「インターネットや携帯電話のサービスが、「あったら便利」から「なくては困る」と変わったときに、ITビジネス関係者が備えをしておくべき一つがITサービスマネジメントITSMS)であり、それを評価し、認証する仕組みが、ISO/IEC 20000


と筆者は、その「はじめに」で、サービス提供者が、提供するITサービスのマネジメントを効率的、効果的に運営管理するための仕組みである:ITサービスマネジメント(ITSMS)ならびにITSMSの国際規格であるISO/IEC 20000について、述べています。


ちなみに2007年4月から本格運用されたITSMSの認証取得事業者は、JIPDEC(財団法人 日本情報処理開発協会)によると2008-04-18現在、38組織とのことです。


またITSMSの構築運用については、「ITSMSユーザーズガイド(2007年4月JIPDEC発行)」が参考になります。


本日は、ITインフラストラクチャに関する包括された一連のベストプラクティスのガイドラインの書籍集であるITIL(Information Technology Infrastructure Library)から国際規格であるISO/IEC 20000について、その誕生の経緯や両者の相違点や特徴を解説し、そして、ISO/IEC 20000の概要、さらにITサービスマネジメントシステム(ITSMS)についての認証取得制度の概要及び認証基準、更に認証取得への対策や方法等について総括的に解説している本を紹介します


本書は、単にISO/IEC 20000(「JIS Q 20000-1:2007 情報技術−サービスマネメンジト第1部:仕様」ならびに「JIS Q 20000-2:2007 情報技術−サービスマネジメント -第2部:実践のための規範」) 規格の要求事項の解説というよりは、認証に向けてより広い観点から、ISO/IEC 20000に関わる考え方や認証取得の基礎となる部分に力点を置いた実務的な解説となっています


本書:「 ~ISO/IEC20000ITサービスマネジメント(ITSMS)と認証取得」です。


本書は、著者:村上 賢二氏ならびに藤井 誠一氏の共著にて、2008年3月にソフトリサーチセンター より発行されています。


本書は、5章から構成されています。


随所にイラストや概念図などの図表を用いて、分かり易く構成されています。


第1章では、「ISO20000 の背景
として、「あるサラリーマンの1日」として、今日、ITに関わるサービスが欠かせない存在になっていることに始まり、ITサービス産業の状況を概観し、ITサービス業が抱える6つ(稼働信頼性~提案力など)の対外的な課題及び3つ(プロセス標準化、可用性、コスト可視性)の対内的課題を挙げた上で、ITILを基盤とするISO/IEC 20000がこれらの課題の身近な克服手段と述べています。そして、ITIL-4つのPとして、ITILの概要とITILを実現するための4つのP(Process、People、Products、Partner)等ITILの概要について解説しています。さらにITILとISO/IEC 20000との関係について時代的な経緯をたどりながら解説しています。


第2章では、「ISO20000 概要
として、ISOの共通のマネジメントシステムの概要にはじまり、適用範囲、用語の定義から、最初にマネジメントシステムに関する内容を解説し、さらに特にITSMSとしての固有のプロセスについて解説しています。すなわち、 ISO/IEC 20000−1:ITサービスマネジメントの仕様について、「新規サービス・サービス変更の計画・導入フェーズ」などの固有の5つのフェーズについて解説しています。


第3章では、「国内ITSMS 認証取得制度の概要
として、 JIPDECによるITSMSの認証制度について認証の仕組みから、ITSMSの認証に関する申請・登録の流れ、さらには、審査登録機関の選び方などについて説明しています。また認証制度のパイロット運用(2006-7~2007-3)から本格運用に至る経過を解説しています。さらにITSMS認証制度の運用・スケジュールについて、現状把握に始まり、マネジメントレビューに至る構築の取組と認証審査の受審の流れ等について概観しています。


第4章では、「ITSMS 認証基準
として、ITSMSの認証においてポイントとなる「認証を得ようとする適用範囲が適切に特定されているか」といった5つの認証基準に関するポイントについて、『サービスマネジメントの適用範囲』、『ドキュメントの整備状況』、『マネジメントシステムの運用実績』の観点から解説しています。


第5章では、「ITSMS 認証取得への対策とその方法
として、ITSMSの認証取得に向けて、筆者の審査ならびにコンサル経験などから効果的と考えられる構築の進め方について、7ステップ(現状把握:第1ステップ/サービスマネジメントプロセスの定義:第2ステップ/文書化:第3ステップ/SLAの要件定義:第4ステップ/導入および教育:第5ステップ/内部監査の実施:第6ステップ/マネジメントレビューの実施:第7ステップ)より成る進め方と各ステップにおける重要なポイントについて解説しています。


ITILの概要、ISO/IEC 20000に基づくITSMSの基本的な考え方から認証にむけての具体的なステップまで分かり易く実務的に解説されています


ITビジネスに関わっておられるビジネスパースンからITサービスをビジネスに活用されている管理者、経営者の方まで是非、読んで頂きたい一冊です。


ITサービスマネジメント(ITSMS)と認証取得―ISO/IEC20000
ソフトリサーチセンター
村上 賢二(著)藤井 誠一(著)
発売日:2008-03
発送時期:通常3~5週間以内に発送
ランキング:407275


なお本書の概要目次は、以下の内容です。
第1章 ISO20000 の背景
 1. ITILとISO/IEC 20000
 1.1 ISO/IEC 20000の背景
 1.2 ITIL−4つのP
 1.3 ITILとISO/IEC 20000との関係
第2章 ISO20000 概要
 2.1 ISO/IEC 20000のマネジメントシステム
 2.2 ISO/IEC 20000−1:ITサービスマネジメントの仕様
第3章 国内ITSMS 認証取得制度の概要
 3.1 ITSMSの認証制度の概要
 3.2 パイロット運用と本格運用の状況
 3.3 ITSMS認証制度の運用・スケジュール
第4章 ITSMS 認証基準
 4.1 サービスマネジメントの適用範囲
 4.2 ドキュメントの整備状況
 4.3 マネジメントシステムの運用実績
第5章 ITSMS 認証取得への対策とその方法
 5.1 現状把握:第1ステップ
 5.2 サービスマネジメントプロセスの定義:第2ステップ
 5.3 文書化:第3ステップ
 5.4 SLAの要件定義:第4ステップ
 5.5 導入および教育:第5ステップ
 5.6 内部監査の実施:第6ステップ
 5.7 マネジメントレビューの実施:第7ステップ
 5.8 認証取得の先に見えるもの





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