地球温暖化のしくみ (図解雑学)
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地球温暖化は、企業、個人を問わず関わりが避けられない解決すべき重大な課題になっています。
この地球温暖化をテーマに、独立行政法人 国立環境研究所 地球環境研究センター 温暖化リスク評価研究室長の編者らが地球温暖化による世界各国の異常現象の実態に加えて、そのメカニズム、将来の予測、我々自身がこれから出来ることなど、具体的な内容をわかりやすい文章と豊富なイラスト・写真を活用して、オールカラーで分かり易く解説している本を解説します。
ISO 14001の活動でも著しい環境影響として、エネルギーのインプットなどに関係してこの「地球温暖化」を取り上げ、著しい環境側面として取り上げ、組織のEMSにおいて重点管理している組織がほとんどでないかと思われます。
本書は、ISO 14001:2004規格の4.4.2項の以下の『b)自分の仕事に伴う著しい環境側面及び関係する顕在又は潜在の環境影響、並びに各人の作業改善による環境上の利点』などを組織で働く又は組織のために働く人々に次の事項を自覚させるための教育テキストなどを作成する上でも参考となる情報が提供されていると思います。
本書:「地球温暖化のしくみ (図解雑学) 」です。
本書は、著者:寺門和夫 ならびに江守正多氏の監修にて、2008年5月にナツメ社 より発行されています。同社の『図解雑学』シリーズの一冊になります。
本書の帯には、以下のように書かれてあります。
オールカラー
今、地球に何が起こっているのか?
本書は、地球温暖化のメカニズムや将来の予測、そして世界各地で
起こっている様々な現象と温暖化との関係について解説しました。
本書では、2007年のIPCC(Intergovernmental Panel on Climate Change:気候変動に対する政府間パネル)の第4次報告書(原文統合報告書、政策決定者向け要約(仮訳))の内容に触れながら地球温暖化について知っておくべきポイントを解説しています。
本書は、6つの章から構成されています。豊富なイラスト・写真が用いられてあり、オールカラーで分かり易い解説となっています。
各章の終わりには、TOPICの欄が設けられてあり、「氷期や間氷期はなぜ起こるか?」といった興味深いテーマが取り上げられ、解説されています。
第1章では、「地球温暖化は確実に進行している」
として、太陽系の誕生に始まり、今、地球でおこている地球温暖化の進行について、IPCCの第4次報告書などを参照しながら世界及び我が国の平均気温の上昇、平均海面水位の上昇、北半球の雪氷面積の減少と氷河の後退、気温の上昇と温室効果ガス、これまでにない気温上昇の進行などの現状について解説しています。
第2章では、「地球温暖化はなぜ起こるのか」
として、地球の気温と温室効果ガスの働き、二酸化炭素の位置づけ、日本の二酸化炭素の排出の現状、二酸化炭素の循環、メタンガス・一酸化二窒素・フロンガスなどのその他の温室効果ガスの作用、温室効果ガスの増加の現状、対流圏のオゾン、大気中のエアロゾルなどの影響、太陽の活動と黒点の数、地球温暖化に影響を及ぼす諸要因、などを解説し、地球温暖化は人間の活動が原因であると解説しています。
第3章では、「地球温暖化の未来を予測する」
として、気候モデルによる地球温暖化予測から温室効果ガスの排出量による6つのシナリオ、2080~2090年の気温上昇予測(6℃の気温上昇)、21世紀末には、最大で59センチの海面上昇との推測なども含め北極、南極及び島嶼(とうしょ)部の変化予測など地球温暖化がもたらす未来の課題についての予測を解説しています。
第4章では、「現在進行中の危機」
として、熱波や干ばつ、大雨などの異常気象の勃発、水不足、干ばつ、砂漠化、水害、熱波、非常に強いハリケーン、台風への影響、氷河の後退、消えていく熱帯雨林、北極海、グリーンランド、南極大陸などの異変、永久凍土の融解、海洋大循環の変化、珊瑚床の国々の水没化、種の多様性の変化、ホッキョクグマの絶滅の懸念、アアゾンの生物の危機、二酸化炭素による海の酸性化、地球温暖化のもたらす被害、テング熱やマラリアの温帯への拡大などの地球温暖化の進行と共に起こっている危機的現象について解説しています。
第5章では、「地球温暖化の未来と日本」
として、地球温暖化がもたらしている我が国への影響について、更に暑くなる夏、梅雨が長引き豪雨の発生、四季が失われる、米の品質の低下と収穫量の減少、赤くならないリンゴ、サンマの漁場の変化、ますます暑くなる大都会、熱中症への対応、広がる熱帯性の病気などについて解説しています。
第6章では、「地球温暖化を防止するには」
として、京都議定書、ポスト京都、各国の思惑、排出権取引、我が国の取組の現状、自然エネルギー利用、バイオ燃料、原子力発電の位置づけ、温暖化に対する種々の新技術、クールビス、二酸化炭素を減らすチーム・マイナス6%の活動、私たちにできることとしてのチーム・マイナス6%の活動に関わる温度調節などの家庭内の省エネから待機電力の削減までの6項目の活動について解説しています。
地球温暖化のメカニズムや将来の予測、そして世界各国で起っている様々な現象と温暖化の関係などを豊富なイラストや写真を用いて、原則、1項目について見開きの1ページでコンパクトに分かり易く解説しています。
環境問題となると政治的な思惑もはいって過剰に煽ったりする内容の本が目に付くように思いますが、本書は、客観的に記載されているように思います。
なお本書の概要目次は、以下の内容です。
第1章 地球温暖化は確実に進行している
第2章 地球温暖化はなぜ起こるのか
第3章 地球温暖化の未来を予測する
第4章 現在進行中の危機
第5章 地球温暖化の未来と日本
第6章 地球温暖化を防止するには
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