ISO22000構築・運用マニュアル
スポンサードリンク
ISO22000:2005に関わるFSMS(食品安全マネジメントシステム)の認証取得の取組について、社内のFSMSの仕組みの構築を通して、自社の食の安全性を高い水準に維持し、またその成果を対外的にアピールしたいとのニーズを備えている組織が急増しているように思われます。
これは、食品業界で発生した不祥事が社会問題として注目されていることを背景に、食品安全に対する消費者の目が厳しくなっていることが大きく影響しています。
すでに流通からの仕入れ先に対する要求の中にISO22000の認証取得の話題も出ているようです。
しかし、流通からそのような要求されている中小企業等にとって、現実的には、ISO22000の認証取得に向けてどこから手をつけたらよいかが、分かり難いもの。
そのような目的に対して、ISO22000構築ならびに運用について実際的な取組は、どのような手順で進めたらよいかをそのための基礎知識の説明も交えて「現場目線」で解説している本を紹介します。
とくにシステムを構築する際の問題や注意点、社員への周知などの実務的な方法も具体的に解説し、ISO22000のシステム構築のための8ステップの取組、とくにその実際的な取組について6ステップで解説しています。
本書:「8ステップで効率的に進めるISO22000構築・運用マニュアル」です。
「From Farm to Table」との言葉が表紙の写真の中央部でに強調されています。これは、ISO22000:2005規格がこのような一次生産者から最終消費者までのフードチェーン全体の組織を対象とした位置づけの規格としての範囲に関わっています。
本書は、ISOコンサルタントの著者:三村 聡氏にて、2007年9月に日刊工業新聞社より発行されています。
本書は、序章に続いてのステップ1から8までの各章の展開を通して、ISO22000を取得するための基礎知識からシステムの構築、運用までを解説する展開になっています。
ステップ1では、「基本―キックオフに向けて」、ステップ2では、「準備―構築の体制づくり」として、ISO22000に関する基本事項が解説されています。キックオフに向けての「適用範囲」の設定、「食品安全方針」の作成、「食品安全チーム」の編成から組織での責任・権限、基礎的な教育などの基本が解説され、内部、外部の各コミュニケーションの仕組みの構築ならびに「文書・記録の管理」などの位置づけといった準備事項について解説しています。
ステップ3からステップ8までが実際的なISO22000のシステム構築・運用の手順の解説部になります。規格の構成の順ではなく、筆者の経験上から推奨されるシステム構築の流れに沿って記載されています。
ステップ3では「抽出―現状を見直す」
として、既存の取組をうまく、FSMSの中に自然に組み入れることが大切とし、製品規格書や原材料規格書の見直しからフローダイアグラムの策定の手順とその際の留意事項、ハザードの洗い出し、ハザードリストの作成、許容水準の決定の手順などを実務的な観点から解説しています。
ステップ4では、「評価―食品ハザードを防ぐために」
として、ハザード評価、管理手段の選択、HACCPプランとOPRP(オペレーションPRP)の留意点、システム全体を見てのCCPの設定などの手順とその方法について実務的に解説しています。
ステップ5では、「計画―具体的対策へ」
として、ISO22000システムを運用するためのプログラムの作成。とくに衛生管理の基本となる「前提条件プログラム」、「オペレーションPRP」、「HACCPプラン」などの具体的な管理プログラムの作成、ならびにそのプログラムの検証計画などのFSMSの中核となる取組について実務的に解説しています。
ステップ6では、「実施―適正な運用が行われているか」
として、「教育訓練」についての実施の要領、不適合製品の管理に関わる手順、さらに回収の手順、是正処置の手順などについてその考え方から手順のポイントと留意事項などについて実務的に解説しています。
ステップ7では、「監視―工程図どおりに運用されているか」
として、「モニタリング」、「内部監査」、「検証活動」などのFSMSにおける監視活動について特に留意すべきポイントを中心にその手順を解説しています。
ステップ8では、「更新―システムをよりよく機能させるために」
として、FSMSの継続的改善を果たす取組について、その考え方、「マネジメントレビュー」、「食品安全マネジメントシステムの更新」の要点とその取組の手順について実務的に解説しています。
FSMSの全体像についてシステム構築の観点からの重点化したポイントとその具体的な取組手順が分かり易く解説されていて、ISO22000のシステム構築・運用のお奨めの入門書と思います。
なお本書の目次は、以下の内容です。
序章 ISO22000に取り組むために
ステップ1 基本―キックオフに向けて
ステップ2 準備―構築の体制づくり
ステップ3 抽出―現状を見直す
ステップ4 評価―食品ハザードを防ぐために
ステップ5 計画―具体的対策へ
ステップ6 実施―適正な運用が行われているか
ステップ7 監視―工程図どおりに運用されているか
ステップ8 更新―システムをよりよく機能させるために
(広告)
お探しの本や情報がございませんでしたらこちらで検索して下さい!
スポンサードリンク






