マインドマップ(Mind Map)は、トニー・ブザンが提唱した、図解表現技法の一つ。
またこの「マインドマップ(R)」という言葉は、ブザン・オーガナイゼーション・リミテッド社によって商標登録されています。
マップの描き方は、表現したい概念の中心となるキーワードやイメージを図の中央に描いて、そこから放射状にキーワードやイメージを繋げていくことで、発想を連鎖的に展開していく図解表現技法になります。
マップを描くことを通して複雑な概念も明快に表現でき、思考の全体像を俯瞰でき、ノート術としても概念を非常に早く理解できるとされ、ビジネスシーンなどでも活用されているのを良く見かけるようになりました。
本日は、手描きからPCソフトまで、「マインドマップ(R)」の作成の基本から実戦ノウハウまでを分かり易く解説している本を紹介します。
また添付されている付属CDには、「マインドマップ(R)」の描き方を分かり易く解説しているビデオ講座とマップ作成ツールとしての12本のインストールして試すことができるソフトが収録されています。
本書:「「できる社員」の最強メソッド マインドマップ(R)ビジネス超発想術」です。
本書は、著者:遠竹智寿子さん、月刊アスキー編集部の編集にて2007年9月にアスキーより発行されています。
本書の表紙には、以下のように書かれています。
「手書きからPCソフトまで
現場で生きるノウハウが満載!
潜在能力を200%引き出す!正しいマップの描き方
マインドマップ(R)"手書き"の極意
11人のプロが教える絶対効果の便利ワザ
秘伝!マップの即戦力テクニック
世界標準のマップ作成ツールを使いこなす
MindManager7 完全ガイド」
本書は、3章から構成されています。カラフルな図解や写真も多く、親しみやすい内容となっています。また上で紹介したCDも添付されています。
第1章では、「マインドマップを始めよう」
として、『マインドマップを手で描こう』で始まり、手描きのマインドマップ活用についての基本的なマップの描き方の手順の解説やブザン・ワールドワイド・ジャパン(株)の神田昌典代表取締役へのインタビュー、マインドマップの達人による活用事例が紹介され、そのノウハウが学べるように紹介されています。
第2章では、「パソコンでマップを作る」
として、コンピュータ上でマインドマップ的な放射思考を描くための専用ソフトウェアの「マップ作成ツール」について、その選び方から、代表的なツールが紹介され、特に企業での利用度が高いとされるMindManager Pro7を中心に、マップを作成する手順も解説されています。
第3章では、「ビジネスでマップを活用する」
として、企画・分析、ヒアリング、ミーティング、プレゼンテーション、スケジュール、プロジェクトなどのビジネスでマップを活用する事例が取り上げられて解説されています。
マインドマップの入門書として、手書きからPCソフトの活用まで、動画での解説も含め、実務的な活用のノウハウが分かり易く解説されており、お奨めの一冊です。
今までにない切り口
ビデオで見る講座が分かりやすい。
入門書
入門書として秀逸です
- 2008年02月15日
- ビジネス、自己啓発、スキルアップ
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