手にとるように地球温暖化がわかる本

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手にとるように地球温暖化がわかる本

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地球温暖化」の言葉は、テレビや新聞で連日のように取り上げられています。


21世紀の最大の関心事とされる地球温暖化について、これまでの地球温暖化を取り扱った本では、タイトルからして過剰に刺激的であったり、その中味についても斜めからの視点であったり煽ったりする類が多かったように思われます。


現在も進行中の地球温暖化について原因は、何か?またそれにより何がどうなるのか、直接引き起こす影響から対策までについて、エネルギー・農業・食糧問題との関連も含めて、現状と未来の姿について解説している本を紹介します。


これまでの温暖化の誤解をなくし、影響と対策の正しい知識について、例えば、本書の「まえがき」でも取り上げていますが、以下のような問いかけへの回答も含めて科学的にやさしく解説しています。


  • 北極の氷が溶けると海面は上昇するか?南極の氷の場合はどうか?
  • 温暖化で何が起こるのか?
  • 昔は、「地球寒冷化」を心配していたのではないか?
  • CO2削減の切り札はあるのか?
  • 温暖化の先には−何があるのか?


本書:「手にとるように地球温暖化がわかる本」です。


海面上昇!では森林のCO2吸収は?」との副題が付いています。



本書は、著者:村沢 義久 先生(現:東京大学特任教授(サステイナビリティ学連携研究機構、総長直轄)、温暖化問題に対する産業界の取り組みのあり方を研究するとともに、研究機構と企業との連携を担当し「サステイナビリティ・企業コンソーシアム」を推進中。)にて、2008年1月にかんき出版より発行されています。



本書の帯には、以下のように書かれてあります。


農業・食糧・エネルギーが危ない!


温暖化の誤った認識をなくし、影響と対策の


正しい知識を科学的にやさしく解説!」


また表紙の折返し部には、次のように書かれています。


「温暖化が問題になるには


海面上昇の被害だけではなく


「農業・食糧」「エネルギー」が大打撃を受けるから。


だから、なぜそうなるのか


どうしたら解決できるのかを


科学の目でしっかり見ていこう」



本書は、8つのパートから構成されています。全般的にイラストや図表が多用されていて、更にその図表の要点を吹き出し付きで説明するなどまさに「手にとるようにわかる」の表題通りに分かり易く構成されています。


PART1では、「地球温暖化の誤解と正しい知識」(海面上昇からCO2排出まで)
として、2002年3月に誕生した超巨大氷山B-22が誕生したとの話題に始まり、南極での陸の氷が海に溶け出す現象など気候変動の状況や地球温暖化の主要因は、人為的な温室効果ガスによるものなど地球温暖化についての正しい知識について解説しています。


PART2では、「地球温暖化の深刻な影響」(自然をことごとく破壊)
として、地球温暖化の進行がもたらしている海面上昇の状況、熱波、森林破壊・砂漠化、永久凍土の溶解とメタンガスの放出など複雑な温暖化のプロセスとそれがもたらす影響について解説しています。


PART3では、「地球温暖化のプラスとマイナス」(農薬・食糧、経済開発に影響する)
として、温暖化により穀倉地帯が北へ移動するなど農業に及ぼす影響から、動物へのマイナス影響、北極海への航行時間・コストが大幅減になる、北極圏で資源・エネルギー開発が進むといったプラスまでの地球温暖化がもたらすインパクトについて解説しています。

PART4では、「バイオ・エネルギーは手放しでは喜べない」(植物のメカニズムから燃料化の問題まで)
として、森林の管理、バイオ燃料と食糧問題、バイオ・エタノールの車燃料への利用に関する問題、バイオとソーラー(太陽光発電)との効率の比較などを取り上げ解説しています。


PART5では、「太陽エネルギーはまもなく本格稼動する」(太陽の恵みを最大限に生かす)
として、太陽エネルギーの利用についてアクティブからパッシブなソーラーステムも含めてその活用について総括的に解説し、資源小国としての我が国の国産エネルギーは、太陽しかないとしてます。


PART6では、「水素エネルギーをどう実用化させるか」(夢のエネルギーは次のステップへ)
として、アメリカの「水素燃料計画」から水素燃料の価値と活用する上での課題、燃料電池についての自動車への搭載や家庭用燃料電池システムの課題などについて解説しています。


PART7では、「ハイブリッド・システムは救世主」(合わせ技で脅威のパフォーマンス)
として、ハイブリッド・カーは、発電ブレーキを使うなどハイブリッド・カーの構造の概要、なぜ燃費が圧倒的に優れているかなどハイブリッド・システムのメリットなどを解説しています。


PART8では、「CO2の回収・貯留が始まった」(世界の共通課題に技術が挑む)
として、CO2の回収技術ならびに貯留技術の概要とその現状について展望しています。


地球温暖化について、温暖化の誤った認識を無くし、その影響から、とくに農業・食糧、エネルギーに関わるインパクトまでが科学的にやさしく解説されていて、地球温暖化に関心があるビジネスパースンには、お奨めの一冊です


手にとるように地球温暖化がわかる本
かんき出版
村沢 義久(著)
発売日:2008-01-16
発送時期:通常24時間以内に発送
ランキング:49820
おすすめ度:4.5
おすすめ度5 ようやく、役に立つ温暖化本が。
おすすめ度4 確かに、問題提起本!
おすすめ度5 ヤマは最終章、大気中のCO2削減は可能か?
おすすめ度5 温暖化をどうとらえるか
おすすめ度5 分かり易い科学の解説とイラストが良い



なお本書の目次の概要は以下の内容です。
PART1 地球温暖化の誤解と正しい知識
PART2 地球温暖化の深刻な影響
PART3 地球温暖化のプラスとマイナス
PART4 バイオ・エネルギーは手放しでは喜べない
PART5 太陽エネルギーはまもなく本格稼動する
PART6 水素エネルギーをどう実用化させるか
PART7 ハイブリッド・システムは救世主
PART8 CO2の回収・貯留が始まった






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