ISO 9001:2008規格が2008年11月15日に発行されたことと関係してISO9000の関連規格が改定発行されています。


航空宇宙品質マネジメントシステムを規定するJIS Q 9100:2004規格が2009年4月20日付けで改正され、JIS Q 9100:2009が発行されています


また自動車セクター規格のISO/TS 16949:2009(「Quality management systems -- Particular requirements for the application of ISO 9001:2008 for automotive production and relevant service part organizations」:(品質マネジメントシステム−自動車供給業者及び関連業務部門組織へのISO 9001:2008の適用のための特定要求事項)の第三版が2009年6月12日付けで発行されています


今回のTS3規格の改定は、ISO9001:2008の規格改定に対応したもので実質的な要求事項の追加・改訂などはありません。


本日は、前者のJIS Q 9100:2009 規格についての解説書を紹介します


JIS Q 9100:2009 規格は、国際航空宇宙品質グループ(以下IAQG と略)によって作成されたIAQG 9100:2008 規格を基に、技術的内容及び構成を変更することなく作成された日本工業規格になります


IAQGが行った今回の改正の狙いとしては、以下の点が上げられています。


  • ISO 9001:2008 の取り込み
  • 陸・海ベースのシステムを含む防衛分野への適用範囲の拡大
  • IAQG 活動戦略(On-Time, On-Quality Delivery: OTOQD)への整合
  • ステークホルダーからのニーズに基づく要求事項の追加(7.1.1項、7.1.2項、7.1.3項、7.1.4項、7.5.1.1項、7.5.1.2項、7.5.1.3項、7.5.1.4項等)
  • 文書化された手順に要求されるものを含め、ステークホルダーにより要求事項の明確化が必要と特定された要求事項の改善

JIS Q 9100:2009規格の序文の一部を引用します。


顧客満足を保証するため、航空、宇宙及び防衛分野の組織は、顧客及び適用される法令・規制の要求事項を満たす、又はそれを上回る安全性及び信頼性のある製品を生産し、継続的に改善していかなければならない

(略)

この規格は、品質マネジメントシステムの要求事項を可能な限り広範囲に標準化するとともに、世界中の組織によるサプライチェーンすべてのレベルで使用することができる

この規格の使用は、組織独特の要求事項の縮小又は排除、及び最適な慣行の適用範囲の拡大によって、品質、スケジュール及びコストに関する成果を含む実施状況の改善をもたらす。

この規格は、主に航空、宇宙及び防衛産業向けに作成されているが、JIS Q 9001 のシステムに要求事項を追加した品質マネジメントシステムを必要とする他の産業界においても使用することができる。」


なおIAQG 9100:2008規格の改正について、IAQG がIAQG 9100 規格の改正版の展開を円滑にすること及び改正版の趣旨を容易に理解してもらうことを目的として、IAQG 9100 チームによって補足説明資料が作成されてIAQG のホームページに掲載されています。


<<ポイント>>


航空・宇宙・防衛QMSのJIS Q 91000:2009規格の解説書


本書の「まえがき」で筆者は、本書で想定している読者について以下のように述べています。


「今回発行した解説書のご購読対象者をJISQ9100を構築、維持管理する組織、それも中規模、小規模組織に焦点をあてて解説したつもりである

航空機メーカー、航空エンジンメーカー及びその1次サプライヤ(Tier1)は、日本においては、数十社に過ぎない。

解説を必要としているのは、2次、3次サプライヤ(Tier2、3)であり、その数も圧倒的に多いからである

それら企業関係者の規格に対する理解の向上は、航空宇宙産業の品質マネジメントシステムのレベルアップに繋がると考えているからといっても過言ではない。」


本書:「JISQ9100:2009 航空・宇宙・防衛 品質マネジメントシステムの解説」です。


本書は、宇佐美 寛 氏、ならびに門間 清秀 氏の共著にて、2009年5月に株式会社 ティ・エフ・マネジメント より発行されています。(本書の入手は、同社のウェブサイトにて直接申し込むことが必要です。)


<<本書のエッセンスの一部>>


同社のウェブでも掲載していますが、本書の特徴としてあげられています。


  • JISQ9100(和文)、IAQS(英文)と解説を同時に確認できます。
  • 長年、航空宇宙関連の品質保証業務に従事した著者が詳しく解説しています。
  • ISO 9001:2008の要求事項と航空宇宙への追加事項も確認できます。
  • A5サイズのハンディタイプで持ち運びに便利です。
  • 中規模、小規模メーカの皆様に分かりやすく解説しております。

本書は、見開きの2ページで


左のページには、最初にJISQ91000:2009について、0項:「序文」から8.5.3項:「予防処置」まで内容文が項番号順に枠囲みで掲載され、その下にIAQG 9100:2008 の原文(英文)が掲載され


右側のページにその解説が掲載されるという構成になっています。 


以下のように二桁の項番号でJIS Q 9100:2009の内容を並べるとISO9001:2008規格と同じになってしまいますが、JISQ91000:2004からすると7.1項、7.5.1項に新たな要求事項項番が追加されたほか内容的にも多数の箇所に変更が及んでいます。。


0 序文
0.1 一般
0.2 プロセスアプローチ
1 適用範囲
1.1 一般
1.2 適用
2 引用規格
3 用語及び定義
4 品質マネジメントシステム
4.1 一般要求事項
4.2 文書化に関する要求事項
5 経営者の責任
5.1 経営者のコミットメント
5.2 顧客重視
5.3 品質方針
5.4 計画
5.5 責任,権限及びコミュニケーション
5.6 マネジメントレビュー
6 資源の運用管理
6.1 資源の提供
6.2 人的資源
6.3 インフラストラクチャー
6.4 作業環境
7 製品実現
7.1 製品実現の計画
7.2 顧客関連のプロセス
7.3 設計・開発
7.4 購買
7.5 製造及びサービス提供
7.6 監視機器及び測定機器の管理
8 測定,分析及び改善
8.1 一般
8.2 監視及び測定
8.3 不適合製品の管理
8.4 データの分析
8.5 改善


また本書の付録として「付録-1 キー特性管理」から「付録-10 JIS Q 9100:2004とJIS Q 9100:2009の対比」までの重要なキーワード等の解説文が添付されています


<<本書で何が学べるか?>>


本書では、JIS Q 9100:2009(和文)、IAQS 9100:2008(英文)と解説を対照して解説がされており、規格要求事項等の内容の理解を深めることができます。


<<まとめ>>


本書は、JIS Q 9100に関わり持つ2次、3次サプライヤ等の関係者の方には、お買い得感もあり、役立つ一冊と思います。


なお目次の紹介は、省略します。




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