世界No1のカリスマコーチのアンソニー・ロビンスによるベストセラー『一瞬で自分を変える法』(「ISOの本棚」ブログでも紹介)に続く、「夢・実現」へのさらにパワアップしたアクションガイド編を紹介します。
前著では、個人の未開発のままになっている能力をいかにして引き出すかをテーマにアンソニー・ロビンズが、コーチングやNLP理論などをもとに能力開発の具体的方法を集大成したもので、発売と同時に大反響を呼び、世界で1000万部を突破するベストセラーとなりましたが、本書は、さらにそれを発展させて、その夢の実現をどのようなステップで実践していくかといった具体的な方法を説いています。
本書:「一瞬で「自分の夢」を実現する法」です。
本書は、アンソニー・ロビンス(Anthony Robbins)の原著:「Awaken the Giant Within-Wake Up and Take Cotrol of Your Life!」1991年刊)を本田 健氏による翻訳にて、2007年11月に三笠書房 より発行されています。
原題は、自分の(中に眠っている)巨人を目覚めさせるというようなもので、自分の中の巨人(自分の中の無限の可能性)を目覚めさせて、アラジンの魔法のランプの物語のように、自分の夢・願いを実現し、成功するというような趣旨で、アラジンの魔法のランプでは、願いが叶えられるのは三つだけだが、本書で学んだ方法を実践すれば、いくらでもその願いが実現できるようになるというものです。
訳者のあとがきによると原著は、本書の4倍ほど大部のものであるため今回の翻訳は、その抄訳版とのことです。
本書の帯には、訳者の言葉以下のように書かれてあります。
「運命の自分」に
出会うことで
人生は劇的に
変化する!
世界中の成功者が
この本で奇跡を
体験した!
世界中で1,300万部突破!
印象に残った箇所を2,3紹介します。
「人生を根底から大変革させる力」とは、『決断する力』である。人生で起こることは喜びも悲しみも全て自らの決断に端を発している。決断した瞬間にあなたの運命が決まる。運命を決定づけるのは「周りの環境」ではなく、「各自の決断」。 単に「こんな人生を送りたい」と思うのではなく、「何をしてどんな人生を送る」と自分に誓うことが大切。「思う」のと「誓う」のでは、決定的な違いがある。
なぜ「変わりたいのに、変われない」のか、その理由は、『原因』には手をつけず、『結果』ばかりを見て対症療法をしているから。「苦痛と快感の原則」を理解して上手に使う。人間の行動は、知的な計算ではなく、苦痛を快楽という「本能」によって決まる。人間は、快楽を得ることよりも苦痛を避けることを最重要視するもの。成功するために重要なことは、一時の苦痛を乗り越え、長期的な喜びを手にすること。達成するだけの価値がある目的は、一時的な苦痛を克服しないと実現できない場合が多い。
自分を変える3つの信念
1.「絶対に変わらなければならない」
2.「自分の力で変えなければならない」
3.「自分は変わることができる」
苦もなく「手を切りたい行動とおさらばする六つのステップ(一部紹介)
1. 行動の目標を決める
2. 変化を起こす「最大のレバレッジ・ポイント」を見つける
3. 結果を変えたいなら、「やり方」を変える
ほか
普段使っている言葉(自分の気持ちを表現するために使っている言葉)を変えるだけで、たちどころに考え方、感じ方、生き方を変えることができる。自分の人生を変え、運命を切り拓いていきたいのなら,意識的に言葉を選び、選ぶ基準を絶えず高めていくことが大切。言葉以上にメタファー(一方を思い浮かべると、もう一方が自然と連想される関係にあるもの)は、より洗練されたシンボルで自己改造の決め手となる。
本書の中には、自分の中の眠っていたものを自覚し、目覚めさえ、変身できるトリガーとなるヒントや考え方が満載されており、やる気がでるサプリメントのようなお奨めの一冊です。
成功の秘訣
嘘のような本当の本
なお本書の目次は、以下の内容です。
訳者のことば……自分の中の「無限の可能性」を一瞬で引き出す本
1 あなたは今日、最強の「レバレッジ(梃子)」を手にする!
2 運命を動かす「決断の法則」
3「快感」が命じるところに手をつける
4 自分を元気にする「確信」のカラクリ
5 なぜ、問題が「たちどころに解決してしまう」のか
6 人生を自在に操る「神経連想」の法
7「黄金の答え」を引き出す質問のテクニック
8 運命が好転する「変身ボキャブラリー」
9 自己改造の決め手となる「メタファー」の力
10 熱く生きるための「10の感情」の力
11 人間を大きくする「想像」力
12 「奇跡の十日間」メンタル・チャレンジ
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- 2007年11月22日
- ビジネス、自己啓発、スキルアップ
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