ITセキュリティカフェ
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情報セキュリティに関する技術面と法律面のトピックスを取り上げ物語仕立てでその概要について解説しているITセキュリティの入門書を紹介します。
本書:「 ITセキュリティカフェ」です。
本書には、「見習いコンサルの事件簿」との副題が付いています。
本書は、岡田 仁志氏, 高橋 郁夫氏, 島田 秋雄 氏, 須川 賢洋 氏による共著にて、2006年12月に丸善より発行されています。
また本書の帯には、岡村久道弁護士による以下の本書の紹介の言葉があります。
「インターネット生活のあらゆるテーマについて、物語仕立てで法律と技術の両面から同時に語る斬新な形態の書籍です。
主人公「こはと」のネット奮闘記は圧巻です。」
帯の裏面には、以下のキーワードが記載してあります。
「迷惑メール・フィシング・オークション詐欺・
誤入力・スパイウェア・クッキー・Winny・
ウイルス・ボット・Dos攻撃・不正アクセス・
個人情報保護・プライバシー……。
セキュリティに関するエッセンスを満載」
本書の内容は、シチュエーションコメディの形式で、登場人物が毎回、様々な状況(シチュエーション)に遭遇するコメディとしての展開の中で、情報セキュリティに関する法律と技術のトピックスが取り上げられ解説されます。
- 主人公は、ITセキュリティ・コンサルティング会社の入社一年目の「瀬戸こはと」です。
ほかの登場人物は、以下のメンバーです。
- 同じ会社でコンサルティンググループのサブリーダーを務める先輩OLの「内田麻衣子」。
- 情報セキュリティの法律問題について調査・研究し、大学で教鞭をとっている「高橋弁護士」。
- さらにJavaでのセキュリティの第一人者で、ITセキュリティ・コンサルティング会社のCTOの「田嶋CTO」。
物語の展開は、9つの「ACT」と22の「SCENE」から構成されています。
各「ACT」について2つから4つの「SCENE」が設定されています。
各「SCENE」では、ポイントが設定されています。
例えば、「SCENE1」では「まがいものにご注意を」とのタイトルで、ここでのポイントは、「情報セキュリティの基本的な概念である機密性、正確性、可用性という概念を覚えておこう。そして個人情報保護、プライバシーなどとの関係を考えよう」とのポイントが記載されています。
また「SCENE」の最後の箇所にコラム欄が設けてあり、「プライバシーの要件」など18件のコラムが載せされてあります。
物語を読み進めるうちにITセキュリティのエッセンスが理解できるように工夫されています。
内容はとても良い。
ITセキュリティの入門に最適
なお本書の目次は以下の内容です。
ACT1 ITビルのカフェテリアにて
SCENE 1 まがいものにご注意を
SCENE 2 恋愛メール転送事件
SCENE 3 メールは葉書のようなもの
ACT2 映画を見終わっての軽いお食事会にて
SCENE 4 セキュリティウォーズ
SCENE 5 Pecka Boo!-見えているの、見えていないのー
ACT3 会社の会議室について
SCENE 6 沢山のアタック
SCENE 7 ”こはと”コーヒー中毒(本人の誤入力)
SCENE 8 対応はお早めに(サイバー攻撃の踏み台)
ACT4 花火大会にて
SCENE 9 たーまや、かーぎや……って花火だけならたいしたことなかったのに
SCENE 10 003は”こはと”の番号(スパイウェア)
ACT5 ハワイにて
SCENE 11 日焼け止めはわすれずに(インターネットにつなぐときは注意しましょう)
SCENE 12 ”こはと”はビーチでつくられる?(フィッシング)
SCENE 13 ハワイでも日本語放送を
ACT6 情報セキュリティ講演の講師控え室にて
SCENE 14 Winnyは、『大人の雑誌』
SCENE 15 ゲイ人はつらいよ-Winny被害対応
ACT7 越後湯沢セキュリティシンポジウムのナイトセッションにて
SCENE 16 デジタル探偵は素敵?
SCENE 17 迷惑メールの追跡・遮断は24分以内で
ACT8 クリスマスパーティーの準備で
SCENE 18 ”こはと”株で大儲け?(業者の誤入力)
SCENE 19 ソックスの中味には青い箱を?
ACT9 クリスマスパーティにて
SCENE 20 由緒正しいオタク
SCENE 21 ”こはと”オークション詐欺に引っかかる
SCENE 22 女王陛下のライセンス
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