人財」(=宝物)という言葉を筆者:山岡 歳雄氏が使いはじめたのは、今から50年以上も前とのこと。多分、日本でだれよりも早く使い始めたとのこと。

山岡氏は、現在、工学博士、QMS(品質)及びEMS(環境)主任審査員でISO関係専門コンサルタント(認証取得、維持改善等の教育指導)及び経営コンサルタント(新規事業、人財育成を中心とする企業への教育指導)などで活躍中。

建設コンサルタント会社の技術者としてサラリーマン生活を経て、1999年まで約30年にわたり総合建設コンサルタント、土木建築設計施工、一級建築事務所、宅地建物取引業、物流システム管理、新規性開発、経営コンサルタント等の会社の経営に携わった経歴があり、現在、70歳。


本書の「はじめに」で筆者がこれまでのビジネス半生で培ってきた人間観について以下のように述べています。


「私が人間にとって一番大事だと考えているのは「知育・徳育・体育」」です、人間には知識が必要ですが、頭でっかちはダメで人間としての徳=躾けも必要ですし、同時に体も立派=健康でないといけません。

この三つは人財の基本中の基本要素でもあります。

 人は無限の力を持って生まれ、成長することでさまざま財産を身に付けていきます。

これからの時代、人は自ら人財を構築・改善することが必要ですし、企業は人財をいかに育成・活用するかが経営の成否を分ける分岐点にもなってくるはずです。企業、社員の双方にとって、これからは「人財」が大きなキーワードになっていくことでしょう。」


その筆者が説く優れた人財になるための『人財論』の本を紹介します。


<<ポイント>>


優れた人財になるための知識・考え方・ノウハウが習得できる本。


本書は、二部構成となっています。


前半(第1章~第3章)では、筆者のこれまでのビジネス半生を振り返るとともにそこで筆者が培ってきた人財に関する考え方とISOと人財、さらにはISOの思想が意図していることなどの筆者のISO論を論じています。


また後半(第4章~第7章)では、単に人財育成についてのマニュアルといった形式的なものではなく、ISO9001の思想を踏まえ、真に企業から必要とされる人財になるためのどうするかといった中身の詰まったノウハウを説いています


また人財とISOの有効な活用のための筆者が日頃、コンサル活動等で活用している多くのチェックシートの中から選定した以下の5つのチェックシートが添付されていて、筆者の体験例を交えて本書で解説されています。


  • 「自分のための問題発見法(自己評価管理シート)」
  • 「ビジョン立案・計画シート(自己「理念・方針・目的・目標」管理シート)」
  • 「ビジョン達成記録ノート(自己目標達成実施改善シート)」
  • 「問題発生時チェックシート(是正処置シート)」
  • 「問題解決チェックシート(予防処置シート)」

本書:「人財力革命」です。


躾と人財育成で、人も組織も大躍進」との副題が付いています。


本書は、著者:山岡 歳雄 氏にて、2009年2月に文芸社より発行されています。


人財力革命―躾と人財育成で、人も組織も大躍進
文芸社
発売日:2009-02
発送時期:一時的に在庫切れですが、商品が入荷次第配送します。配送予定日がわかり次第Eメールにてお知らせします。商品の代金は発送時に請求いたします。

<<本書のエッセンスの一部>>


筆者の活動と交友範囲の広さを象徴するように参議院議員の福山 哲郎 氏が本書の冒頭に推薦文を寄せていますが、本書の帯には、そこから抜粋して以下のような書かれています。


優れた人財が日本を活性化する!!

「未曾有の金融・経済危機が叫ばれる現在、「社員は財産、宝である」と生涯を通して主張・実践してきた山岡氏の考え方は、家族や学生を始め、経営に迷う経営者にも、評価に悩む社員にも大切な「気づき」を与えてくれるでしょう。」

参議院議員 福山 哲郎


本書は、5つのチェックシートを使って自分の「人財力」を検証するとして、筆者の「人財論」の全体像を概観する「企業のよき発展は一人の「人財」から始まる」と題した序章に始まります。


本書は、7章から構成されています。


ざっと概要を紹介します。


第1章では、「「人材」ではなく「人財」が正しい!
として、筆者の生い立ちからサラリーマン人生までの道筋を振り返っています。人財について両親から人に優しくする心を教わり、お兄さんから「人は、宝、人は、財産」と教えられたことなど交えて、今、なぜ人財なのかを説いています。


第2章では、「「ISO(国際標準化機構)」の思想は人間社会のルール
として、サラリーマン生活時代に設計事務所からスカウトされ、サラリーマンと決別し建設コンサルタントとしての独立の経緯など交えて、経営者としての「人財育成」の重要性の再確認したこと。さらには、会社と解散し、ISOの審査員としての再出発などの出来事を振り返り、ISOとの出会いから審査員、コンサルティングのための活動状況について幾つかの審査機関での経験談を交えて概観しています。また今日の審査員、コンサルタントとしての活動についての筆者のISOに対する真摯な思いと人財との関わりなどについて述べています。


第3章では、「ISO9001は人財を育て顧客満足度をアップさせる
として、『ISOは単なる管理マニュアルでなく根底に流れる思想・哲学』を理解することが大切とし、筆者の経営に対する考え方と人財育成に関する考え方がISOにはすべてそっくり包含されるとISOの思想・哲学の根幹部について論じ、ISO9001の基本的な考え方と筆者の思いについて解説しています。


第4章では、「「働く」とは「“傍”を“楽”にする」こと
として、仕事や働くことの意味を改めて問い直し、仕事を通して生きがいを見つけることの重要性を説いています。とくに、筆者のビジネス半生を振り返りながら、若い人たちに向けて、自己実現を果たすことそして人財として社会に役立つことの意義を問いかけています。


第5章では、「「人財」はこうして育てる
として、どのように企業の成長に寄与できる人財になるか、また企業の部下を持つ上司の立場、経営者向けにどのように人財を育成すべきかを筆者の経験談やISO審査、コンサルでのエピソードなど織り込み、PDCAとSDCAといった話題を取り上げながら解説しています。


第6章では、「今こそ「躾」の必要性を再考すべき
として、人財教育におけるSDCAの活動についての標準・基準のS(Standard)は躾けであるとし、自分自身の躾をしっかり編みだし活用することが極めて重要と説いています。

また成人してからの躾については、「5S」活動にて行うのが良いとし、5Sのステップを説いています。躾教育には、5W1Hに原価意識のH(how much)の原価意識を加えた活動、さらには、「3S」(標準化・規格化・専門化)と「5ゲン主義」(原理・原則・現場・現物・現実)と躾との関係などを説いています。


第7章では、「企業が望む「人財」になるための七カ条
として、組織の宝物である「人財」になるための(「1.自己の信念・理念を理解させる」に始まり「7.資格とどんどん取る!」に至る)「七箇条の心得を説いています。

最後に優れた人財になるための「1.失敗は成功のもと→失敗にくじけてはならない」といった)36の法則を人々に認められる人間像を確立するための処方箋として提示し、結んでいます。


実は、筆者の山岡さんは、よく存じ上げています。

本書の中でも多数の写真と共に登場していますが、トレードマークの髭と一見少し怖そうな風貌ながらその眼はやさしく人に対する愛で溢れた人物。


アメリカでは、大統領は、その2期の任期を終了するとリタイアし、図書館を作り回顧録を書くという余生になります。


山岡さんが本を出されるということでこの種の回顧録かと思っておりましたが、ISOを絡めた人財論で、70歳にしてますます元気。


一般にこういった人財論というのは、往々にしてお説教臭くなりがちな面がありますが、そういう面が余り感じられないのはこの人の人柄が滲み出ているからと常に勉強を怠らない熱心さが伝わるからだと思います。


<<本書で何が学べるか?>>


本書では、人財論を通して山岡さんの人生観・哲学が熱く語られています。


昨今、大きな字で隙間だらけの中身が薄い本もありますが、本書は、ぎっしりと290ページ中身の濃い本となっています。


<<まとめ>>


本書から得られることは、読者のニーズによって色々と多様かも知れませんが、若者からマネジャー、経営者まで、それぞれの立場において、きっと本書からこれはというヒントが得られると思います。


なお本書の主要目次は、以下です。
序章 企業のより良き発展は一人の「人財」から始まる
(チェックシートで自分の人財力を検証してみる)
第1章 「人材」ではなく「人財」が正しい!
(周囲の人々に教えられた「人は宝、人は財産」という考え方)
第2章 「ISO(国際標準化機構)」の思想は人間社会のルール
(ISOの普及活動がライフワークに)
第3章 ISO9001は人財を育て顧客満足度をアップさせる
(伸びる企業はISOを効果的に運営管理している)
第4章 「働く」とは「“傍”を“楽”にする」こと
(仕事を通して生きがいを見つけ、自己実現を果たす)
第5章 「人財」はこうして育てる
(人材育成と人財育成の違い)
第6章 今こそ「躾」の必要性を再考すべき
(「5S活動」は人間生活の基本)
第7章 企業が望む「人財」になるための七カ条
(組織の歯車ではなく組織の宝物になる)




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