品質管理の取り組みを進める上で統計手法の活用は、不可欠かと思われます。
工程能力指数、管理図から、実験計画法や多変量解析法、さらにタグチメソッドまでの品質管理において求められる統計手法について分り易くその全体像を解説している本を紹介します。
本書:「品質管理のための統計手法 」です。
本書の著者は、永田 靖氏で日経文庫として本年の1月に日本経済新聞社より発行されています。
本書のカバーの折り返し部に、〔point〕として以下のように書かれてあります。
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品質管理活動には、統計手法のスキルが不可欠です。
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平均・標準偏差といった代表的な計算方法から、実務ニーズの高い実験計画法や多変量解析法、タグチメソッドまで、品質管理に必要な統計手法の全体像を解説します。
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「基本事項」→「考えてみましょう」→「少し詳しい解説」の3つのステップを踏んで、図解を多用しつつ必要に応じて数式を使って説明するので、各手法の要点・考え方が論理的に身につきます。
- 分かった気分になるだけの本と違い、確実に実力がつき、次のレベルへの橋渡しとなる入門書です。
図表やチャートを用いて分り易く工夫され構成されています。
メモ紙と筆記具と関数電卓などを用意して確認の計算などをしながら読み進めるとより理解が深まるかと思われます。
本書を契機に品質管理のための統計手法の全体像を把握して更に専門書に進むのが良いかと思われます。
次のレベルへの橋渡しとしての目的のためと思われますが、本書の最後に「参考図書と学習のガイド」として、各種の参考書類が紹介されています。
なお本書の本書の目次は、以下の内容となっています。
[序章] 分ければ分かる
[第1章] データのまとめ方
1.1 平均・分散・標準偏差――データを要約して情報を把握する
1.2 ヒストグラム――データのバラツキを図に描く
1.3 データの標準化と偏差値――単位に依存しない量に変換して比較する
1.4 散布図と相関係数――データのバラツキを2次元で把握する
1.5 単回帰分析――xとyの関係式を作る
1.6 分割表――組み合わせて特徴を調べる
[第2章] 確率分布とその応用
2.1 確率分布――データのバラツキの法則を表す
2.2 正規分布――連続データの確率分布の基本形状を表す
2.3 正規分布の応用――組み立て部品のバラツキの法則を知る
2.4 工程能力指数――良品を作り出す能力を評価する
[第3章] 統計的推測の考え方
3.1 点推定の考え方――知りたい値をデータから当てる
3.2 区間推定の考え方――幅を付けて知りたい値を当てる
3.3 検定の考え方――データに基づいて判断する
3.4 検定における2種類の誤り――判断には2種類の誤りが伴う
3.5 管理図――工程の時間変化を読みとる
[第4章] 実験計画法
4.1 実験計画法――計画的にデータを取って調べる
4.2 1元配置法――1つの因子を変化させて違いを調べる
4.3 2元配置法――2つの因子を変化させて違いを調べる
4.4 直交表――少ない実験回数で多くの要因効果を調べる
[第5章] 多変量解析法
5.1 多変量解析法――多くの変量の相関関係を利用する
5.2 重回帰分析――複数の変数を用いて予測する
5.3 判別分析――複数の変数からどの集団に属するのかを判定する
5.4 主成分分析――複数の変数を数少ない変数で解釈する
[第6章] タグチメソッド
6.1 タグチ流実験計画法――バラツキと平均の両方を相手にする
6.2 パラメータ設計――意図的にバラツキを発生させてそれを小さくする
6.3 MTシステム――正常な集団からの外れ具合を調べる
参考図書と学習のガイド
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- 2006年07月07日
- QC手法、統計、QC7つ道具 | 品質工学(タグチメソッド)ほか
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