のうだま

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のうだま

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新年の気持ちも新たに、禁煙とかウオーキングなどの誓いや抱負を立てたものの三日坊主であえなく挫折。


よくあることですが、…。


これについて筆者等は、脳の生理からするとこういった三日坊主となってしまうことは当然のことと言います。なぜなら持続できないというのは、もともと脳があきっぽくできているから


脳は、生きていくための当然の対応として、すぐに「馴化」(じゅんか)して、当たり前の刺激としてマンネリ化するため続かなくなるもの。


実は、この「マンネリ化」にも2つのパターンがあり、


  • 一つは、楽しくて始める→楽しいことがマンネリ化→飽きてつまらなくなる→やめる
  • もう一つは、面倒くさくてもしなくてはいけないとし→面倒くささがマンネリ化→それに慣れる→習慣化

後者のように習慣化し、「やる気」を引き出し続けることができるようにするためには、脳をだませばいい。


脳をだます方法は、やる気に関わっている脳の淡蒼球(たんそうきゅう)をアクティブにしてやること。


淡蒼球は、脳の深部にある脳の皮質下構造のひとつで大脳基底核の一部で、神経細胞の軸策を取り囲んでいる物質のミエリンの髄鞘を被った軸索が通過するため、青白い外見を呈することから淡蒼球と呼ばれています。


この淡蒼球は、外節と内節とに区別されますが、どちらも共に抑制性の神経伝達物質であるγ-アミノ酪酸のGABA(gamma-aminobutyric acid)作動性の大型の投射ニューロンを含んでいます。


淡蒼球は、自分の意志では動かせないが、連動する4つのスイッチは、自分の意志で動かせる


そのスイッチを入れることにより淡蒼球を活性化させることが持続のコツであると説いています。


120万部を超すミリオンセラーになった『キッパリ!』の著者:上大岡 トメ 氏(こちらが上大岡の「トメカミカメト」のウェブサイト)と「海馬」などの多数の脳科学の啓蒙書でよく知られる脳研究者の池谷 裕二 准教授(こちらが池谷氏の「Gaya's homepage」)が最近の脳研究に基づいて続ける技術とやる気の秘密をイラストを中心に分かり易く説いている本を紹介します


<<ポイント>>


脳科学に基づき、「やる気」を出させて「続ける」コツを分かり易く説いている本


上大岡 トメ 氏が「続けるコツ」を池谷 裕二 准教授に尋ねていくといった展開で始まる親しみ深いイラストを中心に淡蒼球を活発に動かすための4つのスイッチ(BERI:Body:「身体を動かす」、Experience:「いつもと違うことをする」、Reward:「ご褒美を与える」、Ideomotor:「なりきる」)の入れ方や、そのスイッチを使ったやる気の持続のための16のエクササイズまでを解き明かしてします


本書:「のうだま」です。


やる気の秘密」との副題が付いています。


本書は、上大岡 トメ 氏ならびに 池谷 裕二 氏の共著にて、2008年12月に幻冬舎より発行されています。


のうだま―やる気の秘密
幻冬舎
発売日:2008-12
発送時期:通常24時間以内に発送
ランキング:111
おすすめ度:4.0
おすすめ度5 脳科学的にやる気を上げる方法が1分で分かる優れもの
おすすめ度5 読みやすい
おすすめ度5 手元に置いておきたい宝物みたいな本
おすすめ度5 勉強が嫌いな人にも読める本。さすが池谷先生。
おすすめ度1 どの年代を対象としている著書なのか?

<<本書のエッセンスの一部>>


本書の帯には、以下のように書かれています。


どうして「続ける」ことができないのか?

やる気を出させて「続ける」コツは、脳をだますこと。

三日坊主は当然。続けられないのは、脳があきっぽくできているから。
だから「やる気」を引き出すためには、脳をだませばいいのです。
ではどうやってだますのか。それには脳の中の淡蒼球を動かさなければなりません。
自分の意志では動かせない淡蒼球を起動させるスイッチが4つあります。

スイッチB Body (カラダを動かす) /スイッチE Experience (いつもと違うことをする)/ スイッチR Reward (ごぼうびを与える)/ スイッチI Ideomotor (なりきる)

 これらのスイッチを誰でも簡単に気楽に発動させるコツがあります。(第3章参照)
最新の脳研究を元に、続ける技術とやる気の秘密を解いた本が出来ました!


本書は、最初に「からくり編1」で三日坊主といった持続性の無さは、脳の働きによるもの。「やる気」がでるポイントは「淡蒼球」という脳の部位で、それは自分の意志ではコントロールできないが、4つのスイッチを自分の意志が動かして活性化させることが持続のポイントと説かれます。


次いで、淡蒼球を活発に動かす4つのスイッチ(スイッチB Body (カラダを動かす) /スイッチE Experience (いつもと違うことをする)/ スイッチR Reward (ごぼうびを与える)/ スイッチI Ideomotor (なりきる))の活性化の方法が説かれ、最後に16の4つのスイッチを入れ持続するための実践方法が説かれています。


本書の最後で池谷先生の解説があります。以下のようになかなか興味深いたとえ話を交えて本書のエッセンスについてのコメントが加えてあります。


淡蒼球」は、「やる気」「気合い」「モチベーション」など、日常生活において大切な基礎パワーを生み出す脳部位と言われています。淡蒼球は誰もが持っている脳のパーツです。つまり、「やる気」は誰にでも出せるぞというのがこの本のポイントなのです。

脳とカラダではどちらが先に発達したでしょうか。もちろんカラダです。(略)つまり「脳」は、進化の歴史のなかでは新参ものなのです。そんなわけで、脳はカラダの奴隷になってしまっています。

私たちが日常生活で体験したことは、脳の「海馬」を通じて脳に貯えられます。そして、貴重な記憶や知恵へと変わって行くのです。しかし、ここで忘れてならないことは、経験がパターン化されて繰り返されると、海馬にまで情報が届かなくなるということです。(略)
脳を大会社にたとえてみましょう。会社には、パートさんや平社員、部長、重役などたくさんの人が働いています。そんなメンバーでもっとも重要な指令を下すのが社長(海馬)だというわけです。(略)
脳の研究者たちは海馬を「差分検出器」という呼び方をします、「通常」と比べてみて、何か差が見つかると、海馬が活性化されるということです。


「気合いだ!」を連呼して気合いを入れる元レスラーがいますが、カラダの行動が先で脳がついてくるといったことで。たしかにそのようなことは実感があります。


<<本書で何が学べるか?>>


本書では、脳科学の観点から「やる気」を出させて「続ける」コツを親しみやすい上大岡 トメ 氏のイラストを中心に解説しています


その秘密は、自分の意志では動かせない脳の淡蒼球を連動している4つのスイッチを通して活性化することとしてその方法を説いています


<<まとめ>>


本書では、脳科学に基づく「やる気」と「続ける」コツが明快な説得力で説かれています。


「今年こそ、○○をとの誓い」を挫折させず成功させたいと思っている人には、本書は、お奨めです。


なお本書の目次は、以下の内容です。
第1章 からくり編1
脳の法則1.人間はあきっぽくできている!
脳の法則2.「やる気」は迎えに行くものです。
脳の法則3.続けるコツは、脳をだまして蒼い玉を動かすこと!!
からくり編1のまとめ
第2章 からくり編2
スイッチB
スイッチE
スイッチR
スイッチI
からくり編2のまとめ
第3章 やってみよう編
先ずは20回続けよう!
01 最初の目標は小さくする
02 腹八分目でやめる
(略)
16 はじめのキモチを思い出す
参考文献
あおだまのうた
解説(池谷裕二)
あとがき(上大岡トメ)






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