真に優れた計画を確実にモニタリングしていけば、経営革新は必ず達成できる」との観点から「経営革新プロジェクト計画」→「アセスメント」→「経営理念、ミッションの明確化」→「戦略ロードマップの作成」→「実行計画書の作成」→「実施・運用」→「定着・成長」といった7ステップによる中小企業のための経営革新の手順を指南している本を紹介します。


自社の成熟度をチェックし、それに見合う実行計画を立て、定期的なチェックと見直しを通して運営管理していくというBSC(バランス・スコアカード:または、バランスト・スコアカード)を基軸に実行においては、プロジェクトマネジメントの手法を考慮するといったベストミックスのプロセス手法になります。


筆者らの提起しているこの”BSC 2.0”との手法は、BSCを核にプロジェクトマネジメント、技術展開力チェック技法、ベンチマーキング手法の4つの技法を組み合わせたもの。


中小企業が経営革新を実現できるための手法とその進め方について考え方の解説から実例をもとに実務的に分かり易く解説しています。


本書:「中小企業のための経営革新を実現する7つのステップ」です。


実務者の工夫満載 BSC 2.0」との副題が付いています。


本書は、布施 鉄男 氏の監修して、布施早苗氏、藤川惣二氏、ならびに新井美砂 氏の共著にて、2008年4月に日刊工業新聞社より発行されています。


本書の冒頭の「機ニ椽颪髻崕颪なければ!」と思った訳」において、BSCの良さを多くの人に理解してもらい、特に従来の解説書では、BSCを中小企業がそのまま使うには、解説が不足している部分があるのでそれをカバーすることと昨今の企業不祥事などの事象からコンサルタントの使命感を感じた等の本書執筆の動機を述べています。


本書は、5章から構成されています。多数のイラストや概念図などの図表を含めて分かり易い解説となっています。本文中には、途中に「コラム」が挿入され、幾つかの関連する話題が取り上げられています。また巻末には、本書で用いられる主要なキーワードを解説している「使える用語集」が添付されていて参考になります。


第1章では、「今、求められる経営の方向性
として、なぜ革新志向が求められるのか、経営革新とはどのようなものかといった背景の解説にはじまり、経営革新と戦略との関連について経営革新は、昨日の延長線上の活動ではなく、『第2創業』、『戦略的ドメイン転換』などのような視点のものとし、筆者らの”BSC 2.0”を支える4つのツール(BSC、プロジェクトマネジメント、成熟度アセスメント、ベンチマーキング手法)の基本的な考え方と経営革新との関わりについて解説しています。ここでは、例えば、成熟度アセスメントに関係して、(『経営理念・戦略形成力』に関する:「経営理念の形成・リーダーシップ」)、「戦略策定力」、(『計画策定・実行力』に関する:「経営計画立案力」、「経営目標策定力」、「業務プロセス形成力」)、(『組織運営基礎力』に関する:「コニュニケーション力」、「業務維持遂行力」、「モチベーション」、「情報活用力・分析力」)に関わる54項目のチェック設問からなり、BSC導入のベースが備わっているかをチェックできる『革新展開力チェックシート』が掲載されています。


第2章では、「成功・失敗の分かれ道
として、BSCを有効に活用して中期経営計画に基づき目標を達成し、次のステージに進もうという段階の三ノ輪工業株式会社が取り上げられ、その成功の秘訣が整理されています。またBSCをもとに事業計画を作ったものの展開できずに失敗する会社の場合には、どのような点がその失敗ポイントとなるのかも対比的に解説しています。


第3章では、「タイプ別処方箋
として、前記の『革新展開力チェックシート』に関係してBSC導入成功確率が低い企業組織を、「タイプ1:ゆでがえるタイプ」~「タイプ6:組織硬直タイプ」6つのタイプに分類し、それぞれのタイプについて、その企業の特徴、改善のための処方箋、本書の参考とすべきステップの順で、BSC導入の成功確率を高めるための方法が解説されています。


第4章では、「経営革新7つのステップ
として、モデル企業の(株)川崎食品の事例を取り上げ、「経営革新プロジェクト計画」→「アセスメント」→「経営理念、ミッションの明確化」→「戦略ロードマップの作成」→「実行計画書の作成」→「実施・運用」→「定着・成長」といった7ステップから成る中小企業のための経営革新の手順および各ステップで実施すべき事項やそのための手法、さらに留意すべきポイントなどを詳解しています。


第5章では、「経営革新の事例
として、BSC導入で経営革新のステップアップした4つの組織の事例が企業概要、経営革新のニーズ、アセスメント結果、推進体制のポイント、当社の特徴が見えるWBS(Work Brealdown Structure)、戦略ロードマップ、実行計画書、導入・運用、モニタリングとコントロール、事例分析といった切り口で解説されています。なおここでの企業は、特定されないように加工されているとのことです。


本書は、経営革新の実務に関心がある中小企業の経営者、経営企画を担当されている方、リーダー、コンサルタント等の中小企業の支援者の立場にある人には、読んで頂きたい一冊です


中小企業のための経営革新を実現する7つのステップ―実務者の工夫満載BSC2.0
日刊工業新聞社
布施 鉄男(監修)
発売日:2008-04
発送時期:通常24時間以内に発送
ランキング:70218
おすすめ度:5.0
おすすめ度5 実務家が書いた、使えるバランス・スコアカード導入本

なお本書の概要目次は、以下の内容です。
機ニ椽颪髻崕颪なければ!」と思った訳
供ニ椽颪離┘奪札鵐垢隼箸な
第1章 今、求められる経営の方向性
1. なぜ革新志向が求められるのか
2. 経営革新とはどのようなものか
3. 経営革新と戦略との関連
4. 経営革新と4つのツール
第2章 成功・失敗の分かれ道
1. なぜあの会社は良くなったのか
2. なぜあの会社はつまずいたのか
第3章 タイプ別処方箋
1. タイプ1:ゆでがえるタイプ
2. タイプ2:社長の思いつき経営タイプ
3. タイプ3:ビジョン先行タイプ
4. タイプ4:管理職不在タイプ
5. タイプ5:やりっぱなしタイプ
6. タイプ6:組織硬直タイプ
第4章 経営革新7つのステップ
Step1: 経営革新プロジェクト計画
Step2: アセスメント(革新展開力チェック)
Step3: 経営理念、ミッションの明確化
Step4: 戦略ロードマップの作成
Step5: 実行計画書の作成
Step6: 実施・運用
Step7: 定着・成長」
第5章 経営革新の事例
1. 工業事例:三ノ輪工業株式会社新技術を核にした経営革新への挑戦
2. 流通業事例:株式会社末長 靴卸売業の独自ブランドによる小売店展開
3. 飲食業事例:ママの手(任意組織) 創業から本格経営への転換
4. 組合事例:NKニットファッション卸協同組合 存在意義見直しのための改革 





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