地球温暖化」という言葉をご存じでしょうか?

当然、ご存じでしょうが、それでは、「排出権」はどうでしょうか?

たいていの人は、ご存知でしょうが


といった問いかけから本書の「はじめに」が始まっています。


そして、本書の「はじめに」では、本書の背景とその意図する点について以下のように述べています。


「京都議定書で定められた考え方が時間を経て着々と実務レベルに落とし込まれているなか、議定書採択の舞台であった日本としては、このまま立ち後れるわけにはいきません。

政府と東京都など自治体は、いま続々と具体策を打ち出しています。

例えば、経済産業省を中心とする「国内クレジット制度」や環境省の「オフセット・クレジット制度など国内の排出権取引に関するしくみ、「カーボンオフセット認証制度」や「カーボンフットプリント制度」など商品に関わる認証制度、さらに東京都による初の義務的排出規制である「環境確保条例」など、排出規制としてはもちろん、オフセット商品・サービスなどとしてあらゆるビジネスに直接影響してくる制度が、続々と発表されています

もはやビジネスとして「知らない」ではすまされない状況になりつつあり、早急な取り組みが不可欠となっています。

(略)

 本書は、今後ビジネスの重要な要素となるにもかかわらず理解が困難な「排出権ビジネスのしくみ」について、基礎から最新ノウハウまで、過去の経緯も含めできるかぎり分かり易く解説したものです

 弊社は2007年12月、信託の機能を活用し、日本ではじめて排出権を小口化して販売しました。以来、国内の先鞭をつける意気込みで実務経験を培ってきましたが、本書はそれらのノウハウを結集し、まとめたものです。」


<<ポイント>>


基礎となるキーワードや動向情報から実務ノウハウまで、過去の経緯も含め図解を交えての「排出権ビジネスのしくみ」の分かり易い解説書


温室効果ガス」とはなにかといったところからはじまり、


排出権取引」の基礎と実務について


世界の「取引制度」とその市場の動き、「排出権取引」のしくみはどのようなものか?


「投資家」は、どうこれに絡むか?


「日本政府」と「国内産業」置かれた状況とは?


国内取引制度」はどうなるか?


今後、「排出権取引」はどのよう展開されるか?


といった内容をイラスト図解を交えて解説しています。


本書:「絵でみる 排出権ビジネスのしくみ」です。


本書は、著者:三菱UFJ信託銀行 、 相 幸子 氏、 平 康一 氏、 吉田 宏克 氏による共著にて、2009年5月に日本能率協会マネジメントセンター より発行されています。


絵でみる 排出権ビジネスのしくみ (絵でみるシリーズ)
日本能率協会マネジメントセンター
発売日:2009-05-30
発送時期:在庫あり。
ランキング:113316
おすすめ度:5.0
おすすめ度5 類書にない見通しのよさ

<<本書のエッセンスの一部>>


本書の表紙カバーの下部ならびに折り返し部には、以下のように書かれています。


企業(ビジネス)が挑む温室効果ガス削減

必要知識と実務のウハウがよくわかる!

そもそも「温室効果ガス」ってどんなガス?/「排出権」とは何者だ?/「京都議定書」で何が決まったのか?/「排出権取引」とは何をどうすることなのか?/世界の「取引制度」はどこまで進んでいる?/「投資家」がどう絡んでくるのか?/「日本政府」と「国内産業」の取り組みは?/「国内取引制度」がスタートする?/「カーボン・オフセット」とはどんなしくみ?/東京都がついに義務化した?/「排出規制条例」とは?

日本で初めて排出権を小口化して販売した著者が、
排出権メカニズムビジネスへの応用を完全イラスト図解!


本書は、10章から構成されています。


各章のタイトルのもと、その章に関連するキーワードや項の解説タイトルについて、原則、見開きの2ページを用いて、右側のページに解説文が左側のページは、イラストを主体に、項目によっては一番下の段にも解説文が配されるという基本的な構成になっています。


また各章の終わりには、「動物のゲップも温室効果ガス」といったColumn欄が設けられ、関連するトピックスが取り上げられています。


章を追って簡単に概要を紹介します。


第1章では、「そもそも温室効果ガスって何?
と題して、「地球温暖化」の進行の話題にはじまり、そのメカニズム、その及ぼす影響、温室効果ガスの種類(6)、温室効果ガスの増加理由、さらに温暖化が進んだ場合の問題、世界の温室効果ガスの排出量の現状と、その排出量の算出方法といった内容が解説されています。


第2章では、「排出権取引とは何か?」(1 基礎知識)
と題して、ここではどの基礎知識部分についての基本的なキーワードや概念等を解説しています。


排出権取引(ET:Emissions Trading)が生まれた背景、京都メカニズムとは、CDM(CDM:Clean Development Mechanism:クリーン開発メカニズム)とは、またCDMの進め方、CDMプロジェクトが持つリスク、CDMの国連登録状況、JI(Joint Implementation:共同実施)とは何か?、GIS(Green investment scheme:グリーン投資スキーム)とは何か?、京都クレジット以外の排出権といった排出権取引の基礎知識に関する事項を解説しています。


第3章では、「排出権取引とは何か?」(2 実務知識)
と題して、排出権取引に関わる考え方、価格決定のメカニズム、排出権の会計税務処置等の実務知識部分について解説しています。


排出権取引の取得には口座が必要といったことからはじまり、一次(プライマリー)取引、二次(セカンダリー)取引の概要、一次、二次取引とオフセットプロバイダーといったプレーヤーの状況、現物取引と先物取引、排出権価格の決まり方、取引の一般的な流れ、「国別登録簿口座」、「国際取引ログITL: International Transaction Log)」、「排出権の主要な会計処理」といった事項を解説しています。


第4章では、「世界の排出権取引市場はどうなっている?
と題して、世界銀行発行の「State of the Carbon Market 2008」のレポートなど紹介しその推移状況、CDMJIの買い手国と売り手国、CDMプロジェクトのタイプ、排出権市場の需給見通し、世界の排出権取引制度の動き、といった事項を解説しています。


第5章では、「世界の排出権取引制度はどんなしくみ?
と題して、EUのEU-ETS(EU Emissions Tarading Scheme)排出権取引制度のしくみと変遷、EUのEUX、Blue Next、EEXといった主要な排出権取引所、アメリカの制度、ICAP(International Carbon Auction Partnershipといったフォーラムと海外市場の相互ネットワークといった事項を解説しています。


第6章では、「投資家は何をしているのか?
と題して、民間取引の主要なプレーヤーの関わり、排出権取引に伴う種々のリスク、炭素基金(「カーボンファンド」)のしくみ、ヘッジファンドによる「コモディティ」(市場商品」)としての排出権取引、地球温暖化をテーマにした投資、「カーボン・ディスクロジャー・プロジェクトCDP)の活動と投資家による企業の温暖化対策の情報開示要求といった事項が解説されています。


第7章では、「日本の置かれた状況とは?
と題して、日本の温室効果ガス排出量の現状とチームマイナス6%活動、京都議定書「目標達成計画」、経団連「環境自主行動計画」目標などと産業部門の排出量対策、業務・家庭・運輸部門の排出量推移、国内企業の排出権取得、NEDO(新・エネルギー・産業技術総合開発機構)が行っている日本政府の排出権取得、京都議定書の約束を守れなかった場合の我が国の影響は?、「地球温暖化対策推進法」(温対法)ほかの我が国の温暖化対策に関する法律といった事項が解説されています・


第8章では、「日本の「低炭素社会づくり」に向けた活動とは?
と題して、2008年の洞爺湖サミットと連動しての「低酸素社会づくり行動計画」の骨子の解説にはじまり、2008年2月の「我が国におけるカーボン・オフセットのあり方について」の指針に基づく「カーボン・オフセット」というのはどのような概念なのか、またカーボン・オフセットのための算定法ガイドラインによる排出量把握とカーボン・オフセット認証制度の概要、2009年3月の「カーボンフットプリント制度の在り方(指針)」に基づく、いわば、商品・食品・サーボスのために発生した「温室効果ガス排出量」を表示する「見える化」策の「カーボンフットプリント」制度の概要、カーボンフットプリントをめぐる最近の動向といった事項が解説されています。


第9章では、「日本の排出権取引制度はどうなる?
と題して、2008年10月からの排出権取引の国内統合市場の試行的実施などの国内排出権取引制度をめぐる状況、「排出量取引の試行実施」の検討課題や懸念、環境省の「自主参加型国内排出量取引制度」、「国内クレジット」及び「オフセット・クレジット」の2つの国内排出権、東京都の環境確保条例(「都民の健康と安全を確保する環境に関する条例」)などの地方自治体の取り組み、日本の排出権取引はどのように動くかに関して「取引所と金融機関の排出権ビジネス」といった事項が解説されています。


第10章では、「これから排出権取引はどうなっていくのか?
と題して、今後の排出権取引をめぐる展望を語っています。


「ポスト京都」に向けた議論、米国の動き、日本の取引インフラと法改正動向新しいCDM(森林CDM、コベネCDM、プログラムCDM)の概要CCS(Carbon Dioxide Capture and Storage:二酸化炭素回収・貯留)技術の動向といった事項が解説されています。


<<本書で何が学べるか?>>


本書では、地球温暖化とはといったところからはじまり、イラストなどの図解を交えて世界と国内の排出権取引制度のほか、商品製造過程で発生したガスを相殺する「カーボン・オフセット」、排出量で商品の差別化を図る「カーボンフットプリント」、さらに東京都の排出削減義務条例などの排出権ビジネスに関わる基本的事項について解説しています


本書では、温室効果ガス削減の取り組みと特に「排出権ビジネス」に関わる基本的な知識と実務のポイントが要領よく解説されています


<<まとめ>>


企業の温室効果ガス排出削減活動に関心を持つ人にとって、本書は、読んでおきたい一冊です。


なお本書の主要目次は、以下の内容です。
第1章 そもそも温室効果ガスって何?
第2章 排出権取引とは何か?(1 基礎知識)
第3章 排出権取引とは何か?(2 実務知識)
第4章 世界の排出権取引市場はどうなっている?
第5章 世界の排出権取引制度はどんなしくみ?
第6章 投資家は何をしているのか?
第7章 日本の置かれた状況とは?
第8章 日本の「低炭素社会づくり」に向けた活動とは?
第9章 日本の排出権取引制度はどうなる?
第10章 これから排出権取引はどうなっていくのか?





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