2008-08-28付けでISO(国際標準化機構)とIAF(国際認定機構フォーラム)は、ISO9001:2008規格に基づいて認定された認証についてのスケジュールを発表しています。



ISO and IAF announce schedule for implementation of accredited certification to ISO 9001:2008


これによると


ISO 9001:2008 及び/又は各国の対応する規格への適合の認証は、ISO 9001:2008が正式に発行された後(2008 年末までには、出版予定)のタイミングで、ISO 9001:2008 に対する定期的なサーベイランス又は再認証(更新)審査の後でなければ、発行してはならないとしています。

また、ISO 9001:2008 規格発行の1年後以降、発行される認定された認証としては(新規又は再認証)には、すべて、ISO 9001:2008 に対するものに。
 
ISO によるISO9001:2008 規格の発行後の24ヶ月後の時点で、ISO 9001:2000 に基づき発行された既存の認証は、すべて失効するとのこと。

なおISO/FDIS 9001:2008最終国際規格案は、2008-08-07に発行されています。ISO 9001:2008のIS(国際規格)は、10月末日の発行が予定されています。 




さて、本日は、「食の安全を究める食品衛生7S 導入編」(「ISOの本棚」でも紹介)などの著作で知られる 食品安全ネットワーク(米虫会長)のメンバーが、企業不祥事や食の安心・安全問題を取り上げ分析・考察し、とくに中国製冷凍餃子事件以降、食品関連企業において食の安心・安全を確保する上で、従来のHACCPシステム、ISO 9001、ISO 22000などの仕組みを超える全社的品質管理(TQM)が必要になってきていると説いている本を紹介します。


2007年度を象徴する漢字が「偽」とされたように、2007年以降、とくに食中毒患者が発生しないという食品不祥事・事件が続発しています。


一般ユーザーの意識の変化とマスコミでの問題提起により、以前には問題とされてなかったことが、業界的には、水面下で取り扱われてきた事象が事件として取り上げられ糾弾されるようになってきています。


その一例は、表示偽装や、期限切れ原材料の使用の問題です。


本書では、このような世の中の変化をとらえ、輸入食品は本当に危険なのか? 続発する食品不祥事の問題はどこにあるのか?などを検証した上で、いま食品企業が食の安心・安全を確保するために何をなすべきかについて、科学的な知見にもとづいた品質保証の考え方が必要として提示しています。


<<ポイント>>


食品企業の食の安全・安心対策として、従業員満足度の向上も含めた人事管理なども取り込んだ全社的品質管理(TQM:Total Quality Management)が必要。


本書:「どうすれば食の安全は守られるのか」です。


いま、食品企業に求められる品質保証の考え方」との副題が付いています。


本書は、米虫 節夫先生の編纂ならびに上野 武美 氏、植松 繁顕 氏、奥田 貢司 氏、衣川 いずみ 氏、佐藤 徳重氏、角野 久史氏の共著にて、2008年8月に日科技連出版社より発行されています。


tqmforfoodsafety.jpg
日科技連出版社
米虫 節夫(編さん)
発売日:2008-08
発送時期:通常24時間以内に発送
ランキング:95629

<<本書のエッセンスの一部>>


本書の帯には、以下のように書かれています。


緊急出版!

輸入食品は

本当に危険なのか?

続発する食品不祥事の問題は

どこにあるのか?

科学の目で、食品の安全性を検証し、

「食品企業」に求められる対応を提言する


本書では、これからの時代に食の安全・安心を担保するために以下の3項目を重点に具体例をあげて解説しています。


  • 正しい食品の表示方法
  • 食品のトレーサビリティ
  • 法令遵守を実践するコンプライアンス経営

本書のざっとした内容ですが、本書は、5章から構成されています。また付録として「農薬の知識」、「餃子の製造方法」について解説しています。


全体的に、イラスト、写真、図表を多数挿入されていて具体的で分かり易い構成になっています。


また著者が各章を分担して記載されているのですが、本書では、よく練られたと思われ、章間のばらつきのようなものを感じることはなく、スムースに一環した展開をなっています。


第1章では、「食品不祥事を科学的に総括する」として、そのような背景、理由のもとに企業不祥事が発生し、その真の原因はどこにあって、それらの事件からどのような教訓を学ぶべきかを科学的視点から系統的に総括しています。


第2章では、「輸入食品の安全性を検証する」と題して、輸入食品(特に中国の)について、その安全性について客観的に検証しています。中国からの輸入食品が無ければ、日本の食卓は成り立たないことを感情論を越えて理解すべきとしています。


第3章では、「食品表示を分析する」とし、法令に沿った表示の要点を多数の事例について写真及び関連の帳票などと共に解説しています。


第4章では、「トレーサビリティで食の安全安心を確保する」として、トレーサビリティの必要性からはじまり、フードチェーンにおけるHACCPシステムなどを用いた仕組みの導入や海外や京都生活協同組合の「鶏卵の品質保証システム」などの我が国の事例を紹介し、品質管理衛生の仕組みとトレーサビリティシステムを連動させることの重要性を強調しています。


第5章では、「コンプライアンスで、「企業」、「従業員」、「消費者」を守る」とし、コンプライアンスを単なる法令遵守ということでなく、「企業倫理」と位置づけ、不祥事が起きない組織風土の醸成が重要とし、企業の社会的責任(CSR:Corporate Social Responsibility)の観点からコンプライアンスの体制の構築から見直しまでの活動について解説しています。


<<本書で何が学べるか?>>


昨今の食品不祥事について続発する食品不祥事の問題はどこにあるのか?、また輸入食品は本当に危険なのか?を科学的に検証し、食品企業に求められるのは、『食品企業の食の安全・安心対策として、従業員満足度の向上も含めた人事管理なども取り込んだ全社的品質管理(TQM:Total Quality Management)が必要』と提言しています


とくに食の安全・安心を担保するために必要な『正しい食品の表示方法』、『食品のトレーサビリティ』、『法令遵守を実践するコンプライアンス経営』について事例をあげて具体的にどのように仕組みを構築し、それに基づいてどのようにマネジメントしていくかといったエッセンスについて解説しています。


<<まとめ>>


本書は、企業不祥事に対処するという目前の課題解決の範囲に留まらず、これからの時代の食品企業の品質保証の在り方について、提言しています。


食品関連の経営者、管理者をはじめ、食の安全・安心に関心を持っておられるビジネスパースンには、本書は、是非、読んで頂きたい一冊です。


なお本書の概要目次は、以下の内容です。
第1章 食品不祥事を科学的に総括する
第2章 輸入食品の安全性を検証する
第3章 食品表示を分析する
第4章 トレーサビリティで食の安全安心を確保する
第5章 コンプライアンスで、「企業」、「従業員」、「消費者」を守る
付録1  農薬の知識
付録2  餃子の製造方法






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