環境問題が企業経営に与える影響はますます大きくなっています。特に地球環境問題は、誰もが被害者、誰もが加害者になりうる面を備えています。

最新の情報も取り込んで、環境問題について分かり易く解説している入門書を紹介します。

本書:「環境問題入門」です。

本書は、小林 辰男氏並びに青木 慎一 氏著で、本年の7月に日本経済新聞社から日経文庫ベーシックのシリーズとして発行されています。

筆者は、いずれも科学技術分野のジャーナリストです。

本書のまえがきには、以下のことが記載されています。

企業や消費者の環境問題への意識はかってなく高まっていますが、温暖化対策は遅々として進まず、事態は悪化の一途です。対策には豊かな生活を前提としたライフスタイルを変える必要があるのですが、人は一度享受した利便性や快楽を捨てられない動物です。しかし地球を沈没させないための対策は早ければ早いほど,地球号の乗組員である我々自身の痛みは小さくてすみます。「持続可能な生活スタイル」をいやでも考えなくてはならない時代です。
 この本が,我々の子供や孫の代に緑豊かな地球を残せる一助になれば,幸いです
。」

と本書で意図した目的を記載しています。

本書の裏表紙には、POINTとして,以下のように書かれてあります。

  • 企業にとっても一市民としても環境問題は,必須科目。多岐にわたるもんだいの本質をやさしく解説します。
  • 地球温暖化の現状と温暖化防止策を決めた京都議定書体制、排出権取引などの対策の最前線がよくわかります。
  • レジ袋の減量を推進する改正容器包装リサイクル法など、最新の法制度にも触れています。
  • 環境問題の現実をつかめるよう写真、図表を数多く盛り込みました。また、専門的な用語に関しては、コラム「用語解説」でしっかり学べます。

ポケットサイズの新書版なので、通勤や出張途中などに読みのに適しています。

ISO14001の関係からすると本書は、内容を抜粋して、最新の環境問題についての一般教育等のテキストを作成される際にも参考になると思います。

ベーシック環境問題入門
日本経済新聞社
小林 辰男(著)青木 慎一(著)
発売日:2006-07
発送時期:通常24時間以内に発送
ランキング:93024

なお本書の目次は、以下の内容です。
プロローグ――チャート(全体の流れとポイント)
I 環境問題とは何か
 1 環境問題―誰もが被害者、加害者
 2 温暖化や大気汚染、被害は地球規模に
 3 加害者・被害者が明確だった公害
 4 公害克服は確実に進展
 5 急がれる環境問題への対応
II 止まらない地球温暖化
 1 増え続ける温暖化(温室効果)ガスの排出
 2 異常気象が頻発
 3 消える森林・生物の多様性
 4 人口爆発・経済成長が温暖化を加速
 5 京都議定書体制は崩壊の危機
III 地球温暖化防止と経済的手段
 1 京都メカニズムとは
 2 欧米勢が先行する排出権取引
 3 賛否両論の環境税
 4 温室効果ガスの削減は法規制より経済的手法が有効
IV 地球環境とエネルギー
 1 赤信号の6%削減
 2 頼れない原発
 3 主役になれない新エネルギー
 4 省エネルギーは世界一の水準
V 使い捨て社会から循環型社会へ
 1 急がれる循環型社会への移行
 2 リサイクルから3つの「R」へ
 3 進む技術革新
 4 コストの負担は誰が?
VI 強化されるリサイクル法制度
 1 バブル経済に伴う大量消費がリサイクルへの転換点
 2 進むレジ袋有料化――容器包装リサイクル法
 3 食品廃棄物の削減狙う――食品リサイクル法
 4 薄型テレビなども対象に――家電リサイクル法
 5 汚泥や「困難物」も再利用へ――建築リサイクル法  他
VII 企業・消費者の対応と役割
 1 環境をテコに競争力
 2 成功したフロン対策
 3 ゼロエミッション(廃棄物ゼロ)への挑戦
 4 温暖化対策に決め手なし
 5 環境は強力なブランドに
エピローグ――歴史から学ぶ
参考文献


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