品質保証を基盤とした信頼性を広く学びたいとのニーズに応える目的で執筆された信頼性の入門書を紹介します

 とくに本書では、製造物責任(PL)やリコール問題という安全性に関する品質保証課題や、重大事故・故障の未然防止のための科学的管理技術の手法などを、信頼性工学の立場から平易に解説しています

読者としては、経営者から管理者・技術者および学生までの幅広い層を対象としています。

本書:「品質保証のための信頼性入門」です。

 本書は、真壁 肇氏、鈴木 和幸氏、ならびに益田 昭彦氏の共著にて、2002年3月に日科技連出版社より発行されています。

本書は、当初「品質保証と信頼性」(日科技連信頼性工学シリーズ第13巻、1984年)の改訂が目的で出版計画がスタートしたが新しい時代の品質保証と信頼性の解説書、教育用テキストとして変更されたものとのこと。

 上記の目的から、本書での説明例として身近な日常生活のテーマが取り上げられ、そして信頼性の基本事項を品質管理の基礎知識だけで理解できるように構成されています。

さらに実務的に解析法なども手順を示して詳細に説明といった工夫がこらされています。

 また、用語についても原則的にJIS Z8151(ディペンダビリティ用語)に従って記載されています。

 本書の表紙の折り返し部には、本書について新しい時代の品質保証と信頼性の解説書、教育用テキストであることに触れた上で、とくに以下のように述べています。

「「信頼性とコストのトレードオフ」、つまりコスト低減のためには信頼性の代償を要するという一般通念に対して、本書では、品質保証の源流段階において適切な対策を講ずることこそが、信頼性を向上させ同時にコストを低減する道であるという考え方に立ち、TQMに立脚した品質保証について論述している。」

本書は、3部(第吃堯А品質保証」(第1章~4章)、第局堯А信頼性入門」(第5章~第7章)、第敬堯А信頼性工学の方法」(第8章~第11章))、11章から構成されています。

第吃瑤任蓮◆品質保証」についてその考え方から信頼性との関連、再発・未然防止の活動など、第局瑤任蓮◆信頼性」についてその基本から、FMEA、FTA、DRなど信頼性管理技術手法までを、また第敬瑤任蓮◆嵜頼性工学の方法」について、信頼性試験と故障解析から保全性管理までを解説しています。また第局堯第敬瑤両呂僚わりには、演習問題が付いています。

さらに図表として末尾に正規分布表、χ2分布表、ガンマ関数表、パーセントランク表、ソーンダイク・芳賀曲線図、ワイブル確立紙が掲載されています。

第1章では、「品質管理(TQM)を基盤とした品質保証
として、品質管理とその基本の解説にはじまり、源流に着目した品質管理、顧客満足(CS)との関わり、品質保証の意義、機能別管理と品質保証、更にはISO9000の認証制度との関係などについて解説しています。


第2章では、「品質管理の発達と品質保証の誕生
として、SQC、TQCからTQMに至る品質管理の発達を総括し、品質保証の誕生と発展についてその動きを整理して解説しています。


第3章では、「品質保証の二つの課題とその体系
として、製造物責任(PL法)とリコール問題との関わりにおいて品質保証の果たすべき役割について説明し、品質保証の全体像について、市場情報収集から商品企画、開発設計、生産準備、生産、販売・アフターサービスの各段階別保証の体系について解説しています。

第4章では、「品質保証における信頼性の課題と再発・未然防止の活動
として、社会に重大な影響を及ぼす事故・故障の再発防止・未然防止という課題とそれに関わる活動について信頼性管理の観点から体系的に整理し、解説しています。


第5章では、「信頼性の基本事項
として、信頼性の生い立ちとその発展過程を述べた上で、信頼性の意味について、信頼度、故障率、故障強度、平均寿命、MTBF、MTTFなどから信頼性の手法について、Aタイプ(FMEAFTADR)、Bタイプ(信頼性試験故障解析)、Cタイプ(MTBF故障率の推定やワイブル分布に基づく寿命データの解析)に区分し、その活用すべき段階と特徴、本書での取扱いの章などの関連を解説しています。

第6章では、「信頼性工学の基礎
として、複雑なシステムの信頼性を評価するために行う信頼性モデルについて信頼性モデルを分析するための基礎となる事項について、冗長系の信頼度、直列系の信頼度、m/n冗長系の3つのモデルを解説し、さらに寿命分布と故障率について、非修理アイテム(生命表による計算、指数分布)、修理系と故障率曲線の各モデルを適用した場合の故障率評価の方法について例題を取り上げ解説しています。

第7章では、「信頼性管理技術の手法−FMEA、FTA、DR
として、FMEAFTADRの各手法について実施手順、活用上の注意事項、実施上の効果などのポイントを解説しています。

第8章では、「信頼性のための工学的手法−信頼性試験故障解析
として、技術の問題点を現場的に究明して信頼性の向上を図ることにつながる管理技術である信頼性試験故障解析についてその関係する手法や代表的な手順などを交えて解説しています。

第9章では、「信頼性の二つのモデル−限界・耐久モデルと寿命分布のモデル
として、ストレスの加わり方に着目する限界・耐久モデル(ストレス−強度モデルなど)と故障率曲線の形状に注目して故障率関数を適用して寿命値の物理的意味を追求する寿命分布のモデルを取り上げ解説しています。


第10章では、「寿命データ解析
として、信頼性向上の基礎として利用できる寿命データの解析手法について、指数分布、ワイブル分布の各事例を基に解説しています。

第11章では、「保全性管理
として、航空機や医療システムなどの複雑なシステムで発生する不具合事象において、品質の是非は、設備機能の良否に依存することが大きいとし、設備を企画する段階からの合理的な設備保存が必要として保全性管理について解説しています。

品質保証のための信頼性入門
日科技連出版社
真壁 肇(著)益田 昭彦(著)鈴木 和幸(著)
発売日:2002-03
発送時期:通常24時間以内に発送
ランキング:237658

なお本書の目次は、以下の内容です。
第吃 品質保証
第1章 品質管理(TQM)を基盤とした品質保証
第2章 品質管理の発達と品質保証の誕生
第3章 品質保証の二つの課題とその体系
第4章 品質保証における信頼性の課題と再発・未然防止の活動
第局 信頼性入門
第5章 信頼性の基本事項
第6章 信頼性工学の基礎
第7章 信頼性管理技術の手法−FMEA、FTA、DR
第敬 信頼性工学の方法
第8章 信頼性のための工学的手法−信頼性試験と故障解析
第9章 信頼性の二つのモデル−限界・耐久モデルと寿命分布のモデル
第10章 寿命データ解析
第11章 保全性管理
付録

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