環境問題はなぜウソがまかり通るのか2

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環境問題はなぜウソがまかり通るのか2

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 「環境問題はなぜウソがまかり通るのか」の前著は、25万部売れたとのこと。


前著は、こちらのブログでも紹介しましたが、人気のテレビ番組:「たかじんのそこまで言って委員会」の影響もあって注目を集め、環境問題について、単に報道されている情報をそのまま信じるということでなく、科学的なデータに基づく視点の重要性について警鐘を与えたインパクトのある内容でした


本日紹介するのは、その続編。


 著者によると今回の続編の執筆に至った背景は、昨今の「地球温暖化」に関する情報について客観的で正確でない情報が伝えられていないのではと感じたためとのこと。


 本書では、地球温暖化に関わる京都議定書の持つ政治性な背景からはじまり、また筆者が得意とするリサイクル問題についての前著で寄せられた意見などへの反論、環境行政を司る環境省の内実、さらに危機をあおりがちなメディア・バイアスの問題などをテーマにして、「エコ常識のウソ」について環境問題の本質を捉えるための視点を論じています。


本書:「環境問題はなぜウソがまかり通るのか2」です。


「The Lie of an Environmental Problem2」(環境問題の嘘2)との英文のタイトルが付いています。


本書は、著者:武田邦彦先生にて、2007年9月に洋泉社よりYosensha Paperbacks (029)としてペーパーバックにて発行されています。


本書の表紙にも結構センセーショナルでアジテートするような以下の言葉が記載されています。



・京都議定書は、「現代の不平等条約」だ!


・二酸化炭素を削減しているのは日本だけ?


・バイオ燃料は誰にとって好都合な燃料か?


・レジ袋削減とエコバッグ推奨運動は大間違い!


・リサイクルは「資源のムダ使い」「利権の温床」だ!


ますます膨らむ「環境バブル」「エコの空騒ぎ」に
「NO」を突きつける
!!



また本書の帯にも以下のように書かれています。


「前著の反論にも完全回答!


また目からウロコ!


まだまだこんなにある「エコ常識のウソ」」



本書は、前著よりもボリュームがアップしています。上に紹介した表紙の表裏ならびに帯の部分の言葉はかなり刺激的ですが、科学者として、「エコ常識の嘘について客観的なデータに基づき問題提起する」という基本スタンスに立っています。


本書は、「環境政策を疑え」とするintroductionにはじまり、5つの章から構成されています。


第1章では、「地球温暖化環境問題ではなく政治問題だ----二酸化炭素を削減しているのは日本だけ? 」
として、京都議定書に絡む政治的駆け引きの問題。「地球温暖化」にまつわる報道の適切でない点。「京都議定書」を遵守することの意味などの内容について地球温暖化が政治問題として利用される懸念について論じています。


第2章では、「バイオ燃料が世界の格差を拡大させる----バイオ燃料は誰にとって都合のいい燃料か? 」
として、バイオ燃料についても政策的な面からの背景について解説し、バイオ燃料自体が地球に優しい燃料かとし、バイオ燃焼は、必ずしも、燃焼させても二酸化炭素が増えない:「カーボンニュートラル」とは言い難いのではないかと問題提起しています。さらにバイオエタノールは、食糧が不足している発展途上国の人々を追い詰める決して「環境にいい」政策とは言えないのではとしています。とくに海外の政治的な戦略に対する我が国が取るべき選択肢について提示しています。


第3章では、「意味のないリサイクルを早く止めないか----みんな気付きはじめたリサイクルのムダ 」
として、リサイクルに関わる観念的な思いこみのようなものを排除し、リサイクルに関するムダを今一度、冷静に科学的に見直してみる必要性を説いています。


第4章では、「環境問題はどうして正しく伝わらないのか----環境省、専門家、メディアの抱える病理」
として、省庁間の縦割り行政ため横断的な環境問題の取組が進みにくいこと。専門家の「競争的研究資金」による縛りの問題。どうして事実と違う報道がされていますのかの背景。などの課題に切り込んでいます。


第5章 「〈対談〉武田邦彦×池田清彦 環境問題のここがヘン!----環境政策を疑い、監視せよ」
として、『環境問題のウソ』の著者との環境政策について科学的な観点から監視することの必要性について各種論点から対談をしています。本書の各章の論点のレビューするような内容になっています。


環境問題はなぜウソがまかり通るのか2 (Yosensha Paperbacks (029))
洋泉社
武田邦彦(著)
発売日:2007-09-12
発送時期:通常24時間以内に発送
ランキング:88
おすすめ度:4.5
おすすめ度3 温暖化問題の記述には「?」 
おすすめ度4 環境問題に対する分析と評価は的確なのだが
おすすめ度5 確かに、前作より充実
おすすめ度5 クールビズ? レジ袋の廃止? それは本当に環境のためか
おすすめ度5 金の動くところに利権がある,まさに政治問題


なお本書の目次は、以下の内容です。
第1章 地球温暖化は環境問題ではなく政治問題だ
第2章 バイオ燃料が世界の格差を拡大させる
第3章 意味のないリサイクルを早くやめないか
第4章 環境問題はどうして正しく伝わらないのか
第5章 対談 武田邦彦×池田清彦 環境問題のここがヘン!





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