経営に活かすISO9001
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中小企業診断士として、中小企業の経営改善や製造業の作業改善、品質管理指導などの活動を多年にわたり行ってきた著者が、中堅・中小製造業で既にISO9001の認証を取得している企業及びこれから認証取得を目指す企業の経営者・従業員を対象読者と想定し、『中堅・中小製造業が生き永らえるための有効な手段の一つは、ISOを認証取得し、その運用を有効にすること』と説いている本を紹介します。
そのためには、ISO9001の規格要求事項を良く理解することが必要』とISO規格の項番号の順序でなく、各主要プロセスの視点から解説しています。解説では、ISO9001について、その背景にあるものも含めて、簡単に、カジュアルに記述しながら解説しています。
本書の「はじめに」で、「要求事項がわかりにくい」「取得しても使えない」「効果がでない」などの疑問について、筆者の考察を述べています。
例えば、ISOの要求事項は、経営にとって重要な機能の一つである管理技術の枠組みの構築を求めているものとし、会社経営にとっては、組織の枠組み設定の上手下手よりも、運用の上手下手が、鍵を握る大きな課題と述べています。
そして、運用を有効にするためには管理技術の設定及び活用の他に固有技術が必要で、中堅・中小製造業は、固有技術に優れているが、管理技術に難があるとし、これを強化するのがISOと述べています。
本書:「これでわかった! 経営に活かすISO9001」です。
本書は、著者:田村 英也氏にて、2008年1月に出版文化社より発行されています。
本書の帯には、以下のように書かれています。
- 要求事項がわかりにくい
- 取得しても使えない
- 効果がでない
中堅・中小製造業の悩みを解決!!
ISO9001をベースに
経営との関わりを明かした良書!
テキストや辞書としても最適!
本書は、10章から構成されています。
第1章では、「品質マネジメントシステムの確認:全社~経営マネジメントシステムの確立」として、「品質マネジメントシステムとは何か」についてISO9000:2000のマネジメントに関する用語の定義から始まっています。
以降、第2章:「品質方針展開プロセス」、第3章:「顧客関連プロセス」、第4章:「設計・開発プロセス」、第5章:「購買プロセス」、第6章:「製造プロセス」、第7章:「不適合(製品)管理プロセス/継続改善プロセス」、第8章:「文書管理プロセス」、第9章:「教育・訓練プロセス」第10章:「内部監査プロセス」という構成となっています。
各章では、そのプロセスに関係するJISQ9001:2000の要求項目が取り上げられ、JISQ9000:2000の用語の定義を交えながら、筆者流のかみ砕いての個別の要求項目についての説明が続くという展開になっています。
各章のはじめまたは、終わりにそのプロセスのPDCAを含むインプット~プロセスからアプトプットについてまとめています。
さらにそのプロセスについて中堅・中小製造業のISO/経営上の留意点が総括されています。またISO90001を離れて筆者の独自の中堅・中小製造業の経営論が展開されている箇所もあります。
なお本書の目次は、以下の内容です。
第1章 品質マネジメントシステムの確認
第2章 品質方針展開プロセス
第3章 顧客関連プロセス
第4章 設計・開発プロセス
第5章 購買プロセス
第6章 製造プロセス
第7章 不適合(製品)管理プロセス/継続改善プロセス
第8章 文書管理プロセス
第9章 教育・訓練プロセス
第10章 内部監査プロセス
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