かって「亭主元気で留守が良い」などのコピーが一世を風靡しましたが、社長について、一倉定氏は、以下のように述べています。
「社長の定位置は社長室ではない。
お客様のところである。」
社長学のコンサルタントの一倉 定 氏による『一倉定の経営心得』より、引用します。
「コンサルタント稼業三十数年間、私は沢山の社長さん方にお目に掛かっている。
それらの社長さん方で、定期的にお客様を訪問している人は極めて少ない。
会社に出勤しても、そのほとんどの時間を社内で過ごす。
この人々を、私は、『穴熊社長』と呼んでいる。
穴熊は、穴の出入口から見える外部の景色しか知らない。
まったくの世間知らずである。
世間知らずに正しい経営ができるはずがない。
多くの社長さん方は、自らの定位置を社長室だと思い込んでいる。
時々社内を見回っては、社員の仕事ぶりを見ている。
一生懸命に働いている社長の目から見ると、欠点ばかり目に映る。
これを社長は我慢できない。そして小言を言う。来る日も来る日も、これを繰り返している。
そして、それが社長として最も大切な仕事と思い込んでしまう。
お客様のことなど「遠い他国のことだ」と言わんばかりである。」
(「経営の思いがけないコツ」より)
うちの社長がこれかなと共感しますか。
多少とも思い当たる社長様には、何とか心を入れ替えて貰って、会社は、イノベーション(革新)、自身は、メタモルフォーゼ(変身)がテーマです。
それで、正に会社は、「社長元気で留守がいい」。行き先は、勿論お客様のところ。
会社の人材育成にも、顧客要求をしっかりと自分の眼で把握できるためにもこれがベストポジション!
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- 2006年08月10日
- 経営者等の言葉
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