これだけは知っておきたい内部統制の考え方と実務 (評価・監査編)
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内部統制における評価と監査について、企業会計審議会・内部統制部会長の八田 進二先生が徹底解説している本を紹介します。
本書の帯にも書かれていますが、内部統制報告制度について、例えば、以下のような説明が多く蔓延しているがその全てが「誤解」に基づくものとして、本書でその誤解を解き、適切な対策を講じる必要があるとしています。
内部統制報告制度では、
- 全ての業務プロセスが評価対象となる
- 経営者以外の者が内部統制の構築・評価を代行できる
- 先行するアメリカ並にコストがかかる
- 文書化する際には、標準的な書式に従う
- 事業活動にかかわる全てのリスクを洗い出す必要がある
- 監査人は、経営者の評価とは別にチェックする
- 経営トップの不正を防げない
内部統制についてのよくある誤解を解消しながら、内部統制の評価においては、何をどのように評価するのかまた監査についてもこれまでの監査とどう違うのかなど内部統制報告制度の根底にある考え方と実務のポイントについて分かり易く解説しています。
本書:「これだけは知っておきたい内部統制の考え方と実務 (評価・監査編) 」です。
本書は、著者:八田 進二 先生(現在:青山学院大学大学院会計プロフェッション研究科教授。また、日本監査研究学会会長、金融庁企業会計審議会委員(内部統制部会部会長)、国連内のガバナンス改革運営委員会委員、NHKコンプライアンス委員会委員長、独立行政法人経済産業研究所監事、エーザイ(株)取締役(監査委員長)ほか)にて、2007年11月に日本経済新聞出版社より発行されています。
本書は、2006年3月刊の内部統制の解説書の前著:『これだけは知っておきたい内部統制の考え方と実務』(日本経済新聞出版社)姉妹編になります。
本書の帯には、以下のように書かれています。
よくある誤解をスバリ指摘!
何をどこまで評価するのか、これまでの監査とどう違うのか-----
制度の根底になる考え方と実務のツボ、
誤解しやすい7つのポイントを
企業会計審議会・内部統制会長が徹底解説!
本書は、3部から構成されています。また巻末資料として「財務報告に係る内部統制の評価及び監査に関する実施基準の設定について(意見書)」(企業会計審議会内部統制部会、平成19年2月15日)から「財務報告に係る内部統制の評価及び実施基準」が収録されています。この巻末資料は、最終ページから戻る構成になっています。
I部では、「内部統制 7つの誤解」
として、冒頭に紹介した誤解について、「1.何のための内部統制か---目的に対する誤解」から「7.トップの不正は防げるか---限界に対する誤解」まで内部統制報告制度の良くある誤解を解消しながら根底の考え方を解説し、金融機関、未上場会社、公的機関に求められる内部統制について、経営主体視点からの前向きな内部統制対応が今後、求められるとしています。
II部では、「何をどのように評価するのか」
として、内部統制システムの構築段階に準備しておくべき留意点などを解説した上で、内部統制の評価の流れ(?全社的な内部統制の評価、?決算・財務報告にかかる業務プロセスの内部統制の評価、?そのほかの業務プロセスにかかる内部統制の評価)に関して、一連の評価に関わる詳細な手順から内部統制報告書の書き方を重点とした内部統制報告までの方法を解説しています。
III部では、「これまでの監査とどう違うのか」
として、監査人は、?結果だけでなくプロセスも監査する。?経営者による評価を検討する。?一体的に監査する。などの従来の監査との違いを解説した上で、監査の流れと報告までの手順を解説し、さらに内部統制報告制度の根幹のガバナンスに関わるモニタリング機能について、経営者、取締役会、監査役(監査委員会)、内部監査人において求められる役割と責任について解説しています。
本書は、経営者をはじめとした企業関係者から監査の関係者は勿論、内部統制に関心を持つビジネスパースンは、是非、読んでおきたい本と思います。
なお本書の目次は、以下の内容です。
I 内部統制 7つの誤解
1 何のための内部統制か――目的に対する誤解
2 だれのための内部統制か――主体に対する誤解
3 評価範囲の絞り込みの採用――コストがかかるという誤解
4 リスク・アプローチに対する誤解
5 手段と目的の混乱――文書化に対する誤解
6 一体監査の採用――監査に対する誤解
7 トップの不正は防げるか――限界に対する誤解
8 金融機関、未上場会社、公的機関に求められる内部統制
II 何をどのように評価するのか
1 評価をおこなう前にしておくべきこと
2 全社的な内部統制の評価
3 評価範囲の決定
4 業務プロセスにかかる内部統制の評価
5 財務報告にかかる内部統制の報告
III これまでの監査とどう違うのか
1 監査人は何をするのか
2 どのようにして検証されるのか
3 モニタリングは機能しているか
巻末資料
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