Mark Joyner(マーク・ショイナー)は、出版したe-bookが世界中で1,000,000,000回もダウンロードされたなど数々の伝説を残すインターネット・マーケティングの立役者。
そのマーク・ジョイナーが「どうやったらもっとお客さんが集まるのか?」、「どうやったらもっとモノが売れるのか?」を多少、荒い語り口ながら説いている本を紹介します。(このリンクがMark Joynerのブログのサイトになります。)
本書:「オレなら、3秒で売るね!」です。
本書は、ジョイナーの原著:「THE IRRESISTIBLE OFFER」について、林田レジリ 浩文氏の訳により、2007年5月にフォレスト出版より発行されています。 原題は、断りきれない売り込みといった意味でしょうか。訳者は、「圧倒的なウリ」としています。なお日本語訳では、サブタイトルの方をタイトルに取り上げたようです。
「圧倒的に売れまくる
クールでパワフルなマーケティング」
との副題が付いています。
本書の帯には、以下のように書かれてあります。
「日本では知る人ぞ知る、
米国のカリスマ・マーケッター、
マーク・ショイナー参上!
「売るためのキモ」を押さえれば、
マーケティングこんなにも面白い!
モノを売るのはこんなにも簡単、痛快だ!!
「さあ、読んで見てくれ!」
伝説のカリスマ・マーケッター、
マーク・ショイナーの
痛快ビジネス書、ついに日本登場。
「圧倒的なウリ」と「魔法の公式」を手に入れろ!
使いこなせ!
あなたの”無敵のビジネス”の始まりだ!
西部劇のカーボーイのごとく、アメリカンフットボールの選手のようなスピードとたくましさでショイナー流のマーケティングのキモが語られています。
この本の書評とかを見るとその評価が分かれているようです。しかしながら多くの情報起業家などがこの手法を用いて実績を上げていることからもここで語られている手法は、売ることの本質を押さえていると思われます。
印象に残った箇所を2,3紹介します。
- どんなビジネスでも、申し出をすることから始まる。
ビジネスに共通するキモ、それは、オファー……申し出、提案をする。ってことだ」
(略)
どんなに巧妙に立ち回っても、自分の求めていないものを買わされたお客の後悔や不満を補うことはできない。
だけど「お客が求めているもの」をしっかりと把握し、それをポンっと出すことができれば、1回こっきりじゃなくて、ずーっと付き合えるお客を作ることができるんだ。
お客が求めているものをつかむための4つの大事なポイントがある。
俺が「4つの質問」と呼ぶのがそれだ。
質問その1:『あなたは、何を売りつけようとしているの?』
質問その2:『で、それっていくらなの』
質問その3:『あなた、信用できんの?』
質問その4:『それって私に何の得があんの?』」
- 魔法の公式」は、だれがそれをやっても成功が約束されているほどに、効果がある。
それはすでに財布の紐を緩めてまっているお客に、何度でも売ることを可能にしてくれる。
1.「圧倒的なウリ」を作り上げろ
2.それを「のどのかわいた人」に見せろ
3.おかわり!を売れ」
- 「圧倒的なウリ」こそが、最高の口コミのツールだ。
1.言葉こそ最も効率的で、広まりやすい、そしてスピーディな伝達メカニズム。
2.伝達するための最も強い動機は「ピュアな熱意」。
3.あなたが好もうが好むまいが、口コミは起こり、広まっている。休むことなく。
4.人の口に戸は立てられない。どういう言われ方をするのかを完全にコントロールできないが、それに影響を与えることはできる。





なお本書の目次は、以下内容です。
はじめに
第1章 魔法の窓
第2章 どんなビジネスにも共通のキモ
第3章 4つの質問
第4章 『圧倒的なウリ』とは何だ?
第5章 こんなんじゃ売れねえ!
第6章 『圧倒的なウリ』のレシピ
第7章 これが「魔法の公式」だ!
第8章 ウリを気絶するほど魅力的にする
第9章 あなたのウリを検証
第10章 過去に学ぶ『圧倒的なウリ』
第11章 最強の口コミ戦略!
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- 2007年06月08日
- ネットビジネス | マーケティング
- コメント(1)
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1. Posted by ikadoku 2007年06月22日 13:49
こんにちは。
「オレなら、3秒で売るね!」、読みました。
訳者の努力もあって、勢いを与えてくれますが、ほんと、売ることの本質を押さえていますね。
TBさせていただきます。