マイクロマーケティング」というのは、メーカーのマクロマーケティングに対して小売業のミクロマーケティングを指す言葉


消費財のメーカーは、大多数の消費者をターゲットに、大規模で全国的な販促活動を展開して、自社の少品種少品目の商品を大量に販売するといった方式を採用している。


これに対して、小売業は限られた狭い商圏で特定多数の顧客を対象に、小規模な店頭プロモーション活動を通して多種多様な商品を販売しています


モノが売れにくくなった時代において小売業の新戦略として期待される限られた商圏内の標的顧客に狙いを定めて、持続的な需要を創造していくマイクロマーケティングの理論と実践」について、『「顧客満足」の常識』(「ISOの本棚」のブログでも紹介)などの著書や消費財メーカーの流通チャネル戦略で知られる著者:鈴木 豊 氏が解説している本を紹介します。

本書によるマイクロマーケティングは、小売業のマーケティングの総称で、マーケティングの4P(Place、Product、Price、Promotion)理論に基づき体系化し、各種の戦略事例を交えた実践書として構成されています。

<<ポイント>>


これからの小売業のマーケティング戦略として期待される「マイクロマーケティング」手法の実務的な入門解説書。


「商品中心」から「顧客中心へ」という考え方の転換こそがマイクロマーケティングで最も重要であるとし、従来から顧客満足という言葉はよく知られているが、特に顧客のライフスタイルにまで踏み込んだより戦略的な展開が必要になると説いています


本書では、上記のような視点からマイクロマーケティングをどのように推進するかを分かり易く解説しています。


特に、具体的な戦略事例も多数紹介してあり、現場ですぐに役立てることができるように構成されています。


本書:「小売業の新戦略 マイクロマーケティング入門 」です。


本書は、著者:鈴木 豊 氏にて、2008年12月に PHP研究所 から「PHPビジネス新書」の一冊として発行されています。


マイクロマーケティング入門 (PHPビジネス新書)
PHP研究所
発売日:2008-12-19
発送時期:通常24時間以内に発送
ランキング:28184

<<本書のエッセンスの一部>>


本書の帯、並びに表紙カバーの裏面には、以下のように書かれてあります。


「売れない時代」にモノを売る!

商品主体の販促から→顧客中心の販促へ

小売業の救世主と期待される新手法をいち早く紹介。

成熟社会を迎えた今日、単に魅力的な品ぞろえや売り手の一方的な販売促進だけではモノが売れなくなった。
そこで注目されているのが、限られた商圏内の標的顧客に狙いを定め、持続的な需要を創造していくマイクロマーケティングである。
本書は、小売業の救世主として期待されるこの新手法をいち早く紹介。具体的な戦略事例も多数掲載し、実践ですぐに役立つ一冊。


本書の構成をざっと紹介します。


第1章では、「小売業のマイクロマーケティングの基本知識
として、マーケティングとは何かといった基本からはじまり、メーカーと小売業のマーケティングの違い、4P理論の観点からの小売業のマイクロマーケティングの概念と特徴などを概観し、マイクロマーケティングの体系をまとめ総括しています。


第2章では、「マイクロマーケティングにおける統合戦略の実際
として、マーケティングミックスの考え方と4Pの各要素の戦略(Place『立地および商圏の設定による業態の出店戦略』、Product『需要カテゴリーの創造とカテゴリーミックス戦略』、Price『偽りのない正直価格戦略』、Promotion『顧客の誘引と購買促進戦略』について解説しています。


第3章では、「立地および商圏の設定による業態の出店戦略(Location & Store Development)の視点
として、ステップ1「ポジショニング」からステップ7「ビジュアルプレゼンテーション」までの小売業が適切な立地を選定し、その地域の生活者ニーズの不満や悩みなどの解決策を提供していくためのマーケティング志向の業態を確立するまでの手順をイラストや写真などの事例紹介を交えて解説しています。さらにコンビニエンスストアのマーケティング的側面からの業態特性を取り上げ解説しています。


第4章では、「商品化政策を推進するライフスタイルアソートメントの実施視点
として、4PのなかのProductに関わる需要カテゴリーの創造とカテゴリーミックス戦略のライフスタイルアソートメントの実施視点をカテゴリーマネジメント、取り組み上の留意点についてイラストなどの多数の図表を交えて分かり易く解説しています。


第5章では、「インストアマーケティングの戦略的展開の視点
として、4PのなかのPromotionの顧客の誘引と購買促進戦略についてインストアマーケティングと位置づけて、顧客の購買決定条件、ローカルマーケティング、インストアプロモーション、スペースマネジメント、DMによるマーケティングコミュニケーションの考え方や企画や手段などを具体的に分かり易く解説しています。


第6章では、「ロイヤルティマーケティングへの取り組み
として、第1章の体系図で「マイクロマーケティング」の別称として「ロイヤルティマーケティング」、「ワントゥワンケーティング」、「データベースマーケティング」などがあると示していたが、多くの消費財メーカーやホテルが取り組んでいる「CRM(Customer Relationship Management)」とほぼ同じ意味の「ロイヤルティマーケティング」の意義からその実践内容について、「サプライ(商品)指向からディマンド(顧客)重視へ」、「CRMの取り組みへ」、「商品管理から顧客管理へ」といった内容で、取り組み事例を交えて解説しています。


終章では、「消費環境の変化とマイクロマーケティングの方途
として、近未来の消費者像の展望、マーケティング・マネジメント体制の確立と実施上の留意点などマイクロマーケティングの展開について展望しています。


<<本書で何が学べるか?>>


終章で筆者は以下のように述べています。


スペスフィック(固有の)機能を持つ小売業は、目的意識の共通する顧客を対象としており、常に顧客の顔を見て経営の仕組みを構築しています。売り場面積や店舗数の多さという規模の問題ではなく、「顧客に対して、どんな価値を提供できる小売業なのか」というかけがえのない、”機能”を鮮明に表す時代が訪れようとしている。(略)
近未来を予測するとき、”個客”に焦点を当てたマイクロマーケティングの展開を抜きにしては小売業の成長を語ることはできません


本書では、マイクロマーケティングをどのように推進するかを分かり易く解説しています。


特に、具体的な戦略事例も多数紹介してあり、現場ですぐに役立てることができるように構成されています。


<<まとめ>>


本書は、小売業の関係者のみならずマーケティングに関心があるビジネスパースンには、お奨めしたい一冊です。


なお本書の目次は、以下の内容です。
第1章 小売業のマイクロマーケティングの基本知識
第2章 マイクロマーケティングにおける統合戦略の実際
第3章 立地および商圏の設定による業態の出店戦略(Location & Store Development)の視点
第4章 商品化政策を推進するライフスタイルアソートメントの実施視点
第5章 インストアマーケティングの戦略的展開の視点
第6章 ロイヤルティマーケティングへの取り組み
終章 消費環境の変化とマイクロマーケティングの方途





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