米ビッグ3の救済法案が米議会上院で協議が決裂し、事実上の廃案となったことから米政府は、金融安定化法に基づく公的資金7000億ドル(約68兆円)から資金を拠出し、金融機関を経由してのつなぎ融資を実施する方向で検討中とのこと。


ビッグ3の救済法案廃案は、世界経済に深刻な影響を及ぼすと懸念されていますが、米政府が支援に乗り出すことで、ビッグ3の経営破綻の懸念は、来年1月のオバマ政権誕生までは避けられることになるのかいずれにしても余談を許さない状況です。

さて、本日は、1966年に本田技研工業(株)入社以降、自動車部品の技術部門、ホンダオブアメリカへ駐在、CSI向上の責任者、技術部会のヘッド、中国広州本田での駐在、定年退職後も中国企業での品質顧問といった経歴の著者:酒井 輝昌 氏が38年間のホンダでの品質管理とものづくりの経験に基づいて、QCD(品質・コスト・デリバリー)で生き残るための実践的なノウハウを説いている本を紹介します


<<ポイント>>


ホンダ流のQCDにまつわるノウハウを事例を通して解説している書籍


筆者が部品メーカーに指導してきた、以下のような内容について事例を通じて解説しています。


  • 品質問題の解決事例
  • 品質に対する考え方
  • いくつかの品質活動の紹介
  • 主要QCツールの紹介
  • QCDの取り組みの紹介

筆者の長年の品質活動で得た、貴重な経験、ノウハウを埋もらせては忍びないとの思いから本書を刊行しようと思い至ったとのことです。


本書:「ホンダの品質管理とものづくり 」です。


本書は、著者:酒井 輝昌 氏にて、2008年12月に東京図書出版会より発行されています。


ホンダの品質管理とものづくり
東京図書出版会
発売日:2008-12
発送時期:通常2~5週間以内に発送
ランキング:210538

<<本書のエッセンスの一部>>


本書の帯には、以下のように書かれてあります。


ホンダでの経験を活かし、他社に差をつけるためのノウハウを提案

--QCDで生き残るための事例集--

  • 世界各地で実践した問題解決ノウハウ事例
  • 外注部品メーカーとしての信頼関係から生まれる良い製品
  • ホンダの考え方
  • 6S管理の定着化/生きたQCサークル活動
  • 「問題解決の7ステップ」
  • QC7つ道具が簡単に使える事例
  • QCDで生き残るための7つの提案

本書は、9章から構成されています。


多数のイラストやフロー図、グラフなどの図表が挿入され実務的で分かり易い解説となっています。


ざっと概要を紹介します。


第1章では、「世界各地で実践した問題解決ノウハウ事例
と題して、筆者が世界各地で実践してきた問題解決のノウハウについて、問題解決の基本的な進め方として参考になると事例を交えて、「1.先入観を捨て、物を客観的に観ること」から「何事にもハングリー精神で取り組むこと」に至る7つの観点を取り上げ解説しています。


第2章では、「外注部品メーカーとの信頼関係から生まれる良い製品
と題して、部品メーカとその顧客(ホンダ)との信頼関係(パートナーとしての相互協力)が、良い製品づくりのために不可欠であることの事例をコニュニケーション活性化、パートナーシップなどの観点から相互協力関係について解説しています。(この内容は、{中国自動車大陸への道」とのタイトルでNHKスペシャルに取り上げられ、筆者も取材された内容)


第3章では、「体質改革のために酒井学校を設立
と題して、中国の部品メーカーのトップの意識改革と、作業者には、ホンダが要求する品質保証システムなど指導したとの中国で日本並みの品質の車を実現させるために、社内で立ち上げた酒井学校の活動を解説しています。品質保証システムの実践指導では、経営者の責任、役割、品質システム、品質教育、設計/仕様書等の管理、部品の管理、工程の品質管理、計測機器の管理、最終検査及び客先との情報フローなどについて、さらにFMEAをジレで指導、FTAを事例で指導といった内容を解説しています。「1.常識にとらわれずに自由に発想、自由に行動すること」から「27.ベテランは頭をやわらかくしてください」といった27項目にわたる体質改革、意識改革のための指導内容、さらには、「1.取引先、品質保証マニュアルについて」から「13.分かり易い正規分布曲線とCPK」といった13項目の「取引上必要な品質管理の知識と考え方の項目」が取り上げられ解説されています。


第4章では、「6S管理の継続的、積極展開について
と題して、「整理・整頓・清掃・清潔・しつけ」の5SにSafetyの「安全」を加えた6Sとして、その基本、具体的目的、6Sの具体的内容とそのねらいの効果などを解説し、とくに継続的に定着させるための「施策」などに重点化してその6S管理の積極的な取り組み方などを解説しています。


第5章では、「生きたQCサークル活動
と題して、QCサークル活動を活性化させるための進め方について解説しています。QCサークル活動の手順ならびに各ステップにおける活動の要点など整理した上で、QCサークル活動の事例に基づき各ステップ毎にやるべきこと(要点)と事例の内容といった順に解説しています。また筆者が感じたQCサークル活動発表会での審査、実践のなかでの課題についても取り上げています。


第6章では、「系統立てて物事を考える「問題解決の7ステップ」
と題して、問題が発生した際に、系統的に適正に効率的に解決するために、原因究明から対策、歯止めまでについて、QCストーリーの7つのステップに整理して各ステップ毎に各ステップ毎にやるべきこと(要点)と事例の内容といった順に解説しています。


第7章では、「解り易いQC7つ道具の使い方と事例
と題して、QC7つ道具は製造現場でよく使われていても余りその道具が生かし切れていないとし、各道具の使用目的を改めて整理した上で、特にヒストグラムと管理図(X-R:エックスバーアール)について重点的に解説しています。


第8章では、「解り易い正規分布曲線とCpk
と題して、「正規分布曲線とは、どんなものか」にはじまり、標準偏差σの特徴とその計算方法、工程管理のメインのツールである工程能力Cp値について、その種類とメカニズム、事例を用いてのCp値の計算、不良率の推定など工程能力指数について分かり易く解説しています。


第9章では、「QCDで生き残り
と題して、ホンダの考え方と経験をもとに中国企業での指導事例を交えて解説しています。とくに製造現場のムダとその排除の方法、品質コストの考え方、見える化の活動、外注二次メーカの指導と相互補完の考え方、他品種、少量生産でのQCDの保証、TPM( Total Productive Maintenance :総合的設備管理)導入といった活動について詳解しています。


<<本書で何が学べるか?>>


製造業において、筆者がホンダで培った品質管理とものづくりに関わる他社に差をつけるためのノウハウを伝授しています


筆者のホンダでの活動の集大成として品質問題の解決事例、品質に対する考え方、品質システムのあり方、主要QCツール、その他QCDの取り組みといった内容が事例を通じて実践的に説かれています


<<まとめ>>


本書は、品質管理の担当者、管理者を始め、これから品質管理に携わろうとしている新人から、自社の品質レベルをさらに向上させたい企業の経営者までの品質管理とものづくりの幅広いビジネスパースンにお奨めです。


なお本書の目次は、以下の内容です。
第1章 世界各地で実践した問題解決ノウハウ事例
第2章 外注部品メーカーとの信頼関係から生まれる良い製品
第3章 体質改革のために酒井学校を設立
第4章 6S管理の継続的、積極展開について
第5章 生きたQCサークル活動
第6章 系統立てて物事を考える「問題解決の7ステップ」
第7章 解り易いQC7つ道具の使い方と事例
第8章 解り易い正規分布曲線とCpk
第9章 QCDで生き残り






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