最近では、「職場」、「チームビルディング」、「モチベーション」といったキーワードにも触れる機会が多くなったが、


あなたの周りの職場で以下のような17項目のことが起きていないだろうかと筆者は言う。


  • 最近オフィスが静かになった。
  • 同じフロアの人間にもメールで連絡する
  • 喫煙室が最も社内で活性化
  • ……
  • 若手社員がすぐ辞める
  • 年々新人のレベルが下がっている
  • うつ病で休職する社員が珍しくはなくなった

こういったなかの10項目以上が該当するようだと職場の健康状態は、「要注意」と。


そしてそこから健康な職場状態に戻す処方のキーワードは、「職場活性化」だと。


とは言っても「職場活性化」については、その重要性はわかっていても、具体的な方法がなかなか見えてこないもの。


筆者:大塚 寿 氏がこれまでに経営コンサルタントとして携わった活動や自らもリクルート社に勤務し得た生の体験に基づき、48の「職場活性化の方法」をまとめて提示している本を紹介します


<<ポイント>>


「職場活性化」の手法を一冊に集約した本


寄せ書き」「社員図鑑」「やまびこあいさつ」などのリクルートを始め多くの企業で成果をあげてきた具体的な48の職場活性化のテクニック・手法を紹介しています


職場の人事マネジメントに活用できる有力なツールが披露されています。


さすがに48手は多いようにも思えるが、「方法は数が勝負、なぜならどんな素晴らしい方法であってもそれが「自分にはできないこと」だったら意味がないので、方法の数が多い方が「できる」ことに出会える確率が増える」と述べています。


さらにこの48の「職場活性化の方法」から「自社の業態や職種、風土に合致しそうなものを取捨選択し、採用しやすいものから実践し、明るい職場づくりに役立てて欲しい」としています。


本書:「職場活性化の「すごい!」手法」です。


モチベーションを一気に高める48の処方箋」との副題が付いています。


本書は、著者:大塚 寿 氏にて、2009年1月にPHP研究所 より、PHPビジネス新書の一冊として発行されています。


職場活性化の「すごい!」手法 (PHPビジネス新書)
PHP研究所
発売日:2009-01-17
発送時期:通常24時間以内に発送
ランキング:486
おすすめ度:4.0
おすすめ度3 活用次第
おすすめ度4 久々にマネジメントに使える本です
おすすめ度5 自分好みの活性化策を参考にするのがいいかと
おすすめ度4 実はマネジメントの本だ!
おすすめ度5 アナログ・コミュニケーション事典

<<本書のエッセンスの一部>>


本書の帯ならびに表紙カバーの折り返し部には、以下のように書かれています。


これだけあれば どれかは効く!

寄せ書き」「社員図鑑」「やまびこあいさつ」「社員旅行復活」「職場にお菓子を」…
リクルートおよび優良企業のユニークな手法の数々を紹介。」

「方針が伝わらない」なら「エピソードで語る

「イベントが盛り上がらない」なら「小道具を使う

「部下が伸び悩んでいる」なら「ポジティブイリュージョンを活かす

………など48の「すごいワザ」を教えます!


本書は、5つの章から構成され、「職場活性化の手法の重要なもの:10」を最初に取り上げ、次いで以下のアイテム順に「モチベーションをあげる制度:8」、「人材育成のマネジメント:11」、「職場づくり:12」、「イベント:7」という内訳で48の「職場活性化を有効に行うための方法」が説かれています。


本書で説いているノウハウの一端を紹介します。


職場を「売り場」だと考える」とし、
ともすると自分の所属する部門だけから発想するから思考停止状態に陥ってしまう。
そんなときは、「職場づくり」を「売り場づくり」に置き換えて発想すると着想しやすくなる。
現在、最も元気がある売り場の「ドン・キホーテ」、「モツモトキヨシ」、「オオゼキ」の3社の売り場のつくり方の共通点は、


  • 開かれている
  • エンターテイメント性が高い
  • カオス状態である

という点。そこから示唆を得て、「風通しの良い職場」、「面白い、楽しい職場」、「多様性・カオス状態」があがってくる。このように身近な「売り場」を良く観察するとそこから必ず職場活性化のヒントが隠されている。


「言葉の嵐」作戦」とし、
人はどうしても普段感じている感謝の気持ちやねぎらいの言葉を発しにくいものだが、言葉をもらう側はまったく逆。何気ない言葉が一生の糧となったり、人生の起爆剤にあることもある。
自分が苦難を乗り越えていい仕事を達成した時に、周りから評価されてこそ自信が持てるようになる。
(略)
 寄せ書きのいいところは、多くの人から一度にメッセージを伝えられること。それが量としてまとまることで、強力なモチベーションアップのツールになる。「寄せ書き」はまさに『言葉の嵐』になる。また「アドバイスシート」、「サンキューカード」、「バースデーカード」なども有効。
ちょっとしたプレゼントと共に渡される「バースデーカード」に、同僚やメンバーの寄せ書きをつける。言葉の嵐が人を熱くすることを正に実感する瞬間になる。


地方高校の生徒会長を狙え」とし、
相次ぐ規制緩和の影響、また採用・教育には手間とコストがかかることから、庶務やアシスタント業務に派遣社員を採用する企業が増えている。
しかし職場活性化のためには、正社員の採用を提案したい。
多様な雇用形態を否定はしないが、残念ながら、日本では終身雇用という前提が無いと欲しい人材は集まらないという事情もある。
庶務やアシスタントの採用に際し、重視したいのは、「事務処理能力」と「気が利くかどうか」だ。
その際、採用の黄金律とも言うべき基準がある。その戦略的気の利く人材発掘法というのは『生徒会長経験者』を採用することだ。


以上は48の方法のごく一端になりますが本書では、ユニークで即効性もあると思われる職場活性化のためのアイデアが満載されています。


<<本書で何が学べるか>>


今更のように職場を活性化させることの重要性は分かっていても、ではどうするかとなるとなかなか良い方法が見えてこないもの。


本書は、職場の活性化をテーマに最初に重要な手法を10件、次いで「制度」、「職場づくり」、「イベント」といった切り口からこれでもかと多数の具体的でユニークな「エピソード・マネジメント」、「ポジティブ・イリュージョン」、「ハチ巻き効果」、「社員図鑑」などの手法が紹介されています


こんな職場活性化のやり方もあるかとの気づきが一杯見つかるはずで、業種や職種を問わず、あなたの会社にピッタリとフィットした方法が見つかることと思われます。


<<まとめ>>


現下の厳しい経営環境にはありますが、どうもうちの職場は、元気がないのでは、…と感じているとしたら、本書には、48の処方箋が用意されており、あなたの会社にしっかりと効く、モチベーションアップの薬が見つかるのではと思われます。


なお本書の目次は、以下の内容です。
1 あらゆる職場を活性化させる「すごい手法10」
2 やる気を引き出す「すごい制度8」
3 人がみるみる育つ「すごいマネジメント11」
4 こんなやり方があったのか!「すごい職場づくり12」
5 元気な会社の「すごいイベント7」





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