品質管理について語っている本書の「まえがき」で筆者は、これからの時代における品質管理の位置づけといった点、また本書の意図している点について以下のようにのべています。


顧客が安心して使用できる、信頼性が高くて安全な製品を提供することが急務となり、顧客ニーズに合った製品を設計し、設計品質通りに製品を完成させて顧客の信用に応えるモノづくりの推進役として、品質管理に期待が寄せられています。

 これからの品質管理は、顧客の要求を満たす製品を作って保証するために、製品開発の初期の段階から設計品質を審査して問題点の取組のフィードバックと処置・対策を支援するとともに、品質を保証する全社的な取組の司令塔として機能することが重要な仕事となります。(略)

本書は、品質管理品質保証、そして品質に関係する業務を担当している方や管理・監督者、及びこれから品質管理を勉強しようとしている方々のお役に立てるように、品質管理の仕事の内容と不良低減や品質改善の取組み方を中心に構成しています。」


<<ポイント>>


現場での「品質管理」の仕事をクローズアップし、その業務内容と不良低減や品質改善の取り組み方等を分かり易く解説している本


「「品質管理」とは何か」からはじまり、「品質不良が発生する原因の分析」、「品質改善と不良の低減」、「資材・購買、生産・製造、開発・設計、…等の業務と品質管理との関わり」、「取引先の支援」、「これからの品質開発」といった観点から、品質管理の上手な業務推進について、現場の実務に沿った実態を分かり易く解説しています。


特に品質管理の業務担当者や管理・監督者の方々等を対象に、品質管理の仕事の具体的な内容と不良低減品質改善の取り組み方をわかりやすく解説しています。


本書:「品質管理の仕事がわかる本」です。


現場がわかり


実務に役立つ

との副題が付いています。


本書は、著者:坂田 慎一 氏にて、2009年6月に同文館出版 より発行されています。


品質管理の仕事がわかる本 (DO BOOKS)
同文館出版
発売日:2009-06-11
発送時期:在庫あり。
ランキング:115999

<<本書のエッセンスの一部>>


本書の表紙下部ならびに表紙カバーの折り返し部には、以下のように書かれています。


Quality Control

顧客のニーズと信頼に応える、

高品質なモノづくりの推進役として、

品質管理の期待が寄せられている。

現場での「品質管理」の仕事が

トコトンやさしく理解できる!

品質管理の仕事と役割を理解して、

顧客満足度の高い製品づくりを目指そう!

  • 今日、顧客が安心して使用できる、信頼性が高くて安全な製品を提供することが急務となり、顧客ニーズに合った製品を設計して設計品質どおりの製品を完成させるための品質管理に期待が寄せられている。
  • この品質管理の上手なすすめ方を、現場の実務に即して解説。品質管理の業務担当者や管理、監督者のために、品質管理の仕事の具体的な内容と不良低減品質改善の取り組み方をわかりやすく解説した一冊!

本書は、10章から構成されています。


各章で5項目ずつ、全体で50の節があり、各節の『1. 品質管理とはなにか』との『タイトル』について、4ページで解説されるという構成になっています。


また各ページの下部には、仕切り線を介して脚注欄が設けられ、説明に関係する重要なキーワードの解説が掲載されるという構成になっています。


さらにこの節毎の偶数ページの上半分には、QC七つ道具、概念図、フロー図といった図表が配されていて、解説を分かり易く補完するといった構成となっています。


各章の終わりには、1ページを使ったColumn欄が設けてあり、『不良損失額でトップの品質意識を高める』といったトピックスが取り上げられ解説されています。


章を追って簡単に概要を紹介します。


1章では、「品質管理とは
と題して、「品質管理とは何か」(品質を保証し経済性を追求する)といったテーマで「品質とは何か」、「管理とは何か」 、品質管理は何をするのか、…といったところから始まります。


次いでPDCAで仕事を進めますが、緊急度の高いテーマや不良対策は、「『CAPDo』(調査(Check)、処置・対策(Action)、計画(Plan)、実行(Do))で取り組み問題を解決する」「『CAPDo』を回し再発を防止する」といった品質管理の仕事を解説しています。


また我が国の品質管理の歴史を振り返り、メーカーイン、マーケットイン、ユーザーインとの製品コンセプトとモノづくりの変遷を総括し、顧客の立場で製品を作り品質を保証するという品質保証の仕事の位置づけとその仕事の流れ、品質を保証して顧客満足を獲得するという顧客観点からの品質保証の位置づけといった事項を解説しています。


2章では、「品質不良はなぜ起こる
と題して、特性要因図での整理など交えて、品質不良について、「材料・部品のバラツキ」 、「設備・機械のバラツキ」、「加工・組立のバラツキ」、「作業方法や手順のバラツキ」、「検査・測定のバラツキ」との要因との関連について解説しています。


品質不良を起こさないための各要素において管理すべき事項、留意ポイントについても解説しています。


3章では、「品質改善と不良の低減
と題して、「QC七つ道具」(パレート図、特性要因図、ヒストグラム、管理図、チェックシート、散布図、層別の活用ポイント)、「5M」(Material(材料・部品)、Machine(設備・機械)、Man(作業者)、Method(作業標準)Measurement(検査・測定)のバラツキ管理と不良の低減)、「5S」(整理・整・清潔・清掃・躾による作業環境整備)、「手法や技法の活用」(QCツールにこだわらず、部門間協力やVEIEを活用する)、「異質の部門協力」(前工程と後工程との連携)といった観点からの品質管理不良低減品質改善のためのポイントについて解説しています。


4章では、「検査・測定業務と品質管理
と題して、検査・測定業務について検査の果たす品質保証における位置づけ、品質保証のための検査計画の作成、品質特性についての抜取検査などを含む各種検査の概要、検査基準と検査結果を対比する検査の位置づけ、品質を判定して合格品、不合格品の必要な処置を取るといった切り口から品質管理との関わりについて解説しています。


5章では、「資材・購買業務と品質管理
と題して、資材・購買・外注部門について、そのQCDに関わる役割、PACS(Purchasing Appraisal Cost Standard:購入価格評価基準)による購入価格の決定、納期・数量の確保、購入品の品質の保証、無試験検査と品質保証といった事項を取り上げ解説しています」。


6章では、「生産・製造業務と品質管理
と題して、生産性重視の観点からの図面・仕様書に基づく、工法・工程の決定、関連する設備・機械の選定、取引先のQC工程表による管理等も含む品質安定のための製造条件の確立、5M、5Sなどと関わりを交えての工程での品質の作り込み、各種の品質検査と保証といったテーマについて解説しています。


7章では、「開発・設計業務と品質管理
と題して、コンカレント・エンジニアリング、製品の企画、機能設計、システム設計、パラメータ設計から図面・仕様書の出図を含む開発・設計部門の仕事の概要、設計審査(DR:デザインレビュー)の概要、試作テストでの品質評価、製造品質を適切に把握した上での設計品質に関わる諸取り組みといったテーマを取り上げ解説しています。


8章では、「営業・販売業務と品質管理
と題して、顧客の要求品質を開発・設計に伝えるという営業販売業務マーケティングについてモノづくりの変遷とともに整理して解説し、広告、パブリシティー、人的販売といった顧客に対する製品のプロモーションの活動、ユーザークレームへの対応と処置、CAPDoによるクレームの再発防止の取り組み、顧客に製品内容を正しく伝えるといったビフォアサービスの強化のテーマを営業・販売業務と品質管理との関連という観点から取り上げ解説しています。


9章では、「取引先の支援業務と品質管理
と題して、取引先からの納入品及び取引実績に関わる評価とその活用、取引先の問題解決のための支援体制づくり、改善支援等の進め方、改善活動の支援先組織での定着化のための実施事項、品質を保証した無試験制度の導入などの項目について品質管理に関わる取引先の支援業務として解説しています。


10章では、「これからの品質管理
と題して、後工程に現れた品質問題を前工程に戻し再発防止を行う、品質管理に基づく不良の未然防止の仕組みの確立、組織横断的な異質の部門協力を通しての品質の作り込みの活動、クレーム情報を活用して魅力的な新製品の開発につなげる、品質コストを最小にして利益を生み出すといった観点からの品質管理活動を解説しています。


<<本書で何が学べるか?>>


本書では、品質管理の仕事に焦点を当て、品質管理の上手なすすめ方について現場の実務に即して分かり易く解説しています


とくに品質管理の業務担当者や管理、監督者のために、改めて、品質管理の仕事の具体的な内容と不良低減品質改善の取り組み方を体系的に集約して解説しています。


<<まとめ>>


本書は、品質管理の仕事に従事されている関係者に加えて、これから品質管理の基本を勉強しようとしている方には、読んで頂きたい一冊です


なお本書の主要目次は、以下の内容です。
1章 品質管理とは
2章 品質不良はなぜ起こる
3章 品質改善と不良の低減
4章 検査・測定業務と品質管理
5章 資材・購買業務と品質管理
6章 生産・製造業務と品質管理
7章 開発・設計業務と品質管理
8章 営業・販売業務と品質管理
9章 取引先の支援業務と品質管理
10章 これからの品質管理





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