本当に役立つISO
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もとは、ISOマネジメントシステム(特にISO9001ならびにISO14001)に色々の目的と思いを込めて着手し、推進してきたISOマネジメントシステムのはずだが、現在は、どのような位置づけになっているか?
ISO認証を通行手形のようなものとして割り切って認証取得したが、コンサルタントに言われるがまま作成したシステムが組織の実態から解離している部分も目立ちはじめ、重厚で重荷になっていると感じつつ惰性で継続しているようなケース。等々……。
「ISOを導入したが少しも役立たない」との悩みも良く耳にします。
本日は、このように本来のISOに期待した目的を見失い仕事の邪魔になるような状況へと陥ってしまったISOを、確かな経営ツールとして活用するために、どのような点に着目し、何を実施すべきかを明確に解説している本を紹介します。
本書:「本当に役立つISO」です。
本書は、著者:萩原 睦幸氏にて、2004年3月に日経BP社より発行されています。
本書の帯には、本書のテーマを集約して以下のように書かれてあります。
「現状に満足ですか?
ジャマなISOから→役立つISOへ」
本書の「はしがき」で「ISOを導入したが少しも役立たない」との事態となっているのは、企業側、審査側、さらにコンサルタントなどに種々の問題があるとし、それらを総括し、とくにISOについての運用−改善−運用−改善のサイクルを繰り返す地道な努力が必要とした上で、ISO要求事項の意図するところをしっかりと理解することから始めるべきで、ISO要求事項でいう、「顧客満足」と「継続的改善」を最重要視し、その観点から全体のマネジメントシステムを検証することを心がけるべきと述べています。
本書は、5つの章から構成されています。また巻末に現状の組織のISOマネジメントシステム(ISO9001、ISO14001)の成熟度を評価する「マネジメントシステムチェックリスト」が添付されています。
第1章では、「ISOは役立たない」
として、筆者での事務所での相談などの中から「経営者の相談事」などに見られるISOの現状の問題点が12の観点から取り上げられ問題提起されています。
第2章では、「役に立つマネジメントシステムの構築とは」
として、「品質保証から経営のツールへ」などISO9001に基づく役立つQMSの構築ならびに「紙、ごみ、電気から次のステップへ」などISO14001に基づく役立つEMSの構築について30の観点から解説しています。
第3章では、「効果的なマネジメントシステムの運用・改善」
として、「維持コストは最小に」、「ペーパーレス化の効用 」をはじめ、QMSならびにEMSを構築・運用後の効果的なQMSならびにEMSの運用・改善の取組について16のポイントを取り上げ、解説しています。
第4章では、「ISO審査に求められるもの」
として、「審査リーダーの役割」など審査における問題点とその解決策について、8つのポイントについて解説しています。
第5章では、「これからのISO」
として、「客観的に証明する時代」から「電子納品とISO」までこれからの時代のISOの将来像など7つのポイントを解説しています。
なお本書の目次は、以下の内容です。
第1章 ISOは役立たない
第2章 役に立つマネジメントシステムの構築とは
第3章 効果的なマネジメントシステムの運用・改善
第4章 ISO審査に求められるもの
第5章 これからのISO
付録 マネジメントシステムチェックリスト
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