ITIL(Information Technology Infrastructure Library) とは、ITサービスマネジメント(以降ITSMSと略記)におけるベストプラクティス(成功事例)をまとめた書籍のシリーズで、その最新のバージョンは、2007年5月30日にイギリス出版局よりリリースされたバーション3になります。ここでは、情報システムの戦略立案から廃棄に至るまでの総括的なフレームワークとして、情報システムの運用業務であるITサービスを適切かつ高度な経営戦略として運営・提供する手法が集約されています


このITIL Version-3にも対応して、この改訂をいちはやく分析し、ITSMSの原理・原則の基本を企業の情報システム部門向けに分かりやすく図解入りで解説している本を紹介します


これまで普及してきたVersion-2との相違点なども詳しく紹介しながら、今後のITIL導入に向けてのステップが示されています。


本書:「ITIL入門 ITサービスマネジメントの仕組みと活用」です。


本書は、野村総合研究所システムコンサルティング事業本部の著にて、2008年1月にソーテック社より発行されています。


本書の帯には、以下のように書かれています。


「ITサービスの提供部門へと


進化することのできない情報システム部門に、未来はない!

野村総合研究所のシステムコンサルタントが


ITIL version−3


を詳細に解説!


ITサービスマネジメントの原理・原則を正確に理解したい方、必読!」



本書は、PART1からPART11までの11の章から構成されています。全般的にITIL書籍からの引用も含めての多くの図表が説明に用いられていて分かり易い内容となっています。


PART1では、「サービスマネジメント
として、サービスの定義に始まり、サービスの性質や特徴、価値などについて整理した上で、ITについての顧客の満足に関わるサービス価値の追求:すなわちITSMSによる顧客価値の最大化の必要性を強調しています。


PART2では、「ITサービスマネジメント
として、ITに対するITサービス提供者と顧客の視点の違いからITをサービスとしてマネジメントするマーケットインの考えなど解説した上で、ITサービスマネジメントの目的と効果、ITサービスを構成するアセット、ITサービスにおける価値創造、ITSMSにおける5つの主要論点を解説し、どのように対処すべきかを論じています。


PART3では、「ITILの登場とこれまでの変遷
として、ITILが登場した経緯から日本でのITILの普及、ITIL Version-2の概要、さらにITIL Version-3の追加・拡充点、さらにサービスストラテジ-(SS:Service Strategy)、サービスデザイン(SD:Service Design)、サービストランジション(ST:Service Transition)、サービスオペレーション(SO:Service Operation)、継続的なサービス改善(CSI:Continual Service Imprpvement)の5つのITサービスのライフサイクルについて解説しています。


以降のPART4からPART8で前記の5つのライフサイクルについて順次、詳細に解説されています。こちらが本書の中核になります。PART4:「サービスストラテジ-」(顧客の期待・要望に対して適切なITサービスを提供するためのライフサイクル)、PART5:「サービスデザイン」(前記サービス戦略に基づき、品質・コンプライアンス・リスク・セキュリティを十分考慮し、効果的で効率的なITサービスのソリューションを設計するライフサイクル)、PART6:「サービストランジション」(設計されたITサービスを、実際に開発し、本番環境に導入するライフサイクル)、PART7:「サービスオペレーション」(ユーザー、顧客と合意したサービスレベルでITサービスの提供に必要な日常的な活動を実行するライフサイクル)、PART8:「継続的なサービス改善」(変化が激しいビジネスの要求を確実にとらえ、ITサービスをビジネスの変化に応じて適宜改善することで、ITサービスとビジネスとの整合性を継続的に維持する活動)。こちらの各章では、最初に全体像を解説し、以降、その詳細な手順やプロセス、考え方、ステップ、事例などを解説するような構成となっています。


PART9では、「ITサービスマネジメントを支えるテクノロジ−
として、バージョン3の各ライブラリーで設けられている「Technology and Strategy」のツールについて、そのツール導入による期待効果、構成管理データベースのCMDB(Configulation Management Database)からCMS(Configulation Management System)と発展・拡張されたCMSの概念の解説、CMS導入の留意事項などを解説しています。


PART10では、「ITサービスマネジメントの導入
として、『1.ビジョンの明確化』から『6.プロジェクトの評価・レビュー』二位当たるITSMSの導入に関わるプロジェクトを成功させる各ステップについて解説しています。とくにこれまでバージョン2をベースにITSMSを導入した企業が、バ−ジョン3にどのように対応すべきかを説明しています。


PART11では、「ITサービスマネジメントに関連するその他のフレームワーク
として、ITサービスに関連するITIL以外のフレームワークと国際規格について、同じITSMSに関わるISO/IEC 20000、ITガバナンスに関する統制のフレームワークであるCOBIT(Control Objectives for Information and Related Technology)、情報セキュリティマネジメントシステム規格のISO 27001、組織の開発能力の判断に使われるCMMI(Capability Maturity Model Integration) 、アメリカの非営利団体PMI(Project Management Institute)が策定したプロジェクトマネジメントの国際標準のPMBOK(Project Management Body of Knowledge)についてその概要を解説しています。


ITIL入門 ITサービスマネジメントの仕組みと活用
ソーテック社
野村総合研究所システムコンサルティング事業本部(著)
発売日:2008-01-22
発送時期:通常24時間以内に発送
ランキング:60318


なお本書の目次の概要は、以下です。
PART1 サービスマネジメント
PART2 ITサービスマネジメント
PART3 ITILの登場とこれまでの変遷
PART4 サービスストラテジ
PART5 サービスデザイン
PART6 サービストランジション
PART7 サービスオペレーション
PART8 継続的なサービス改善
PART9 ITサービスマネジメントを支えるテクノロジ
PART10 ITサービスマネジメントの導入
PART11 ITサービスマネジメントに関連するその他のフレームワーク





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