組織はすべて、人と社会をより良いものにするために存在する。すなわちミッションがある。目的があり、存在理由がある。


これは、本書の中のドラッカーの言葉。


マネジメントの中核にあるものがミッションとするドラッカー(P.F.ドラッカー(Peter F. Drucker))の5つの質問に答えていくことから、組織のミッションを明確にし、人と社会をより良いものにし、成長させていくことができる。


そのための方策がマネジメントである。


1990年代にドラッカーによって開発された、組織とその活動全体を自己評価し、将来のあるべき姿を探るための経営ツールとして編み出された手法が、この「5つの質問」。


5つの質問」とは、以下の5つのもの。


  1. われわれのミッションは何か?
  2. われわれの顧客は誰か?
  3. 顧客にとっての価値は何か?
  4. われわれにとっての成果は何か?
  5. われわれの計画は何か?

ドラッカー自身による各質問の説明に、さらに各ジャンルの第一人者(ジム・コリンズ/フィリップ・コトラー/ジェームズ・クーゼス/ジュディス・ローディン/V・カストゥーリ・ランガン)が解説を加えているのが本書


本書は、リーダー・トゥー・リーダー財団刊行の「The Five Most Important Questions You Will Ever Ask About Your Organization(2008)」の邦訳になります。


もともとは、非営利組織の経営ツールとしてドラッカーによって開発されたものだが、今日では広く企業の経営ツールとして活用されているもの。


5つの質問」は、最もシンプルでありながら、最も奥深い洞察となっていてまさにドラッカーの全経営思想の真髄と呼ばれる書。


本書の「はじめに」でフランシス・ヘッセルバイン氏(リーダー・トゥー・リーダー財団)は、以下のように述べています。


いかなる組織にあろうと、このシンプルな「5つの質問」に答えない限り、顧客、組織、自らに対し、やがて害をなすことになる。


<<ポイント>>


ドラッカーの全経営思想の真髄とも言われる:組織とその活動全体を自己評価し、将来のあるべき姿を探るための「5つの質問」とその解説書


組織のトップに向けて問いかけます。


「あなたの組織のミッションは、何か。?」……と。


本書では、組織の現状を把握し、将来のあるべき姿を探るための経営ツールとしてドラッカーが開発した、最もシンプルで奥深い「5つの質問」による自己評価法について解説しています


本書:「経営者に贈る5つの質問」です。


本書は、著者:P.F.ドラッカー 氏にて、ジム・コリンズ、フィリップ・コトラー、ジェームズ・クーゼス、ジュディス・ローディン、V・カストゥーリ・ランガンの各氏の特別寄稿にて、上田 惇生 氏による翻訳にて、2009年2月にダイヤモンド社 より発行されています。


経営者に贈る5つの質問
ダイヤモンド社
上田 惇生(翻訳)
発売日:2009-02-20
発送時期:在庫あり。
ランキング:175
おすすめ度:5.0
おすすめ度5 さっと読めるが、じっくり読むほど深い。
おすすめ度5 ドラッカーのエッセンスが鋭く伝わるお勧めの本
おすすめ度5 生き方を教えてくれる

<<本書のエッセンスの一部>>


本書の帯ならびに表紙カバーの折り返し部には、以下のように書かれています。


あなたの仕事でいちばん大事な問いは何か

組織の現状を把握し

未来のあるべき姿を探るための経営ツールとして

ドラッカーが開発した

最もシンプルで奥深い自己評価法。

 何ごとにも満足することなく、すべてを見直していかなければならない。だが最も見直しが求められるのは、成功しているときである。

下向きに転じてからでは遅い。

 明日の社会をつくっていくのは、あなたの組織である。そこでは全員がリーダーである。

ミッションとリーダーシップは、読むもの、聞くものではない。

行うものである。

 5つの質問」は、知識と意図を行動に変える。しかも、来年ではなく、明日の朝にはもう変えている。

                −P.F.ドラッカー

「ビジョンをもつことは、激動の世の中ではますます重要となる。世界がどう変わろうとも、人は、誇りあるものの一員たることを必要とする。人生と仕事に意味を必要とする。絆と信条の共有を必要とする。予測不能な暗夜にあっては、導きとなる原理、丘の上の灯を必要とする。
 人類の歴史上、今日ほど、自由と責任という自治の精神のもとに、意義あるもののために働くことが必要とされている時はない」


本書の構成は、ドラッカーの「5つの質問」が各章を構成しており、最初にドラッカー自身による解説、次いで第一人者達の解説が加えられ、最後にその質問に対する幾つかの追加質問が掲載されるといった内容になっています。


読めば読むほど味わい深くなかなかこれをというのが難しいのですが、印象深いと感じた一端を紹介します。


ミッションとは人にかかわるものである。それは心底からのものである。正しいと信ずるものである。
したがってリーダーたる者は、組織のメンバー全員がミッションを理解し、信条とすることを確実にしなければならない。

ミッションを成果に結びつけるには、機会と能力と意欲が必要である。ミッション・ステートメントとは、これら3つの要素からなるものである。

人と能力に限界があるなかで、どこに力を入れ、成果をあげるかが問題である。何を成果とし、何を活力の源とするか。

顧客は、変わっていく。活動対象としての顧客は、増えることもあれば減ることもある。多様化することもある。彼らのニーズ、欲求、希望も変わっていく。

「われわれの顧客は誰か?」という問いかけに答えることによって、顧客にとっての価値を知り、組織にとっての成果を知り、行動のための計画を立てることができるようになる。

計画とは、行くべき場所と行き方についての目論見を規定するだけである。判断やリーダシップを不要にするわけではない。分析、勇気、経験、直感が重要な役を果たす。それよりも責任が大きな意味を持つ。

われわれが成果を求めて働くことができるのは、計画によってである。意図を行動に変えるのも行動によってである。

目標は、具体的かつ評価可能でなければならない。それはゴールに向けて進めるべきものである。

計画における5つの要素とは、廃棄、集中、イノベーション、リスク、分析である。


ほんの一端ですが、本書には、実に含蓄に富んだ内容が満載されています。


<<本書で何が学べるか?>>


本書は、経営者が現在の立つ位置を確認し、進むべき将来の姿をクリアにしていくための経営ツールとしてドラッカーが開発した、最もシンプルで奥深い自己評価法を解説しています


伊藤 肇氏の「現代の帝王学」によるとトップの要件で以下の3つがあげられています。


  • 原理原則を教えてもらう師をもつこと
  • 直言してくれる側近をもつこと
  • よき幕賓をもつこと

しかしなかなかこういった要件は満たすことができないトップが多いと思います。


本書は、経営の原理原則をシンプルに解き明かしており、トップにとっては得るところの多い本であると思います


<<まとめ>>


本書は、経営者の方々には、是非ともに読んで頂きたい一冊です。


なお本書の主要目次は、以下の内容です。
訳者まえがき
はじめに──フランシス・ヘッセルバイン
なぜ自己評価が必要なのか──ピーター・F・ドラッカー
質問1 われわれのミッションは何か? ――ピーター・F・ドラッカー
・質問1「われわれのミッションは何か?」への解説
 継続と変化を可能にする力---ジム・コリンズ
・質問1「われわれのミッションは何か?」へのいくつかの追加質問
質問2 われわれの顧客は誰か? ――ピーター・F・ドラッカー
・質問2「われわれの顧客は誰か?」への解説
 顧客の満足にどれだけ貢献するか---フィリップ・コトラー
・質問2「われわれの顧客は誰か?」へのいくつかの追加質問
質問3 顧客にとっての価値は何か? ――ピーター・F・ドラッカー
・質問3「顧客にとっての価値は何か?」への解説
 惰性を拒否する勇気---ジェームズ・クーゼス
・質問3「顧客にとっての価値は何か?」へのいくつかの追加質問
質問4 われわれにとっての成果は何か? ――ピーター・F・ドラッカー
・質問4「われわれにとっての成果は何か?」への解説
 世の中を変えることに価値がある---ジュディス・ローディン
・質問4「われわれにとっての成果は何か?」へのいくつかの追加質問
質問5 われわれの計画は何か?――ピーター・F・ドラッカー
・質問5「われわれの計画は何か?」への解説
 計画を策定し、修正し、そこから学ぶ---V・カストゥーリ・ランガン
・質問5「われわれの計画は何か?」へのいくつかの追加質問
組織はいかにして変われるか──フランシス・ヘッセルバイン
最大の効果を引き出すために──ピーター・F・ドラッカー




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