「智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい。

(略)

 世に住むこと二十年にして、住むに甲斐ある世と知った。二十五年にして明暗は表裏のごとく、日のあたる所にはきっと影がさすと悟った。

 三十の今日はこう思うている。――喜びの深きとき憂、いよいよ深く、楽みの大いなるほど苦しみも大きい。」


と草枕の漱石ならずとも色々と感じてしまう社会情勢です。


昨日は、やる気が充ち満ちていたはずだったのに、今日は、イマイチ調子がでないこの社会情勢ではとなってしまうと身も蓋もないのですが、成功者は、どのような状況下にあっても独自の『やる気のスイッチ』を持っているもの。


イチローの如くここぞというときには結果を出すためのノウハウを持っているものです。


「凄いことはアッサリ起きる」―夢―実現プロデューサーとして、リーダーシップ論、コミュニケーション術、仕事術、メンタル/タイムマネジメントほか多彩なテーマで年間約200件の講演、セミナーを実施している著者:山崎 拓巳 氏が『やる気のスイッチ』をテーマに「意欲」と「行動」の因果関係を具体的にやさしく解説しながら、普段から実践できるモチベーションアップの方法を解説している本を紹介します。


やる気をアップさせるこの『メンタルマネジメント』のテーマは、著者が年間200回×20年間続けてきた講演活動の中でも人気No1テーマとのこと。


本書の内容は、とくにスポーツ選手や経営コンサルタントといった各専門家から収集してきた『メンタルマネジメント』の有効な方法の中から、著者本人がトライ&エラーを繰り返し、「本当に効果が得られた方法」だけを選りすぐったものとのこと。


<<ポイント>>


「意欲」と「行動」の因果関係をやさしく解説しつつ、普段から実践できる34の切り口からのメンタルマネジメントための極意をさらりと説いている本。


詩のような短い言葉で「やる気のスイッチ」のヒントについてイラストを交えてさらっと説いています。


昨日のやる気を、今日出せないでいる人というのは、


「自分の心との付き合い方」を知らなかっただけで、


今まで日常にあったものに対して、意識を変えて接する


ことでそこにある「やる気のスイッチ」に気付ける。


そうすれば、がんばらないでもやる気がだせる。


と説いています。


本書:「やる気のスイッチ!」です。


昨日のやる気を、今日出せない人へ。」との副題が付いています。


本書は、著者:山崎 拓巳 氏にて、2008年11月にサンクチュアリ出版より発行されています。


やる気のスイッチ!
サンクチュアリ出版
発売日:2008-11-21
発送時期:在庫あり。
ランキング:158
おすすめ度:4.0
おすすめ度4 手軽に読める
おすすめ度5 無理してしまう人、飽きやすい人はオススメ
おすすめ度5 シンプルな内容に見えて…
おすすめ度1 説得力のない文章の羅列
おすすめ度3 読みやすかったけど・・・

<<本書のエッセンスの一部>>


本書の帯ならびに表紙カバーの折り返し部には、以下のように書かれています。


成功者たちは”やる気のスイッチ”を持っている

「意欲」と「行動」の因果関係をやさしく解説しつつ

普段から実践できる秘密の達成メソッドを紹介します。

がんばらずに、やる気を出す方法



面倒な面倒な予定が入ってしまって、やる気がでない時に
「やる気を出せ」といわれて、やる気がでない時に
失敗して自信をなくして、やる気がでない時に
………‥(略)…………
仕事がたまりすぎて、やる気がでない時に
のぞんだ結果画でなくて、やる気がでない時に
どうしようもない問題を抱えて、やる気がでない時に



本書を開くと、まず見開きの2ページで右のページの中央に「昨日のやる気を、今日出せないあなたへ。」との言葉が書かれた列車の中の金髪の男性の写真が飛び込んできます。


こういった構成が本書を象徴しています。


やる気はどんなものかといった事柄をシンプルに取り上げたプロローグに続く、「01 自分で選んでいること」にはじまり、「34 最後のスイッチ」までの34のやる気をスイッチするための方法が多面的な切り口から説かれています。


また「最小の努力で最大の結果を出す」エピローグでは、筆者の陸上競技での経験など振り返りながら、以下のようにやる気のスイッチを探してみようと結んでいます。


「スイッチを入れるのは難しい。

でも、スイッチが入っちゃったら楽しい。

生きるのは面白い。

ワクワクはあちこちに溢れている。」


34の各方法は、それぞれ詩のように短いセンテンスを連ねて構成され、象徴的なイラストと共に読者にソフトに語りかけてくるといった体裁になっています。


本書は、その気で読み切ろうと思えば、極めて短時間で読了できますが、むしろ、やる気が損なわれていると感じたような時々に開いて読み直してみて気分をスイッチするというスタイルで読むようにするとより活きてくるようにも思われます。


読み方によって評価も変わってくる本かも知れません。


やる気のスイッチ」を入れるためのメソッドの一端を紹介します。


「やる気のからくりについて知るためには、
まず、意識と無意識のことについて知る必要がある。

(略)

目の前で見えて、聞こえて、感じられる現実。
それが、自分にとってはいたって当然の出来事のように思う。
だけど本当は自分の意識がよりごのみして、制限をかけた風景
を、勝手に現実だと思いこんでいるんだ

現実は何層にもなっており、自分で選び取った現実を見ている。
その中にあるやる気の周波数があり、そこへアクセスするスイッチ
がある
。」
(やる気のスイッチ;「最近あった偶然を思い出す。」より)

「膨大な量の仕事を目の前にすると、クラクラして焦ってくる。
瞬く間にやる気が失せ、気持ちがブルーになってくる。
こんなときこそ、やる気(そして晴れ晴れとした気持ち)が必
要だというのに。
消えたやる気を復活させるための方法。
それは「目の前の小さなことをものすごく丁寧にやること」だ。

(略)

「今」に「心」を存在させることで「念」となる。
いつもやる気があるように見える人は、実はそのことを知って
いて、自分の心に優しくしはじめているのだ

(やる気のスイッチ:「目の前の小さなことを、ものすごく丁寧にはじめる」より)


本書は、これまでの自己啓発書のスタイル一風かわった構成とシンプルな言葉で淡々と語りかけた文章が連なっていますが、ちょっと読み進めるうちにすっと巧みに気分を切り替えられるそんな内容となっています。


<<本書で何が学べるか?>>


本書では、面倒な予定が入った、どうしようもない問題を抱えている、毎日刺激がないなどのいろいろの局面でモチベーションが低下してしまったといった場合に、意識と無意識の世界、「意欲」と「行動」の因果関係をやさしく解説しつつ、日常の生活の中で取り込んで実践できる「やる気をスイッチ」する方法を説いています


<<まとめ>>


本書には、34のやる気をスイッチするための短い文章ながら説得力あるノウハウが紹介されています。


本書から、何らかのやる気に関わるトリガーが得られると思います。


なお本書の主要目次は、以下の内容です。
PROLOGUE
01 自分で選んでいること
02 心のスクリーン
03 夢は過去完了形
04 合意上の現実
05 心のチャンネル
06 モヤモヤノート
07 スリープ状態
……(略)……
27 落ち着け!
28 うまくいき続けるということ
29 スランプになる前
30 スランプになった後
31 めげない目標
32 アンチークとボロ
33 嫌いな人
34 最後のスイッチ
EPILOGUE




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