、加工、物流、販売を中心に、食品流通チェーンの関連業界の人は、2005 年9月に発行された国際規格のISO 22000:「食品安全マネジメントシステム」について強い関心を持っておられることと思います。

ISO22000規格要求事項の解説から、食品安全マネジメントシステムの構築・運用のしかたまで、豊富な事例をもとにわかりやすく解説している本を紹介します。

本書:「ISO22000食品安全マネジメントシステム構築・運用の手引き」です。

本書は、著者:矢田 富雄 氏でこの6月に日科技連出版社から発行されています。

本書の特徴として、第4章から第9章を読み進めていくことでISO22000食品安全マネジメントシステムの構築ができるように意図され構成されています。

またISO22000システムの構築上、最大のポイントとなる「危害因子分析」(:「ハザード分析」)の項(すなわちISO22000規格の要求事項の7項:「安全な製品の計画および実現」)については、重点的に取り上げられ、豊富な事例が織り込まれて分り易く解説されている点があげられます。

また本書で使われる用語については、一部、わが国での過去からの「総合衛生管理製造過程」やその他の著作物で慣れ親しんでいた用語を日本規格協会発行の「対訳本」と置き換えて使われてあります。(「ハザード」→「危害因子」、「フードチェ-ン」→「食品流通チェーン」などです)

また本書の最後の章では、「ISO22000 マネジメントシステム 関連手順書および書式の事例」として、「食品安全マネジメントシステム構築および運用手順書」をはじめ、5つの手順書42種類の帳票様式が取り上げられています。

本書は、著者によるとISO22000を活用して食品安全マネジメントシステムを構築しようとしている方々、ISO22000の構築の指導をされるコンサルタント、ISO22000の適合性の審査をされる審査員、更にはISO22000を理解したいと考えておられる読者を対象に作成したとのことであります。

なお本書の目次は、以下の内容です。
第1章 ISO 22000制定の経緯
第2章 ISO 22000の特徴
第3章 ISO 22000のシステム構築と審査登録の準備
第4章 ISO 22000の要求事項の解説(1)−適用範囲、文書化−
第5章 ISO 22000の要求事項の解説(2)−経営者の責任−
第6章 ISO 22000の要求事項の解説(3)−資源の運用責任− 
第7章 ISO 22000の要求事項の解説(4)−安全な製品の計画および実現−
第8章 ISO 22000の要求事項の解説(5)−FSMSの改善−
第9章 食品安全マネジメントシステム構築のポイント
第10章 ISO 22000マネジメントシステム関連手順書および様式の事例


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1. 序文  [ ISOの窓 ]   2006年12月10日 11:58

ISO22000:2005規格を取り上げて初心者の方を対象として規格要求事項について簡単なポイント解説を順次すすめていきたいとおもいます。 本日は,その第1回で、規格の【序文

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