こちらのブログでも紹介したISO/TS 16949:2002についての分り易い解説書の「よくわかるISO/TS16949自動車セクター規格のすべて」の著者の長谷川武英氏が世界の自動車メーカーのベンチマークとなっているホンダ品質における取組みを、著者が現場で体験したエピソードを交えて紹介、50のヒントにして一段アップしたQMS改善・運用について語っている本を紹介します。

本書:「目からウロコ!ホンダ流企業品質50のヒント」です。

ISO9000 品質マネジメントの原則の実践」との副題がついています。

本書は、著者:長谷川武英氏にて、2007年3月に日刊工業新聞社より発行されています。

なお長谷川武英氏の経歴等は、元自動車工業会・品質システムWG副主査/海外技術部会メンバー。1970年から28年間本田技研工業蠅砲撞蚕兌膣粥現在は、マネジメントシステムコンサルタント、企業研修講師、JAB(日本適合性認定協会)認定審査員(品質・環境)、IRCA QMS主任審査員、PAC国際相互承認のための登録相互評価員、ASQ(米国品質学会)自動車部門正会員等です。

あとがきにその記述がありますが、本書の当初の企画は、「ISO/TS 16949 自動車セクター規格」の実践のやさしい解説書とのコンセプトとのこと。

しかし折からの製品安全問題:トラック車輪の欠陥再発、食品(洋菓子)のずさんな品質管理、ガス湯沸かし器欠陥の他メーカーへの拡大など社会、消費者に与える問題の重要性に鑑みて。

これらの企業不祥事の再発防止及び社会の持続可能な成長のため、規格個々の要求事項以前に、むしろISO9001やISO/TS16949規格の基礎になっている「品質マネジメントの原則」を実践することの重要性を伝えることが大切であると判断し、その内容を執筆の途中で方向転換されたとのことです。

本書では、著者のホンダでの体験をもとに、品質マネジメントの原則を50のヒントとして語っています。

ヒント1の「企業品質とは」から始まり、ヒント50の「源流改善から「源流強化へ」までの中でイラストを交えて分かり易い文書で、現場での品質マネジメントの実践についてやさしく学べる本となっています。

これもあとがきで著者がヒントの事例についてレビューされていますが、以下のように述べています。

品質マネジメントの原則の中でも、8原則の第1にある「顧客志向」、第2の「リーダーシップ」と第3の「人々の参画」という3つの原則に帰属するものが、企業品質の最も重要な要素であることがよくわかります

その意味ではこれら三つの一つでも欠けていれば、いくらISO9001の品質マネジメントシステムの認証取得をしたとしても本質的には意味がないということです。

 そのことは、ISO9001の認証を得た企業が、顧客を無視した企業活動、経営者の不祥事や無関心、社員の力量不足や無関心などにより衰退していく現状がこれを証明しています。」

 本書では、個々の事例は、「ISO9000品質マネジメントの原則」に関連したヒントとして取り上げられていますが、各ヒントに対応して参考となる「ISO9004:2000:品質マネジメントシステム-パフォーマンス改善の指針」およびISO/TS16949:2002「品質マネジメントシステム-自動車生産及び関連サービス部品組織のISO9001:2000適用に関する固有要求事項」を挙げ、その対応を解説しています。

 例えば、ヒント14の「実地テストで確認しろ」では、FMEA(Failure Mode and Effect Analysis:故障モード影響解析)について。

またヒント25の「新製品開発は部門横断アプローチで」では、APQP(Advanced Product Quality Planning:新製品開発の品質計画)に触れて解説しています。

ISO/TS16949:2002規格の要求事項について網羅しているのではなく、断片的に関連を解説しています。

本書と併せてISO/TS16949の対訳本やIATFのガイダンスなどを参照されるのがよいかと思われます。

随所に(有名な「能ある鷹は爪を出せ」、「「過って喜び、売って喜び、造って喜ぶ」、「走りながら考える、転んでどぶに落ちたら這い上がれ」、「成功は99%の失敗の上にできるもの」、「頭を使え、手を使え」)など一部がそのヒントのタイトルにも使われていますが、ホンダ流語録を取り上げています。

hondaiso9000hasegawa .jpg
日刊工業新聞社
長谷川 武英(著)
発売日:2007-03
発送時期:通常24時間以内に発送
ランキング:28924

目次は、省略します。

こちらのブログで紹介していなかった「対訳 ISO/TS16949:2002に対するIATFガイダンス [ポケット版]を紹介します。

このIATFのガイダンスは、自動車分野のセクター規格ISO/TS 16949: 2002 の発行と時を同じくして発行されています。

ISO/TS 16949 の各要求事項に対して必要がある部分について、IATF の公式見解として解説が箇条書きでなされているもので、ISO/TS 16949 の参考文献にもあげられているものです。

こちらガイダンスでは,ISO/TS 16949: 1999 で経験した問題の改善を図り、規格本文に記述された参考例などが、審査の際に要求事項と混同されないよう、今回の規格改正では、参考例は、すべて規格本文から切り離して本ガイダンスに集約されています。

IATFTS16949guidance.jpg
日本規格協会
ISO TS16949自動車セクター規格WG(翻訳)日本自動車工業会(翻訳)自工会=(翻訳)
発売日:2002-10
発送時期:通常24時間以内に発送
ランキング:19249

なおこちらは、IATFガイダンスの目次です。
1. 適用範囲(一般・適用)
2. 引用規格
3. 定義
4.1 一般要求事項
4.2 文書化に関する要求事項
5.1 経営者のコミットメント
5.2 顧客重視
5.3 品質方針
5.4 計画
5.5 責任, 権限及びコミュニケーション
5.6 マネジメントレビュー
6.1 資源の提供
6.2.1 一般
6.3 インフラストラクチャー
6.4 作業環境
7.1 製品実現の計画−参考
7.2.1 製品に関連する要求事項の明確化
7.3 設計・開発
7.4.1 購買プロセス
7.5.1 製造及びサービス提供の管理
7.6 監視機器及び測定機器の管理
8.1 一般
8.2.1 顧客満足
8.3 不適合製品の管理
8.4 データの分析
8.5.1 継続的改善
事前評価ワークシート−サイト審査の前に審査登録機関に提出される情報

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