先読み力」とは、『起こりうる出来事(問題)を推測・発見する力


プロアクティブ(proactive)」とは、『先手を打つ一歩先に行動すること



と筆者は、序章の中で定義しています。


「認知」→「タスク化」→「実行」の3ステップでプロアクティブに行動することで以下の3つのメリットが得られるとしています。


  1. 自分のために投資する時間を確保できる

  2. 目標を短時間で達成できる

  3. 早いスピードで成長できる


このように成長のためにプロアクティブに働くことでビジネスを楽しむことができ、充実した人生を送れるようにもなるとし、このような力こそリーダーにこそ求められるとしてリーダーのための「プロアクティブ・マネジメント」を説いている本を紹介します。


イギリスでの国際プロジェクトリーダーの経験や、外資系IT企業で8000人をまとめる「役員補佐」を務め、その後、プロジェクトマネージャーとして、社内の最優秀プロジェクトに輝いた実績をもつ著者が時間管理、チームマネジメント、ミーティング、お客様との交渉…などの重要なビジネスシーンにおいて、どうすれば良いか、思い通りにビジネスをリードできるかといった「プロアクティブ・マネジメント」について具体的な手法やツールやステップ、さらに重要なマインドなどを紹介しながら分かり易く解説しています。


本書:「「先読み力」で人を動かす」です。


リーダーのためのプロアクティブ・マネジメント」との副題が付いています。


本書は、著者:村中 剛志 氏にて、2008年3月に日本実業出版社より発行されています。


本書の帯と表紙カバーの折返し部には、以下のように書かれています。



あなたはどちらのタイプ?


  • トラブルが発生してから対応するタイプ---(落とし穴に落ちて怪我をするイラスト)

  • トラブルを事前に予測して行動するタイプ---(落とし穴にはまらず怪我をしないイラスト)


先手必勝の極意!


不要なトラブルは先手を打って回避する


「攻めか?受け身か?」で完了タスクを分析する


ミーティングは準備で全てが決まる


人は頼られるのが好き。事前ネゴをやろう


期待値と満足値のギャップをコントロールする


これであなたも圧倒的成果を生み出せる!



本書は、序章と終章、第1章~第5章までの7つの章から構成されています。


各章の終わりには、その章のまとめが、3、4点のポイントとして要約されていて、そこでそのようについてレビューできるようになっています。


全般的にイラストなどの図表が随所に挿入されていて、また強調箇所などの表現に色々の工夫が(例えば、第2章では、プロアクティブを青色、リアクティブを赤色で表現する)などパンチが効いた構成となっています。


また章のまとめの前などに挿入されている【コラム】も興味深い話題が取り上げられています。


またシンプルで具体的で明快な論点で分かり易く、リーダーのためのとの表題ですが、例えば新卒で入社してきた人を読者に想定しながら書かれたかのような印象を受けるほどの丁寧さで書かれています、


第1章から5章は、ざっと以下の内容です。


第1章では、「あなたの先読み力を知る
として、先読み力を把握するための3つものさし(「ものさし1―仕事で関わるすべての人たちをリードしている?」、「ものさし2―「できる」人の5段階。あなたはどこにいる?」、「ものさし3―時間価値を意識しているか?」について「プロアクティブ」な尺度として説いています。


第2章では、「先読み力を鍛えるタイムマネジメント
として、1日、1週間、3週間までのスパンでの個人のタイムマネジメント(簡単に言うと、先読みして計画表に予定を立て、次にその計画に対して実績を記入し、それについて計画-実績を対比して、プロアクティブであったかリアクティブであったかを色分けして評価し、このようなPDCAのサイクルを繰り返し、プロアクティブに継続的に改善をするといったタイムマネジメトの骨子になります。)についてツール、手法、マインドの各面から具体的に説明しています。このようなプロアクティブなタスクをリスト化し、タスク実行により成果を出すことが本質としています。


第3章では、「メンバーが躍動するチームマネジメント
として、チームマネジメントをターゲットに第2章の個人のタイムマネジメントのタスクに対して予定と実績で評価し、ずれが生じたときに「なぜ&どうすれば」をチームで共有していく手法が有効であるとしています。またそのためのツールとして「3週間スケージュール」と「TOP5」という手法の活用について解説しています。またプロアクティブ・チームマネジメント実践編として、どのようにプロジェクトに適用するかを4つのステップで紹介しています。


第4章では、「成果を生み出すミーティングはこうつくる
として、リーダーが目的に沿って充実した会議を行えるための、プロアクティブな準備方法や、会議の運営と進め方、困ったミーティングでの対処方法などを具体的に解説しています。


第5章では、「チーム関係者を巻き込み成功に導く
として、プロアクティブ・マネジメントの応用編との位置づけで、お客様、社内関連部門、上司、他のチーム、関連会社などの関係者との関わりの中で、関係者をプロアクティブにリードし、関係者の心をつかむ方法について解説しています。プロアクティブなリーダーのための特に留意すべきスタンスといった面を説いています。


また終章では、「リーダーに必要な三つのこころ」として、『リードするこころ』、『援助するこころ』、『感謝するこころ』が大切とその心構えの重要性を説いています。



本書を読みながら、20年以上も前にコトマエ(事前)管理という手法を経営手法として実践し、成果を挙げてこられた経営者のことを思い浮かべました。


タスクフォースであるプロジェクトをプロフェショナルとして成功させるためには、筆者の「先読み力」とそれを鍛えてマネジメントしていく「プロアクティブ・マネジメント」が極めて有効だと思われます。


実務に活用できるノウハウが満載されていてプロジェクトに関わっているビジネスパースンは勿論、自分の仕事の量と質について整理し、見直したいと感じているビジネスパースンにもお奨めの一冊です


問題解決力は、問題が発生してから発揮するもので対応型の能力とのことで、それ以前に先読み力で問題が発生しないようにする心がけは、筆者が言われる通りで重要です。


対応型の業務処理のスタイルは、確かにまずいですが、問題解決力を習得することも極めて大切です。


業務自体を問題発見と問題解決ととらえれば、問題解決力は、業務処理能力(=力量)の必須の要素のように思います。


また何が問題かを予見したり、その先読みした予測がいかに妥当なものかを説得したりする面は、問題分析力や問題解決力に関わりリーダーとしては、両者のバランスがとれていることが大切と思われます。


確かに問題を掘り下げてしまうと自分のポジションすら見えなくなる事態にも陥りがちで、常にビジョンと進むべき道筋を俯瞰でき、軌道修正できるようにマネジメントしていくことが基本です。


「先読み力」で人を動かす ~リーダーのためのプロアクティブ・マネジメント~
日本実業出版社
村中 剛志(著)
発売日:2008-03-27
発送時期:通常24時間以内に発送
ランキング:13
おすすめ度:5.0
おすすめ度5 20代・SEに進めたい一冊
おすすめ度5 自分のチームに導入してみました。
おすすめ度5 「謎が解ける1冊」
おすすめ度5 実践しやすさが最高の売り
おすすめ度5 プロジェクトを1つ2つこなしたぐらいのあなたに


なお本書の概要目次は、以下の内容です。
序章 先読み力ってなに?
 ■問題解決以前の「先読み力」
第1章 あなたの先読み力を知る
 ■先読み力を知る三つのものさし
第2章 先読み力を鍛えるタイムマネジメント
 ■8000人を率いる役員に学んだ時間術
 ■まずは1日単位で仕事を見る
 ■1週間、さらに「3週間」後まで先読みする
 ■確実にスピーディーにタスクをこなす
第3章 メンバーが躍動するチームマネジメント
 ■二つのツールでプロアクティブ・チームマネジメントを実現する
 ■プロアクティブ・チームマネジメント実践編
第4章 成果を生み出すミーティングはこうつくる
 ■ミーティングのクオリティは事前の「段取り」で決まる!
 ■いざはじまれば、寄り道せずに足跡を残す
第5章 チーム関係者を巻き込み成功に導く
 ■関係者をリードするためにはまず相手の立場に立つ
 ■期待値をコントロールして成功に持ち込む
終章 リーダーに必要な三つのこころ
 ■リーダーがプロアクティブでなくてはならない理由






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