労働安全衛生OHSAS)の入門書の定番がOHSAS18001:2007規格の改正に対応して改訂発行されています。


企業の経営の日常的な運用において、基本的な要件となるのが労働安全衛生になります。


USスチール社長のエルバート・ヘンリー・ゲーリーによる「安全第一」(この後に「品質第二」、「生産第三」と続きますが)という有名なスローガンを持ち出すまでもなく、企業に働く従業員の安全と健康を適切にマネジメントしていくことは企業活動の生命線でもあります。


また最近では、とくに建設業でのOHSAS18001:2007に基づく認証が注目されています。


本書の「はじめに」で筆者は、企業の労働安全衛生について誰にでも理解できるように以下のような観点から解説したと述べています。


  1. 安全とはどういう状態をいうのか
  2. 衛生とはどういう状態をいうのか
  3. リスクとは何か
  4. 労働安全衛生マネジメントシステムとは何か
  5. 法はどんなことを企業に求めているか
  6. 労働災害を減少させるにはどのようにすればよいか

このように安全、衛生、リスクといった企業における労働安全衛生について誰にでもわかりやすく解説し、短時間でそのエッセンスと概要が理解できる手軽な一冊です。


<<ポイント>>


労働安全衛生OHSAS)の定番入門書のOHSAS18001:2007規格対応の改訂版。


本書では、他の「やさしいシリーズ」と同様のコンセプトに基づいて、以下の特色を備えています。

  • 労働安全衛生に関わる上記(1~6)などの基本的事項及びOHSAS 18001:2007規格に基づく認証制度など基本的事項をイラストと共に分かり易く解説し、…。
  • OHSAS18001:2007規格の要求事項についてかみ砕いて解説し、…。
  • 労働安全衛生の今後について展望しています。

本書:「2007年改正対応 労働安全衛生(OHSAS)入門」です。


本書は、著者:平林 良人 氏にて、2009年2月に日本規格協会より「やさしいシリーズ8」として発行されています。

2007年改正対応 労働安全衛生(OHSAS)入門 (やさしいシリーズ)
日本規格協会
発売日:2009-02
発送時期:在庫あり。
ランキング:11211

<<本書のエッセンスの一部>>


本書の帯には、以下のように書かれています。


OHSASの定番入門書

最新規格にあわせて内容刷新!


本書は、5章から構成されています。


ざっと概要を紹介します。


第1章では、「労働安全衛生を知る21の質問
と題して、例えば、「Q1 “安全”とは,どのような状態をいうのでしょうか?」にはじまり、「Q21 OHSAS 18001:2007年版の改正の要点を教えてください。」に至る21問のQ&Aを通しての労働安全衛生の基本用語やOHSASについての読者が知りたいと思われるような事柄が取り上げられ解説されています。


ここで労働安全衛生の全体像について概観することができます。


第2章では、「企業における労働安全衛生
と題して、企業において経営者が重要視すべき労働安全衛生に関する事項などの「経営者の果たすべき責務」や「労働安全衛生配慮義務」を確認した上で、企業が労働安全衛生マネジメントシステムを導入する背景、地域社会に対する貢献といった活動の意義を説いています。


そして、労働安全衛生法の目的を確認し、労働安全衛生規則を順守することの重要性を解説しています。


またリスクアセスメントの重要性に関して、リスクの概念から、リスクアセスメントの実施手順、危険源の定義と危険源の特定の手順、リスク見積もりの手順、記録、更には安全衛生管理体制等について、それぞれの活動において留意すべき事項を交えて詳解しています。


第3章では、「労働安全衛生の認証制度
と題して、OHSAS 18001を基準規格にしたOH&SMS 審査登録制度について解説しています。OH&SMSの認定制度の概要、認証機関、審査員研修機関、OH&SMS審査員登録機関などの仕組みを解説しています。さらにOH&SMSでは、何が要求されるのかのポイント、受審組織の対応として必要な事項、認証機関の特徴とOH&SMSの第三者審査登録の状況(2008年11月現在で約588組織)等を解説しています。


第4章では、「労働安全衛生と規格(OHSAS)
と題して、OHSAS 18001:2007規格の4.1項:「一般要求事項」、から4.6項:「マネジメントレビュー」までの要求事項について規格の一部を引用しながら解説しています。枠囲みで要求事項を記載し、そのポイントを解説するといった構成になっています。


第5章では、「労働安全衛生の今後について
と題して、我が国の労働災害の現状を分析し、労働安全衛生の今後について、労働災害防止計画、労働安全衛生マネジメントシステム、イギリスに学ぶといった観点から展望しています。


<<OHSAS 18001:2007の関係書籍>>


「ISOの本棚」のブログですでに紹介した以下のような『OHSAS 18001:2007』に関する本がありますのでご参照下さい。



<<本書で何が学べるか?>>


何事を学ぶにつけても先ず基本が大切ですが、本書は、OHSASの基本を一からイラストを交えて親しみやすく丁寧に解説してあり、OHSAS 18001:2007改正に対応して中味が刷新されましたが、ますます労働安全衛生(OHSAS)の不動の定番入門書としての位置は揺るぎない内容となっています


統合のマネジメントシステムに取り組むということでないとしても、労働安全衛生(OHSAS)は、職場環境の改善と労災リスクを低減するのみならず、品質・サービスの質を高めるというシナジー効果をもたらすツールになります


<<まとめ>>


必ずしも、入門者だけでなく、労働安全衛生OHSAS)に関心がある関係者には、読んで頂きたい一冊です。


またOHSAS教育の研修用テキストとしても本書は、おすすめです


なお本書の主要目次は、以下の内容です。
第1章 労働安全衛生を知る21の質問
Q1 “安全”とは,どのような状態をいうのでしょうか?
Q2 “リスク”とは,どんなことをいうのでしょうか?
Q3 “リスクアセスメント”とは,どんなことをいうのでしょうか?
Q4 “ハインリッヒの法則”とは,なんでしょうか?
(略)
Q21 OHSAS 18001:2007年版の改正の要点を教えてください。
第2章 企業における労働安全衛生
2.1 経営者の責務
2.2 安全衛生配慮義務
2.3 労働安全衛生マネジメントシステム導入の背景
2.4 地域社会に対する貢献
2.5 労働安全衛生法
2.6 リスクアセスメントの重要性
2.7 安全衛生管理体制
第3章 労働安全衛生の認証制度
3.1 OH&SMSの認定制度
3.2 認証機関の役割と認定
3.3 審査員研修機関の役割と承認
3.4 要員評価登録機関の現状
3.5 OH&SMSに要求されるもの
3.6 受審組織の対応
3.7 認証機関の特徴
3.8 OH&SMSの第三者審査登録
第4章 労働安全衛生と規格(OHSAS)
4.1 一般要求事項
4.2 OH&S 方針
4.3 計画
4.4 実施及び運用
4.5 点検
4.6 マネジメントレビュー
第5章 労働安全衛生の今後について
5.1 労働安全衛生の現状
5.2 労働安全衛生の今後





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