これは、編集者自身がその「発刊にあたって」で述べていますが、『HACCP工場の建築・設備について、施主となる食品会社の「HACCPはある程度わかるが、建築・設備的にどうしていくかわからない」という担当者と、「建築・設備についての段取りはわかるが、HACCPについては、よくわからない」という建築設計者・施行担当者がチームを組んで「はじめてのHACCP対応工場」を作っていくこと』を想定して、HACCP工場の建設の初歩、どこから手を着けていくか等についてわかりやすく解説している本を紹介します。

本書:「はじめてのHACCP工場」です。

建設の考え方・進め方」との副題が付いています。

本書は、金澤俊行氏ならびに栗田 守敏氏の編集にて、2007年2月に幸書房より発行されています。

ともにNPO法人HACCP実践研究会の会長ならびに理事長です。

また本書の執筆者は、本間 忠雄氏、海老沢 政之氏、宇井 加美氏、小川 博氏です。

本書の「推薦のことば」で、高野光男先生、横山理雄先生、矢野俊博先生が本書について以下のように述べています。

「提供される食品に私たちが求めるものは「安全性」です。

しかし毎年のように繰り返される食中毒事件は、一般消費者に食品関連業者や行政に不信感をつのらせてきました。

これを受けて2003年に食品安全基本法が制定され、さらに食品衛生法も国、地方自治体、食品関連業者、および消費者が一体となって、食品原料が作られる段階からの食品の安全を確保する体制に変革されました。そこで導入されたのがHACCPシステムです。

 このシステムでは食品の安全性を侵す可能性のある危害の発生を最小限にするために、製造過程の重要管理点(CCP)の記録、管理を中心に行うものです。このシステムは単独で機能するものではなく、その前提となる一般衛生管理プログラムが要求されます。

 ここでは、CCPを中心とした製造条件の整備と衛生確保に重点が置かれますが、HACCPシステムの導入に当たっては製造施設や設備の衛生環境を一定以上のレベル(適正製造条件、GMP)に整える必要があります
(略)
 この本の執筆にはそのような他業種各界の第一線専門家で、しかもHACCPの導入、コンサルティング、運営と教育に長年関わり、貴重な経験を重ねてきた方々が当たっています
(略)
 とくに人、空気と廃棄物までを含めた物の流れの動線計画を中心とした、HACCP対応工場の設計の基本は参考とすべきものです。」

また編集者は、「発刊にあたって」において、以下のように述べて、冒頭に紹介した言葉へと繋げています。

HACCPシステムを効果的に行うには、従業員教育のソフト面のみならず製造室の衛生区域と非衛生区域との区分や動線、衛生機器の設置、掃除のしやすさなど、建築・設備面への要求が大きいものがあります

 こうしたことから、国も平成20年6月まで「食品の製造過程の高度化に関する臨時措置法」、通称「HACCP支援法」を施行し、食品工場の新築・改築に資金的援助を行っています。」

本書は、~爾8つの章と3つの付録から構成されています。衛生的な食品工場を建設するための考え方から手順並びに留意すべきポイントなどについて、設計の段階から想定される製造ラインや、原材料から製品までのワンウェイの動線、空気や人の動き方、衛生区域と非衛生区域の区分図などについて、至る所で写真、モデルとなる工程表、チェックリストなどを用いて、具体的に分かり易く実務的に解説されています。

気任蓮◆屮廛蹈蹇璽亜求められる食品工場のHACCP手法の導入
として、食品安全基本法、HACCPシステムの導入の必要性、メリット、HACCPの前提条件、ISO22000の前提条件プログラム(PRPs)についての概要を解説しています。


兇任蓮◆食品工場のGMPと動線計画
として、HACCP対応工場とはから始まり、作業フローとゾーニングの重要性、さらに物、人、空気の動線計画、とくにGMPに基づくレイアウト(ゾーニング)について解説しています。

靴任蓮◆HACCP対応工場の新設・改善のために予め考えておくこと」
として、法令遵守、会社としてのコンセプト、現状の生産量と将来の理想の中で工場の新設・改善を位置づけておくこと、生産工程の流れの把握、生産設備の配置の決定、製造に必要なスペースと建物の規模、配置、将来計画、予算の計画などについて実務的に解説しています。

犬任蓮◆HACCP対応工場の建屋新築・改築の手順
として、生産設備の基本概要から、原材料の搬入、製品や廃棄物の搬出の流れの決定、ユーティリティの把握、建屋構造と基本構想、階層と階高、各階の床加重の決定、床、内壁、天井、窓、生産作業用設備、排水系統、廃棄物の処理などの個別の要素についての手順と留意すべきポイントについて解説しています。

垢任蓮◆人・物・空気の動線計画に沿った望ましい設備
として、原材料搬入に必要な設備、原材料置場、包装材料搬入経路、人の入室設備、階段・トイレ・衛生設備空調設備、原料下処理室、洗浄室、空調設備、防虫対策、異物混入対策、エレベーター荷役設備、セキュリティ対策などについて人・物・空気の動線計画に沿ってどのような配慮が必要かを写真やイラストを用いて分かり易く解説しています。


困任蓮◆HACCP対応工場の設計・施行に役立つ実務
として、建築業界、エンジニアリング業界、設計事務所の仕組みの説明から始まり、臭気対策、情報と連絡、サイン計画、HACCPエンジニアリングなど47項目のHACCP工場の設計と施工に関する実務のポイントを分かり易く解説しています。

擦任蓮具体的な製造作業室と立ち上げ準備
として、「入荷方法はどうするか」、「秤量小分けはどうするか」から「品質管理の準備」、「作業者教育」などについて具体的に解説しています。

爾任蓮◆バイオロジカルクリーンルーム
として、 「クリーンルーム」、その規格、バイオクリーンルームの4原則、クリーンルームの方式、食品工場への応用、クリーンルームの定番機器類と衛生管理などの内容について詳しく解説しています。

なお付録として、「1.食品の製造過程の管理の高度化に関する基本方針」、「2.HACCP支援法の仕組みの概略」、「3.HACCP対応工場の竣工チェックシート」の資料が添付されています。

はじめてのHACCP工場―建設の考え方・進め方
幸書房
金澤 俊行(編さん)栗田 守敏(編さん)
発売日:2007-02
発送時期:通常24時間以内に発送
ランキング:113030

なお本書の目次は、以下の内容です。
. プロローグ 求められる食品工場のHACCP手法の導入
. 食品工場のGMPと動線計画
. HACCP対応工場の新設・改善のために予め考えておくこと
. HACCP対応工場の建屋新築・改築の手順
. 人・物・空気の動線計画に沿った望ましい設備
. HACCP対応工場の設計・施行に役立つ実務
. 具体的な製造作業室と立ち上げ準備
. バイオロジカルクリーンルーム  
付録
1.食品の製造過程の管理の高度化に関する基本方針
2.HACCP支援法の仕組みの概略
3.HACCP対応工場の竣工チェックシート

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