図解雑学 内部統制
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金融商品取引法(いわゆる日本版JSOX法)に基づく内部統制報告制度が2008年4月から適用され、2009年度の決算から内部統制報告書の提出が義務づけられます。
これに対応した内部統制構築の進捗において専門人材の不足などに伴う企業間の温度差があると聞きます。ISO関係者の当該分野での更なる活用も言われています。
本日は、これからスタートしても遅くないとして、会社法と金融商品取引法で求められる内部統制に関する基礎知識について、イラストや図表を交えてわかりやすく解説している本を紹介します。
本書:「図解雑学 内部統制」です。
本書は、弁護士でもある浜辺 陽一郎先生の監修にて、2007年10月にナツメ社より発行されています。
本書の裏表紙の概要紹介にもありますが、本書のエッセンスは、以下のような内容です。企業の不祥事報道について、大企業のみならず中小企業でも社会問題発展する事例もあること。企業に求められる「内部統制」について、経営者の中には、そのメリットが理解できなかったり、内部統制の実施に伴うコストに納得できなかったりする人がいる。しかし、それは、誤解で、財務報告の信頼性を確保する重要性と、リスクマネジメントが現代の企業では、不可欠のもの。また内部統制は、より安定した組織を構築するためのツールでもあることを強調しています。
本書は、7章から構成されています。
各章の最初には、その章の解説の概要が要約され、その章の解説されるキーワード一覧が掲載されています。
見開きの2ページでキーワードとなる項目のタイトルに続き、左側のページでは、その解説文が、また右側のページでは、よりその項目についての分かり易い理解のための関連するイラストなどの図表が掲載されるという基本の構成になっています。
更に各章の終わりには、コラム欄が設けられ、「内部統制のマニュアルはわかりやすく」といったトピックスのテーマが取り上げられ解説されています。
第1章では、「内部統制の基本」
として、「内部統制とは何か?」といった内部統制の定義に始まり、その仕組み構築、チェックの仕組みなど内部統制の基本が解説されています。
第2章では、「内部統制はなぜ導入されたのか」
として、日本で内部統制制度は導入された背景について、アメリカの企業改革法(SOX法)の経緯から、大和銀行株主代表訴訟事件など裁判所における内部統制に関わる判断例が解説されています。
第3章では、「会社法上の内部統制」
として、企業の基本的なルールを定めている会社法について、会社法において求められる内部統制について解説しています。
第4章では、「金融商品取引法上の内部統制」
として、上場企業を対象とした内部統制報告制度についての金融証券取引法での規定について解説し、とくに金融証券取引法上の内部統制の仕組み、そして確認書の制度、違反者に対する罰則規定などを解説しています。
第5章では、「内部統制の基本的枠組み(基準・実施基準1)」
として、上場企業を対象とした内部統制報告制度における評価、報告、監査の手順を示す「財務報告に係る内部統制の評価及び監査の基準」と「財務報告に係る内部統制の評価及び監査に対する実施基準」の内容について解説しています。
第6章では、「財務報告に係る内部統制の評価及び報告(基準・実施基準2)」
として、財務報告に係る内部統制の有効性の経営者による評価及び報告についての手順について、評価から報告までの流れを追って順にその詳細を解説しています。
第7章では、「財務報告に係る内部統制の監査(基準・実施基準3)」
として、監査人による内部統制の監査についての手順ならびに監査の際のチェックポイントについての概要解説から、とくに内部統制監査の目的、その具体的な手順、内部監査報告書で監査人が表明すべき意見等について解説しています。
なお本書の目次は、以下の内容です。
第1章 内部統制の基本
第2章 内部統制はなぜ導入されたのか
第3章 会社法上の内部統制
第4章 金融商品取引法上の内部統制
第5章 内部統制の基本的枠組み(基準・実施基準?)
第6章 財務報告に係る内部統制のひょか及び報告(基準・実施基準?)
第7章 財務報告に係る内部統制の監査(基準・実施基準?)
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