東京株式市場でも、各国の金融危機対策の状況と連動して、株価の上下動が激しく、投資家も一喜一憂というところでしょうが、少し冷静な視点でみれば、国の実力を反映したしかるべき位置に納まることと思われます。


少し長期的な視点からすれば、企業の株価についてもその企業の価値に見合ったところに収束していくとものと考えられます。


その企業の価値を示す指標は、必ずしも決算書等の数字だけでは判断できないとしても、経営分析により重要な情報が把握できるかと思われます。


「決算書がおもしろいほどわかる本」をはじめ、決算書の読み方の関連本で60万部突破している著者:石島 洋一氏による経営分析の入門書を紹介します。


<<ポイント>>


決算書についての入門者が「いきなり経営分析」をして、最短距離で決算書を理解するための本。


と著者も「はじめに」で本書の目的について述べています。


「よい会社と問題ある会社の違いは、一体どこに現れるのか……」それを、決算書を「いきなり」分析して見抜こうとの観点から、具体的事例の分析からスタートしているので、数字が苦手な人でも興味を持って読み進めていくことができるように構成されています。


財務3表(「貸借対照表」、「損益計算書」、「キャッシュ・フロー計算書」)を「いきなり分析」して、その企業の本質を鋭く把握できるように、そのための必要なポイントについて、分かり易く解説しています


「よい会社」と「そうではない会社」を見極めるための経営分析の指標などの基礎知識に加えて、プロが決算書のどこをどのように見ているかという視点についても解き明かしてします


本書:「いきなりできる! 経営分析」です。


最速・最短で決算書の要点だけをしっかりつかむ」との副題が付いています。


本書は、著者:石島 洋一 氏にて、2008年8月に PHP研究所より、「PHPビジネス新書」の一冊として発行されています。


いきなりできる! 経営分析 (PHPビジネス新書 67)
PHP研究所
発売日:2008-08-19
発送時期:通常24時間以内に発送
ランキング:46253

<<本書のエッセンスの一部>>


本書の帯には、以下のように書かれてあります。


「よい会社」と「問題ある会社」の違いは、一体どこに現れるのか……

日本一売れている決算書入門「決算書がおもしろいほどわかる本」の著者がおくる

おもしろいほどすぐわかる!

経営分析入門


本書の表紙の折り返し部には、以下のように書かれています。


  • どの利益を見ればいいのか
  • 会社の安全性を示す指標は?
  • 各種「回転率」が示すものとは?
  • わかりにくい「キャッシュ・フロー計算書」の分析は?

-----------→全て本書で理解できます。


本書は、決算書の構成と、経営分析をするときの勘所を整理して概観している「経営分析のカンドコロ」と題した序章につづく、4つの章から構成されています。


また章の終わりにコラム欄が設けられ、「あなたの会社の純資産はいくららか」といった関連したトピックスが取り上げられています。


イラストなどの図表も多数挿入されていて読み易い構成となっています。また基本的な計算指標については、【Check!】として、枠囲みで整理されています。


「いきなり分析」ということで、最初に具体的な決算書(いずれも著名な会社)が掲載され、それに基づいての経営分析の基本と要点についての解説といった流れになっています。


第1章では、「一番身近な「損益計算書」を分析する」、第2章では、「貸借対照表も「いきなり」分析する」と題して、「損益計算書」については、「売上総利益」、「営業利益」、「経常利益」、「税引前当期純利益」、「当期純利益」の理解などを中心に、また「貸借対照表」については、「流動資産」、「固定資産」、「流動負債」、「固定負債」、「純資産」に分解しての見方を始め、左側と右側の表のバランスの見方や、損益計算書との「売上高」、「利益」、「資産」との関係などの見方といった分析するポイントを解説しています。


第3章では、「経営分析を体系的に理解していこう
として、経営分析の手順について体系的に解説しています。会社がどのくらいの投資(資本支出)出して、どのくらい利益がでたのかといった投資(資本)利益率からはじまる分析手法、EVA(経済的付加価値)による評価、更には、経営分析によって株価を考えてみるといった内容を解説しています。


第4章では、「キャッシュ・フロー計算書を分析する
として、キャッシュ・フロー計算書の分析について解説しています。「営業活動」、「投資活動」、「財務活動」のキャッシュ・フロー計算書の見方から、営業活動キャッシュ・フロー計算書の分析、さらには、フリー・キャッシュフロー分析方法など解説しています。


<<本書で何が学べるか?>>


本書では、経営分析の学習によって、決算書の数字の羅列が意味を持った数字として生きてくるとの観点から、決算書を「いきなり」分析して、その企業の本質に鋭く迫るという考え方で、経営分析に必要なポイントを重点的にわかりやすく解説しています


<<まとめ>>


本書では、経営分析を目的として、最速・最短で決算書の要点だけをしっかりつかむ手法が要領よくまとめられ解説されています


これから経営分析に関心があり、これから学ぼうとするビジネスパースンには、本書は、お奨めです。


なお本書の目次は、以下の内容です。
序章 経営分析のカンドコロ
第1章 一番身近な「損益決算書」を分析する
第2章 貸借対照表も「いきなり」分析する
第3章 経営分析を体系的に理解していこう
第4章 キャッシュ・フロー計算書を分析する





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