図解Q&A ISO/TS16949規格のここがわからない
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ISO/TS16949:2002の認証を取得する企業が我が国でも増加する傾向にあるようです。
自動車産業向けの品質マネジメントシステムの国際セクター規格であるISO/TS16949:2002規格(以降TS2と略)規格は、コアツール(APQP、PPAP、FMEA、SPC、MSAなどを含む顧客レファレンスマニュアルへの対応)や顧客固有の要求事項への対応などの自動車業界独自の内容を含みその推進には、独自の力量が必要となります。
規格序文の0.5:「このTSの到達目標」においても、サプライチェーンにおける欠陥予防やバラツキ及びムダの低減などのパフォーマンスの継続的改善が挙げられているように自動車業界だけでなく、製造業にとっても活用できる規格となっています。
しかしながら一般にTS2は、規格要求事項の中身も複雑でその意味が分かり難いといわれています。
確かにTS2に対するIATFのガイダンスなどもそっけないくらいにシンプルな構成となっており、またこれまでに発行されているTS2の解説書もIAOBのシビアな著作権対応への観点もあるかと思われますが、少し分かり難い構成となっているものが多いように思われます。
本日は、このようなTS2規格の分かり易い解説書としてのニーズに応え、ISO/TS16949:2002(TS2)規格について、TS2規格の章構成に認証制度を加えた構成に沿って77問のQ&A並びに10問のワンポイントのQ&Aにより分かり易く解説している本を紹介します。
本書:「図解Q&A ISO/TS16949規格のここがわからない」です。
本書は、著者: 岩波 好夫氏にて、2007年10月に日科技連出版社 より発行されています。
本書の帯には、以下のように書かれてあります。
Q&A形式のわかりやすい図解で、
自動車産業品質マネジメントシステムの
国際規格ISO/TS16949の
「わからない」ところがわかる。
図解ISO/TS 16949シリーズの決定版!
本書の77問の対象は、TS2の序章:「序文」から第8章:「測定・分析・改善」までに加えて、第9章は、「ISO/TS 16949 認証制度」となっています。
そこで、『Q1:ISO/TS16949のねらいはなにか?』~『Q77 第2段階審査では夜勤に関する審査も行われるのか?』がQ&A形式で解説されています。
ハッチングされボックスに入った質問事項(Q)に対して、原則、見開きの2ページでその回答文(A)が掲載され、次いでその重要点がポイントとして箇条書きなどでまとめられ、さらに関連の図表で補足するといった構成になっています。
TS2規格では、規格要求事項につて4ケタ項番号が付与されていますが、本書では、原則として2桁項番で、一部8.2項については、3桁項番として取り上げられています。
また10問(『コアツールは要求事項か』など)のワンポイントのQ&Aでは、1ページで全てが収まる内容となっています。
TS2規格に関係する用語についても、巻末に付録として添付されています。単にその定義をそのまま説明するということでなく、16ページにわたって分かり易く解説された内容が添付されています。
本書は、ISO/TS 16949:2002の認証取得を考えておられる組織の方々は、勿論、製造業の組織でISO9001の範囲から更に踏み込んで品質に関わるパフォーマンスを向上させたいと考えておられる組織の方々までを対象にして、TS2規格の分かり難いとされる箇所をかみ砕いて明快に解説しており、お奨めの一冊と思います。
なお本書の目次は、以下の内容です。
序章 序文
第1章 適用範囲
第2章 引用規格
第3章 定義
第4章 品質マネジメントシステム
第5章 経営者の責任
第6章 資源の運用管理
第7章 製品実現
第8章 測定・分析・改善
第9章 ISO/TS16949認証制度
付録 用語の解説
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