ダン・ケネディ(Dan S.Kennedy)は、米国のダイレクト・マーケティング界のグルと呼ばれ、ベンチャーから超巨大企業まで約100の企業とコンサルタント契約を結び、セールス、マーケティング、自己啓発を中心に年間10万人以上を対象とする講演をこなし、多数の著作と共に熱烈な支持を得ている。
またそのウェブ・サイト「dankennedy.com」は、月10万を超えるアクセスを誇り、北米を中心とする数千人にニューズレターを配信しているとのこと。
最近、ダン・ケネディの3冊の翻訳本がまとめて出版されています。
その中でも、自分の高額セミナーの受講者向けに書いた本で究極の成功のためのエッセンスを説いている本を紹介します。
本書:「大金持ちをランチに誘え! 」です。(「The Ultimate Success SECRET」)
「世界的グルが教える『大量行動の原則』」との副題が付いています。
本書は、著者:ダン・S・ケネディで、 枝廣 淳子さんの翻訳にて、2007年3月に東洋経済新報社から発行されています。
本書の帯には、以下のように書かれています。
成功者たちのハートを
わしづかみにしてやまぬ
究極の法則
高額セミナー受講者限定。
「選ばれし者」のための書!
本書を手にしているあなたには、
二つの物語が待っています。
ぜひページを開いて確かめてください。
本書の中で著者は、このように読者に質問します。
「この世界に
ほかの何よりも重要な成功の極意、
いわば成功法則が存在していること。
しかも「たった一つだけ」存在している、ということ。
-そんなことがあり得るでしょうか?」
そしてそれを『成功に至る唯一の法則:行動あるのみ』と大胆に断言しています。
タイトルになっている『大金持ちをランチに誘え!』は、著者の講師仲間のジム・ローンの言葉で、最高の人脈を手にするために自ら行動し、自分よりも優秀な人、大金持ち、マスターマインド達から大いに学ぶことが大切と説いています。また成功という3本脚のうち1本は「情報」、2本は、「助言と人脈」、そして3本目は、「決断と行動」とし、「助言と人脈」は、時間をかけて丹念に育て上げることではじめて実際に役立つものになるとしています。
また副題となっている『大量行動の原則』は、解決すべき問題があるのであれば、可能性のある解決策をひとつ実行するのではなく、10も20も一挙にやること。成功の原則は、やれることを全てを同時に行動し実行する『大量行動』だとしています。
また2つの物語というのは、以下のようなこと。
仮に自分に何らかのハンディキャップがあるとして、八方ふさがりの中でもやれることは必ずあるとして、。
「その一」:そのハンディのために自分を牢屋に閉じこめてしまう人の物語。何時でも「たった一つの行動するという成功の鍵を使えば」自らを自らの手で閉じこめてしまった牢屋から脱出し、自由な人間として脱出できるにもかかわらず。(行動しない人)
「その二」:同じハンディがあるにもかかわらず、場合によってはそれがあるために、これ以上ないほどすごいことを成し遂げた人の物語。(行動する人)
「私がかつてマネージャーをしていた営業組織に、目の見えないセールスマンがいた。生まれながらのものではなかったが、十代の後半に失明し、会社では奥さんと一緒に働いていた。熱心で優秀だった。
(略)
私は彼に「どうやって、苦い気持ちや自分を哀れむ気持ちに陥らずにいるんだい?」と尋ねてみたことがある。彼の返事はこうだった。
「視力を失ってすぐの頃に、失明した人たちに何人も会いに行ったんです。話してみてわかったのは、そのことで人生をだめにしてしまっている人がたくさんいる、ということでした。小さな牢屋をつくって、自分を閉じ込めてしまっているんです。ぼくは『自分はこうはならないぞ』と強く誓ったのです。」
さすがに説得力のある言葉が満載で、今すぐモチベーションを上げたい人には、お奨めの一冊です。
なお本書の目次は,以下の内容です。
第1章 がんじがらめの牢獄「あなた自身」から脱出する方法
第2章 自分の人生を生きる「奇跡の公式」
第3章 成功に必要な情報を確実に手に入れる方法
第4章 他人のいいなりにならない方法
第5章 大きく「稼ぐ」ための方法
第6章 不安を克服するための方法
第7章 内なる助言者の声に耳を澄ませ!
第8章 最強の人脈を手にする方法
第9章 あなたの給料を少なくとも二倍にする方法
第10章 売り込みの達人になる方法
第11章 「行動の最大化」こそが最大の成功を生む
第12章 どん底からはい上がって成功を手にする方法
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- 2007年04月13日
- 起業,新規事業立ち上げ | ビジネス、自己啓発、スキルアップ
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