財務とマネジメントを結びつけ、財務の専門家以外の読者を対象に財務の情報をどのように活用し、業績向上に向けて適切な意志決定に結びつけるか等を分かり易く解説していいる本を紹介します。


使えるファイナンス」の真髄が学べるように財務原則、マネジメント、意思決定を連動させて三位一体で解説しています


財務に関する基本的なことがらや、会社が利益を上げるために必要な財務計画の策定方法・長期事業計画の評価方法などビジネスを財務的にマネジメントするための基本と原則について分かり易く解説しています。


マネージャーに実務で求められる財務的なスキルを、分かり易い日常用語でかみ砕いて解説しています。


本書:「財務マネジメントの基本と原則」です。


これ一冊で「使えるファイナンス」の神髄が身に付く」との副題が付いています。


本書は、著者:デイビッド メッキン(David Mecken)の原著:「Nakid Finance:Business Finance Pure and Simple」をベストセラー:『財務3表一体理解法』(「ISOの本棚でも紹介)で知られる國貞 克則 氏の翻訳にて、2008年6月に東洋経済新報社 より発行されています。


本書の帯には、以下のように書かれてあります。


論理的で、単純明快!

財務原則・マネジメント・意志決定を

「三位一体」で理解すれば、自ずと本質まで見えてくる。

ベストセラー『財務3表一体理解法』著者による渾身の翻訳。


また表紙カバーの折返し部には、本書を以下のように特徴付けています。


ビジネスを財務的にマネジメントするとはどういうことか誰でもわかる言葉で簡潔に解説!


財務マネジメントにおける「3つの基本要素」

  • 財務目標の設定
  • 財務情報の活用
  • 財務のコントロール

利益を生み出す「3つのプロセス」

  • 資産を取得するための資金を調達する
  • 資産を売り上げに変える
  • 売り上げを利益に変える


本書は、4部、18章から構成されています。最初にハッチングでその章で意図する点が解説されます。またエッセンスとなる箇所は、骨子(the bare bones)として、ポイントがシンプルに要約されています。また章の終わりなどに「!重要ポイント」として改めて重要なキーワードや財務の考え方がまとめてあります。


全体的にイラストなどの図表も多数、挿入されていて理解し易い展開となっています。


ざっとした構成は、以下の通りです。


第1章は、「本書の目的」として、本書の意図から全体像を概観するような構成となっています。この章では、『財務の原則を理解することは難しいことでない』、『財務の原則はあなたがよりよい経営判断を行う場合に役立つ』との2点を強調しています。


第1部では、「財務目標の設定
として、第1部には、第2章から第5章(「利益がすべてか」/「どうすれば利益が出せるか」/「財務的な成果はどのように評価されるか」/「大切な数字はどれか」とのタイトル)から構成されています。第1部の狙いとしては、「企業がどのようにして財務目標を設定するのか。さらにその目標を達成するために通過すべき過程とその概要」を解説しています。


第2部では、「財務情報の活用
として、第2部には、第6章から第9章(「なぜ財務諸表を作成するのか」/「財務諸表から何がわかるのか」/「世の中の経済動向全般から何がわかるか」/「会社のマネジメントがうまく行われているかどうかを知るにはどうすればよいのか」)から構成されています。第2部の狙いとしては、「業績を評価するために、ビジネス社会で利用されている財務情報をどのように活用するか」を解説しています。


第3部では、「財務のコントロール
として、第3部には、第10章から第17章(「財務計画はどのようにして立てるか」/「費用をどのようにしてマネジメントするか」/「売り上げをどのようにしてマネジメントするか」/「利益をどのようにしてマネジメントするか」/「キャッシュフローについて」/「キャッシュフローをどのようにマネジメントするか」/「長期的な事業計画について」/「長期的な事業計画に対する意思決定をどのように行うか」から構成されています。。第3部の狙いとしては、「財務成績のコントロールに一般的によく用いられる手法の理解」をテーマに取り上げ解説してします。


第4部では、「まとめ
として、第18章:「断片をどのようにつなぎ合わせるか」から構成され、本書の全体の総括となっています。本書の内容を総合的に捉え、実際に会社や事業の採算をマネジメントしていく上で、さまざまな内容をどのように関連づけて活用するかといった視点から解説しています。資金、資産、売上げ、費用を材料にして利益を生み出す仕掛けが財務的なメカニズムを考えるのが原則と述べ、ビジネスでは多くの課題や難題に直面するが、これらを解決する場合には、基本と原則に立ち戻って、財務上の原則がうまく適用されているかどうかを見定めることが最短の近道と述べています。


本書は、財務原則、マネジメント、意思決定を連動させて三位一体として解説しており、財務をマネジメントする基本と原則を実務的に学ぶことができます。


財務の基本と原則のスキルを習得したいと考えているビジネスパースンには、おすすめです。


財務マネジメントの基本と原則
東洋経済新報社
國貞 克則(翻訳)
発売日:2008-06-06
発送時期:通常24時間以内に発送
ランキング:2804

なお本書の概要目次は、以下の内容です。
第1章 本書の目的
 第1部 財務目標の設定
第2章 利益がすべてか
第3章 どうすれば利益が出せるか
第4章 財務的な成果はどのように評価されるか
第5章 大切な数字はどれか
 第2部 財務情報の活用
第6章 なぜ財務諸表を作成するのか
第7章 財務諸表から何がわかるのか
第8章 世の中の経済動向全般から何がわかるか
第9章 会社のマネジメントがうまく行われているかどうかを知るにはどうすればよいのか
 第3部 財務のコントロール
第10章 財務計画はどのようにして立てるか
第11章 費用をどのようにしてマネジメントするか
第12章 売り上げをどのようにしてマネジメントするか
第13章 利益をどのようにしてマネジメントするか
第14章 キャッシュフローについて
第15章 キャッシュフローをどのようにマネジメントするか
第16章 長期的な事業計画について
第17章 長期的な事業計画に対する意思決定をどのように行うか
 第4部 まとめ
第18章 断片をどのようにつなぎ合わせるか




にほんブログ村 本ブログへ



(広告)


アルク・学びカタログ春号2008


アルク


「ISOの本棚」ページのトップへ!


RSS twitter livedoorクリップ Buzzurl Google Bookmarks delicious Yahoo!ブックマークに登録 はてなブックマーク はてなブックマーク
Add a comment

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価:  顔   星
 
 
 

Google 翻訳
Categories
運営者情報
track word
Profile

discus05

旅行なら
<

簡単検索
全国のホテルをあなた
好みで検索できます。
■日程
チェックイン
チェックアウト

■1部屋あたりのご利用人数
大人
小学校高学年
小学校低学年
幼児
(食事・布団付)
幼児(食事のみ)
幼児(布団のみ)
幼児
(食事・布団不要)

■部屋数 部屋

■宿泊料金の範囲
■地域を選択する
  
QRコード
QRコード
あわせて読みたい
あわせて読みたいブログパーツ
RSS


【このページをRSSリーダーに登録する!】
Googleに追加
My Yahoo!に追加
livedoor Readerに追加
はてなRSSに追加
goo RSSリーダーに追加
Bloglinesに追加
Technoratiに追加
PAIPOREADERに追加
newsgatorに追加
feedpathに追加

track feed ISOの本棚

  • seo