企業不祥事が新聞紙上を賑わすことも多く、会社法と金融証券取引法(J-SOX法)により内部統制の構築が求められ、内部監査の位置づけがますます重要になっています


とくに内部監査について、これまでの不正を摘発する「会計監査」、また販売・生産などの効率化を図る観点からの「業務監査」から、コンプライアンス、CSR、リスク管理を意識した経営的な内部監査が求められてきています


お仕着せの「会計・業務の監査」から「企業経営に直接役立つ監査」に向けて、各業務から広く経営全体までを対象とし、内部監査の実施ポイントなどについて経営陣、内部監査担当者、監査役などに向けて解説している本を紹介します。


本書の「はじめに」で内部監査について以下のように考えているとしています。


<<ポイント>>


「内部監査とは、従来の定義(会社内部の者が行う監査)は適当ではなく、会社の経営者が経営目標を的確に達成するために必要不可欠な監査である。」


また本書で取り上げる内部監査の対象として、以下のものを含むとし各章で取り上げています。


  • 業務監査
  • 会計監査
  • IT監査
  • HR(人事労務)監査
  • 関係会社監査
  • 内部統制のモニタリング
  • 経営監査

本書:「経営の品質を高める内部監査」です。


全社的視点で改善に導く」との副題が付いています。


本書は、著者:久保 光雄 氏の編纂(同氏、浅香 博文氏、影浦 正一氏、鈴木 大氏、中谷 仁氏、藤崎 和彦氏、松本 太一氏、大谷 公紀氏、八木 雄毅氏、渡辺 笑子氏、工藤 哲也氏、堀内 太郎氏の執筆)にて、2008年7月にかんき出版 より発行されています。


経営の品質を高める内部監査―全社的視点で改善に導く
かんき出版
久保 光雄(編さん)
発売日:2008-07
発送時期:通常24時間以内に発送
ランキング:21992

<<本書のエッセンスの一部>>


内部監査は、”企業経営のゴールキーパー”


・不祥事を防止・発見する仕組みとして、内部監査の役割がクローズアップ


・「お仕着せの監査」から「企業経営に直接役立つ監査」へ


内部監査の「2つの機能」とは?


<従来型>では、保証機能重視→<これから>は、保証機能+コンサルティング機能


内部監査の4つの対象とは?


「経営監査」(経営意志決定、業務のフレームワークの決定)、「業務監査」(業務活動の実行)、「会計監査」(会計業務の実行)、「IT監査」(IT業務の実行)


内部監査の成功は,中長期、単年、個別のPlan(計画)の立案から始まる。


・経営者が「知りたいこと」「知らないこと」を予めテーマにしておけば、内部監査を効果的に進めやすい。


・業務監査のチェックポイント(第3章より)


□「業務監査」において、業務活動は経営目標と整合しており、その実現に向けて有効的に機能しているか確認している。

□「業務活動」は経営目標の実現のために、ムダなく効率的に機能している。

(略)

□「業務監査の結果」は、経営者に報告され、経営判断に活用されている。


<<本書で何が学べるか?>>


・「企業経営に直接役立つ内部監査」のための業務監査、会計監査、IT監査、HR(人事労務)監査、関係会社監査、内部統制のモニタリング、経営監査等を対象として、内部監査の方法、手順について内部監査の計画から、報告、フォローアップを含めた実施ポイントを把握することができます


・J-SOXモニタリングにより経営の質を高める内部監査の方法


・経営者目線での内部監査チームの構築など


・本書は、「いま、なぜ「内部監査」なのか」と題したプロローグに続く、10章から構成され、「内部監査を経営に活かすために」と題したエピローグで終わる構成となっています。


・また各章の終わりには、その章の『Check Point』がチェックリストとして、箇条書きでまとめられていてその章のエッセンスがレビューできる構成になっています。


・全体的に概念図を含めた図表が豊富に挿入されていて分かり易い構成となっています。


・本書の帯には、以下のように書かれています。


会計・業務の監査から

経営に役立つ監査へ

IT、人事労務、関係会社まで経営者の視点から監査する
報告とフォローアップ、J-SOXモニタリングで経営を改善する


・巻末付録で「内部監査規定」、「内部監査計画書」、「個別内部監査実施計画書」、……「業務改善状況報告書」、「業務改善状況確認書」などの書式例が掲載されています。


<<まとめ>>


本書は、『お仕着せの「会計・業務の監査」から「企業経営に直接役立つ監査」へ』といった視点で経営者、管理者、内部監査担当者に向けて、従来からの不正を摘発する「会計監査」、販売・生産などの効率化を図る「業務監査」から、コンプライアンス、CSR、リスク管理を意識した経営的な監査などの内部監査の実施ポイントについて分かり易く解説しています。


内部監査の目的と役割」の確認に始まり、内部監査の計画から、『業務監査、会計監査 、IT監査、HR(人事労務)監査、関係会社監査』などの実施ポイントや内部監査の報告、J-SOXモニタリングを経営改善に活かすための内部統制の有効性、さらに内部監査の発展系までを多数の図表を交えて丁寧に解説しています。


本書の「はじめに」で本書の想定している読者である経営者、管理者、内部監査担当者の方がそれぞれ読むべきポイントがまとめてありますが、内部統制に関わる経営者、管理者、内部監査担当者の方々には、読んでおきたい一冊です。


なお本書の概要目次は、以下の内容です。
プロローグ いま、なぜ「内部監査」なのか
第1章 期待高まる内部監査の目的と役割
第2章 内部監査が役立つかどうかは計画で決まる
第3章 業務向上に直結する業務監査 内部監査の実施ポイント1
第4章 経営を正しく捉える会計監査 内部監査の実施ポイント2
第5章 経営の命綱を強化するIT監査 内部監査の実施ポイント3
第6章 人材をやる気にさせるHR(人事労務)監査 内部監査の実施ポイント4
第7章 グループを結束させる関係会社監査 内部監査の実施ポイント5
第8章 プレゼンテーションとフォローアップを重視する 内部監査の報告のポイント
第9章 J-SOXモニタリングを経営改善に活かす 内部統制の有効性
第10章 発展する内部監査
エピローグ 内部監査を経営に活かすために






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