『ビジョナリービジネス』というのは、「明確なビジョンを描けばビジネスは必ず成功する」という作家・作曲家・起業家として有名な著者:マーク・アレンのビジネスにおける成功哲学。
ニューワールド・ライブラリー社を創設し、社長として、また編集者として、同社を資金のないスモールカンパニーから現在の大手出版社にまで育て上げたマーク・アレンが自らの実体験にもとづく成功法則を物語形式で解説している本を紹介します。
本書:「ビジョナリービジネス 明確なビジョンを描けばビジネスは必ず成功する」です。
本書は、MARC.ALLEN(マーク・アレン)の原著:「VISIONARY BUSINESS」(原著初版は、1995年の発行とのこと)を和仁 達也氏の翻訳にて2007年2月に総合法令出版より発行されています。
本書の帯には、以下のことが書かれてあります。
一代で有名企業をつくり上げた
著者が明かす
実践的成功法則
夢の扉を開く12のカギとは?
多くの経営者を成功へと導いてきた伝説の書が今蘇る!
著者は「はじめに」で以下のように述べています。
「この本が多くの人々のビジネスと人生の質に進化をもたらす
ことが私の願いです。そして、それによってこの世の中があら
ゆる面でより良いものになることを願っています。というのも、
ビジョナリービジネスの究極の目的は、心からやりたいことをし
ながら、神が創ったすべての生き物が平和と豊かさのうちに生
きられるように、世の中を変えることだからです」
数名の友人とともに事業を始めたマークがこの物語の主人公です。
さて夢を抱いてスタートした事業ですが、しかし、収入が支出を上回ることはなく、深刻な資金不足に悩まされるということで、時間の大半を資金のやりくりに費やすような状況。
そんな折に、マークは事務所の向かい側のベンチに座る不思議な老人のバーニーと出会います。
そこからマークの人生は大きく切り開かれていくという展開です。
このバーニーが実は、ベンチャーキャピタルのオーナー兼コンサルタントとして、マークの会社へ投資をすると共に、マークのナビゲーターとなって事業成功の12のカギについて次々とアドバイスをしていきます。
ここで語られているベテランのナビゲーターと新進の若手起業家とのパートナーシップによる共同ビジネスのスタイルは、今の、わが国の時代のニーズにもマッチしたベストパートナーシップのように思われます。例えば、団塊の世代と団塊ジュニアが協力してとか。
KEY1の「理想の状態をビジョアル化する」からKEY12の「自分独自のやり方で、ビジョナリービジネス」を創り出す」まで会社組織の成長の段階に対応した物語を通して実践的な成功法則が語られています。
また各KEYのそれぞれの結びのところで、『クイック・レッスン』で各KEYの要点がまとめられています。
ここでは、KEYを象徴する含蓄の深い箴言と起業成功のマインドが凝縮されていると思います。
なお本書の目次は、以下の内容です。
はじめに──ビジョナリービジネスの究極の目的とは
Key1『理想の状態』をビジュアル化する
Key2 スッキリと先の先まで見通せるビジネスプランを描く
Key3 自分にとっての、より高い目的を見つける
Key4 会社の利益を最優先させる
Key5 従業員には気前よく利益を分配する
Key6 ゴールに導かれる経営
Key7 十分に与え、そして与えられる
Key8 その仕事に情熱を持った人を雇う
Key9 直観が発する小さな声を聞き、それを信頼する
Key10 会社の成長段階に合わせて、つきあい方を変える
Key11 お金を儲けたい理由を知る
Key12 自分独自のやり方で、ビジョナリービジネスを創り出す
エピローグ たった一人のビジョンが世の中を変える
〈ビジョナリービジネス 25の実践レッスン〉 ──具体的な計画がビジョンを支える
訳者からのメッセージ──ビジョナリービジネスを実践するために
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- 2007年03月15日
- 起業,新規事業立ち上げ | ビジネス、自己啓発、スキルアップ
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