最近の不二家事件などの例を見るまでもなく、日常的な企業活動において、様々なリスクが突然に顕在化し企業の業績ばかりか、存続さえも危うくしかねない問題となっています

 コーポレートガバナンス、コンプライアンス、内部告発、情報セキュリティー等、リスクとそれに伴う危機は絶えず発生してきます。
 
 しかしリスクマネジメントの仕組みを構築し、実践することでこれから起こるかもしれない不確実な出来事のもたらす不幸な結果を低減することが可能になります

 本日は、JISQ2001:2001規格:『リスクマネジメントシステム構築のための指針』をベースに、その必要性と、実際の構築にあたっての実務的なポイントを、図解を多用してやさしく解説している本を紹介します

また本書では、同時に緊急事態対応の実際についても解説しています。

本書:「リスクマネジメントシステム 第2版」です。

本書には、「この一冊ですべてがわかる」との冠が付いています。

本書は、(リスクマネジメントシステム構築のための指針」策定のための規格委員会委員委員でもあった)鈴木敏正氏ならびに(RM(リスクマネジメント)の普及推進に向けて活動している)「RMコンソーシアム21」のメンバーの執筆により、2007年1月に日刊工業新聞社より発行されています。

本書は、2002年1月に発売された好評だった初版の改訂版になります。

本書の表紙の下部に以下のように書かれてあります。

JIS標準規格の指南書

危機に強い組織をつくる

32のポイント」

本書の「第2版発刊に当たって」において、著者は以下のように述べています。

「わが国でも中越地震での工場操業停止の身近な経験を経て、国による事業継続計画策定のためのガイドが作られた。また同じような米国エンロン事件をきっかけに関心の高まった内部統制システムは、わが国のライブドア事件等の経験も経て、会社法の改正、内部統制に関わる日本版SOX法の制定という形で結実した。

 しかしながら、このように、社会の様々な場所でリスクが議論され、対応の必要性が唱えられてきたにも拘らず、不幸な結果をもたらした例を、日々のマスコミ報道に容易に見つけ出せるという状況は相変わらず続いているのは何故だろうか

 もう一度この疑問に答えるべく、第2版の発刊を決心した。

4年前、我々はリスクマネジメントの実施を、リスクマネジメントシステムの日常的運用という形で実現すべく、そこでの必要な機能を具体的に提示したものとしてこの本を書いた。
(略)
この4年間を振り返り、各組織においてこの本が提示したリスクマネジメントの各機能の具備とその実行のための仕組みの必要性を改めて感じている。
(略)
この4年間のリスクマネジメントシステムの方法論の変化、あるいはこれを取り巻く外部環境変化に関わる事項については、見直しを行ったが、その他は基本的に内容、主張を変えていない。」

本書は、T社社長は会社を変える!というプロローグから始まっています。20もの種々の会社のホールディングカンパニーであるS社社長のモノローグに続いて、S社専務にリスクマネジメントの最高責任者を要請したその確認の場面からスタートし、S社専務がその進めかたとしてグループ内のT社で先行してRMシステムを構築し、それをグループのひな形として展開するという流れで設定がされています。

本書は、4章から構成されています。各章の終わりにそれぞれのT社社長は会社を変える場面の幕(1~4幕とプロローグとエピローグ)が設定され、その章と関連して関係者の会話の場面で流れが説明されています。

第1章では「リスクマネジメント(RM)システム」として、RMシステムが誕生してきた背景と、JISQ2001:2001規格:『リスクマネジメントシステム構築のための指針』の概要について解説しています。

第2章では、「RMシステム構築ガイドライン」として、RMシステムで用いられる基本用語の解説ならびにRMシステムを構成する各要素の内容とそのシステムにおける位置づけなどのRMシステム構築の流れが解説されています。

第3章では、「RMシステム構築の実践」として、RMシステム構築を実践する上でのキーとなる『組織のRM状況の簡易把握』から『RMシステム監査』までの詳細な32のステップが説明されています。この中でシステム構築の実務を進める上で役立つと思われるテンプレート類や具体的な実施例などを交えて解説されています。

第4章では、「緊急事態対応の実際」として3章では詳しく言及されなった危害の発生(緊急事態の発生)を想定した際に具体的に実施すべき対策内容について解説しています。

全体的にイラストや図表類が多用され、読者がリスクマネジメントシステムについて理解しやすいように工夫がされています。

この一冊ですべてがわかるリスクマネジメントシステム 第2版
日刊工業新聞社
鈴木 敏正(著)RMコンソーシアム21(著)
発売日:2007-01
発送時期:通常2~3日以内に発送
ランキング:16656

なお本書の目次は、以下の内容です。
第1章 リスクマネジメント(RM)システム
1.リスク、リスクマネジメントそしてRMシステム
2.RMシステム規格(JIS Q2001『リスクマネジメントシステム構築のための指針』)の概説
3.リスクマネジメントに関する規格の国際的動向
第2章 RMシステム構築ガイドライン
1.RMシステムの原則および要素
2.RM方針の表明
3.RM計画
4.リスクマネジメントの実施
5.RMシステムの評価
6.RMシステムの是正・改善策の実施
7.最高経営者のレビュー
8.RMシステムのための体制・仕組み
第3章 RMシステム構築の実践
1.RMシステム規格の利用パターン
2.RMシステムの構築手順
3.RMシステム構築のための組織体制
4.RM方針を定める
5.RM計画を策定する
6.RMプログラムの策定と実施
7.RMシステムを支える仕組みの構築
第4章 緊急事態対応の実際
1.対応策の種類
2.事前対策
3.緊急時対策
4.緊急時対策のポイント
5.復旧対策


(広告)

デポTOP

梱包で記事掲載special(234*60) 

「ISOの本棚」ページのトップへ!


RSS twitter livedoorクリップ Buzzurl Google Bookmarks delicious Yahoo!ブックマークに登録 はてなブックマーク はてなブックマーク
Trackback URL

Add a comment

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価:  顔   星
 
 
 

Google 翻訳
Categories
運営者情報
track word
Profile

discus05

旅行なら
<

簡単検索
全国のホテルをあなた
好みで検索できます。
■日程
チェックイン
チェックアウト

■1部屋あたりのご利用人数
大人
小学校高学年
小学校低学年
幼児
(食事・布団付)
幼児(食事のみ)
幼児(布団のみ)
幼児
(食事・布団不要)

■部屋数 部屋

■宿泊料金の範囲
■地域を選択する
  
QRコード
QRコード
あわせて読みたい
あわせて読みたいブログパーツ
RSS


【このページをRSSリーダーに登録する!】
Googleに追加
My Yahoo!に追加
livedoor Readerに追加
はてなRSSに追加
goo RSSリーダーに追加
Bloglinesに追加
Technoratiに追加
PAIPOREADERに追加
newsgatorに追加
feedpathに追加

track feed ISOの本棚

  • seo