本日紹介するのは、「富士通・日本発ものづくり研究会」の執筆陣が情報システムを駆使した開発革新ならびに日本型ITの重要性の考え方を基調とする「モノづくり革新」の新しい提案として『モノを作らないものづくり』という考え方にまとめ、その考え方を実践した具体的な事例を、機械・機構系の開発、電子系の開発、組込みソフトの開発の3分野にわたり紹介するといった内容の本です。

本書:「モノを作らないものづくり」です。

本書には、「デジタル開発で時間と品質を稼げ」という副題が付いています。

本書は、著者:富士通・日本発ものづくり研究会 にて、2007年1月に 日科技連出版社より発行されています。

本書の表紙の折り返し部には、『日本発「ものづくり」革新のカギがここにある』という表題で、以下のキーワードが列挙されています。

  • 情報システムを
    駆使した開発革新
  • 製品開発ブロセスの
    本質は”情報の流れ”
  • 日本型ITの重要性
  • 人間同士のコミュニケーションが
    大切だという前提に立ったIT
  • 人材づくりが大切だという
    前提に立ったIT


「急速な技術革新や顧客の多様化、市場のグローバル化の波の中、製品開発プロセスの革新・改革は、日本のものづくりにとって避けては通れない課題である。程度の差こそあれ、電磁たる開発を取り入れることは、もはや必須と言ってよい。そんな中、富士通が実践し、提案ずる「モノを作らないものづくり」とは!?
 メカ(機構)からエレキ(電気)、ソフト(組み込みソフトウェアまで)、現場の第一線で活躍する「富士通・日本発ものづくり研究会」の執筆陣が「ものづくり」革新の全体像を説き明かす。」

本書の「はじめに」で著者らは、本書における「ものづくり」の考えを以下のように述べています。

「もとより私たちは、現場と現物=モノの重要性を軽視するものではありません。モノにこだわってノウハウを蓄積し、その中から新製品や新方式のアイデアを創出するのがエンジニアリングの基本です。新製品を生み出すのはあくまで人間であり、情報システムやデジタル開発はそれを側面支援するものです。
(略)
 そもそもコンピュータにできることは、突き詰めると2つしかありません。決められた手順を、大量に間違いなく、高速に処理すること、ネットワークを通して距離の制約を越えることです。この性質をうまく利用して人間ができる「ものづくり」を支援できるデジタル開発のプロセスを構築することが重要です。
 デジタル開発をうまく取り入れることにより、人間の不得意なところや弱い面をカバーし、安い・品質の良い製品を早く開発できるプロセスの構築が可能になります。さらに、現物やモノ、試作機では絶対にできないことが可能になることも重要です。
(略)
 製造業をみると、メカ設計や電気設計にかかわらず、すべて欧米製の開発ツールをそのまま使っている例があります。
(略)
 私たちは、日本型ITとして人間同士のコミュニケーションを減らすことを目的としたITではなく、人間同士のコミュニケーションが大事と言う前提に立ったITが重要であると考えます。また、担当者がいつ転職していなくなってもよいというITではなく、継続的雇用を視野に入れた人材づくりが大事だという前提のITが重要だと考えます。」

 本書は、2部から構成されていて、第吃堯А崙本発デジタルものづくり」として、電気・精密機器業界のおかれている現状の環境を分析し、日本的な開発手法の強みを生かす「モノをつくらないものづくり」という考え方が提示されます。また第局瑤任蓮◆岾発プロセス変革 実践編」として、「モノをつくらないものづくり」の現場における実践事例として、機械・機構系の事例:「メカニカル設計を中心としたコンカレント開発」、電子系の開発事例:「ものづくりを支える電気設計環境」、組み込みソフトウェアの開発事例:「組込みソフトウェア開発の品質と開発効率改善への取リ組み」などが紹介されています。さらに「ノウハウ活用術と品質の作り込み」、「VDR(バーチャル・デザイン・レビュー)手法」、「製造部門への適用」などが紹介されています。

モノを作らないものづくり―デジタル開発で時間と品質を稼げ
日科技連出版社
富士通・日本発ものづくり研究会(著)
発売日:2007-01
発送時期:通常3~5週間以内に発送
ランキング:201133

なお本書の目次は、以下の内容です。
第1部 日本発デジタルものづくり
第1章 日本のエレクトロス産業は今
 1.1 エレクトロニクス産業概観
 1.2 グローバル市場への対応
 1.3 製品の変化と販売寿命
 1.4 ソフトウェア比重の拡大
 1.5 売り方の変化とライフサイクルコスト管理
 1.6 技術革新とオープン化・モジュール化の進展
 1.7 スマイルカーブとクサシカーブと開発部門の利益意識
第2章 日本の製造業の開発プロセスの特長とITの課題
 2.1 ワークスタイルと開発プロセス
 2.2 摺りあわせ型プロセス
 2.3 ものづくりを支えるITの条件と課題
第3章 日本発デジタル開発の挑戦
 3.1 短期・高品質開発プロセスの革新
 3.2 技術者の意識改革と開発プロセス変革
 3.3 出示達開発と関連部門間の連携
 3.4 デジタルデータが中核となること
 3.5 開発プロセス改革
第2部 開発プロセス変革 実践編
第4章 メカニカル設計を中心としたコンカレント開発
 4.1 分散開発拠点で有用な検証ツール
 4.2 プリント板設計部門との協調設計
 4.3 分散開発拠点間での情報共有
 4.4 環境対応設計の組み込み
 4.5 シミュレーションの組み込み
 4.6 下流部門(製造・保守・環境)の設計情報活用
 4.7 開発プロセスの改善
 4.8 まとめ
第5章 ものづくりを支える電気設計環境
 5.1 電気設計統合CAD環境“EMAGINE”の概要
 5.2 制約ドンブリ設計
 5.3 源流からのDFM/DFT
 5.4 部門/会社間を越えた協業環境の構築
 5.5 計算機ソースの利用
 5.6 その他の特長
 5.7 最後に
第6章 組込みソフトウェア開発の品質と開発効率改善への取リ組み
 6.1 組込みソフトウェア開発改善活動
 6.2 ソースコードの品質改善活動
第7章 ノウハウ活用術と品質の作り込み
 7.1 ITシステムから見た4階層ナレッジ
 7.2 ナレッジ活用の実践例
 7.3 課題管理と標準化推進
 7.4 データ管理フレームワーク
第8章 VDR(バーチャル・デザイン・レビュー)手法
 8.1 VDR導入による効果
 8.2 VDR導入手順
 8.3 VDR手法導入時に犯しやすいミス
 8.4 VDR導入例
第9章 製造部門への適用
 9.1 製造現場の図面と3次元アニメーション
 9.2 作業指導書と3次元アニメーション
 9.3 設計と製造部門の連携とグローバル化


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