これまでのOJT(On the Job Trainig=職場内教育)は、一般に上司・先輩から部下・後輩に一方的に与えられる位置づけのものであったが、時代の変化と共に、高度成長時代のような集団管理の時代は終わり、21世紀に入って個人を意識したOJTが必要とされてきています


相互啓発」の考え方を軸に上司が心がけるべきOJT:すなわち、今の時代の部下指導の基本を説いている本を紹介します。


これからの時代のOJTの在り方に関して本書の「まえがき」で筆者:寺澤 弘忠氏、寺澤 典子氏は、以下のように述べています。


「21世紀に入ってからの人事管理と人材育成の在り方、従業員の意識が変化した中では、これまでのように仕事に必要な知識・技能・態度などを指導・育成するだけではもの足らないものになってきました。

今日の我が国の数多くの企業や職場に求められていることは、

  1. 仕事を円滑に進めるためのコミュニケーション能力

  2.  IT化の進展していく中での職場の人間関係の維持・向上

  3. 従業員各人の自立・成長・巣立ちを促す自己啓発

であり、これら3点をうまく行っていくための仕事のルール化と権限の委譲、さらには企業の業績達成と、従業員一人ひとりの意欲・ヤル気を喚起するための評価・処遇の仕組み作りが求められています。

(略)

 そこで本書では、『OJTの基本』と題し、サブタイトルを”教え、教えられながら共に学び共に育つ”として、

  1. 管理監督者の日常の管理行動と
  2. 多面的なOJTの展開

に焦点を当て、職場における管理・監督者の役割と機能、人材育成の姿を単なる一般論・精神論や理屈・理論としてではなく”目に見える形”と実際の行動・発言に結びつけ、[Q&A]方式と、研修会での個人ワーク、グループワーク報告・体験談を通して学ぶことにしました。

 本書では、そうした体験談を通して個別・具体的なノウハウを、とりまとめました。ぜひ本書を通して、

  1. 各人の自立・成長・巣立ちに結びつけ、
  2. 円滑な日常業務の遂行に役立たせ、
  3. 特にこれからの人材育成の進め方に役立てていただければ幸いです。」

<<ポイント>>


現在のOJTの主流の「相互啓発」の概念を軸に上司が心がけるべき部下指導の基本を説く本。


本書では、


管理・監督者の日常の管理行動に関わるQ&Aにはじまり、


多面的なOJTの展開についての事例研究と解説を通して、


「部下が自立的に仕事をこなし、成長していける」ようにできる


部下指導の基本を学ぶことができます


本書:「OJTの基本」です。


教え、教えられながら共に学び共に育つ」との副題が付いています。


本書は、著者:寺澤 弘忠 氏、寺澤 典子 氏の共著にて、2009年9月にPHP研究所より「PHPビジネス新書」の一冊として発行されています。



<<本書のエッセンスの一部>>


本書の帯ならびに表紙カバーの折り返し部と裏面には、以下のように書かれています。


「やる気」のある部下をこうして育てよ!

上司としての管理行動から実践的なOJTの手法まで、

部下指導の基本はこれ一冊でOK


一方通行」の知識伝達から

相互啓発」へ

21世紀型OJTの実践法を

豊富な---事例研究---で学ぶ!


今日、組織と個人の関係は大きく変わってきた。一人ひとりが自立してこそ仕事で大きな力を発揮できる時代になり、いかにしてそうした人材を作り上げるか、そのための「自立・成長・巣立ち」のバックアップをどのようにしていくかが、企業内教育の主要な課題となった。

そこで本書では、いまのOJTの主流であり「相互啓発」の概念を基軸に、その具体的方法を解説。実際に現場で起こった問題を網羅した体験談Q&Aをまじえ、実践ですぐに役立つ一冊


本書は、管理・監督者の日常の管理行動を取り上げ、[Q&A]で解説している第1章と、多面的なOJTの展開について[事例研究] で解説している第2章との二つの章から構成されています。


途中で、4つの「Coffee Break」が設けられ、例えば、『上司、同僚、部下の相互の人間関係』といった課題等を取り上げ考察しています。


第1章では、「 [Q&A]管理・監督者の日常の管理行動
と題して、Q&Aで管理・監督者の質問に答えると言う形式で日常の管理行動のあるべき姿を説くという構成になっています。


『1. 日常業務の遂行』については、【1-1 仕事の割当と指示命令をきちんと行うには、どのようなことを心がけておくことが必要でしょうか?】(これには、「仕事の割当」と「仕事の言い方・言葉使い」との側面から解説しています)といった5つの問いに対して管理・監督者の行うべき部下指導の原理原則を説いています。


『2. 権限の委譲と人材の育成』については、【2-2 権限の委譲を行うには、その前提条件として仕事の出来映えを明確にしておかなければなりません。仕事の基準とはなんでしょうか?】といった5つの問いに対して管理・監督者の行うべき部下指導の原理原則を説いています。


ちなみにここで2-2の問いに対するAとして、仕事の基準の期待値について以下の2つの面があるとし解説しています。


  1. 仕事の質、量、時間、方法などについて、上司と部下とのあいだに妥当なものとして相互に了解されているもの。
  2. 日常業務遂行にあたっての行動の指針や目標であり、部下にとっての行動判断のよりどころとなるもの。

『3. OJTについての正しい理解』については、【3-1 これからの自立型キャリア時代には、OJTをどのようにとらえていったらよいでしょうか?】といった2つの問いに対して管理・監督者の行うべき部下指導の原理原則を説いています。


また3-1のAに関してこれからの自立型キャリア時代のOJTについて5W1Hの観点から『自立型キャリアの時代を迎えて、職場で、日常業務を遂行する過程で、上司・先輩と部下・後輩が、企業の生産性の向上と従業員各人の自立・成長・巣立ちのために、教え、教えられながら、共に学び、共に育っていくこと』といった観点で説いています。


以降、一端を紹介すると『4. 部下を理解するためのコミュニケーション』(【4-1 上司として部下との対応で心得ておくことはどんなことでしょうか?】)『5. 意欲・ヤル気の喚起』(【5-1 職場の活性化とは、具体的にどのようなことでしょうか?】)、『6. 管理とOJT、リーダーシップの関係』(【6-1 リーダーシップとOJTは、どのような関係にあるのでしょうか?】)といった事項が取り上げられ解説されています。


第2章では、「 [事例研究] 多面的なOJTの展開
と題して、職場で見られる検討課題について整理して論じた上で、「体験談で学ぶOJT」の多面的なOJT展開について事例をもとに解説しいます。


職場で見られる検討課題として以下の点について考察し、直面するケースを表にまとめて以下の7つの区分にて分類しています。


  1. 職場で気になる部下の仕事ぶり
  2. 上司が反省し改めるべきこと
  3. これからも継続すべきこと

  1. 日常の勤務態度に問題がある(3事例)

  2. 部下本人の個人的な資質に問題がある(4事例)

  3. 周囲の人の仕事に支障を及ぼしている(3事例)

  4. 本人が周囲の人から見放されている(3事例)

  5. 周囲の人との人間関係がうまくいかない(3事例)

  6. 本人の私生活が職場にマイナスの影響を与えている(3事例)

  7. 上司が反省し改めるべきこと(5事例)

  8. 見習うべき指導・育成のやり方)(6事例)

以降、職場の第一線の管理・監督が自分自身、どのようにして自立・成長・巣立ちを図ってきたか、部下・後輩について日々、困ったり・悩んでいる問題をどのように解決し、部下・後輩をどのように教育したか、職場の人間関係をどのように改善していったかという体験談が紹介されています。


この内容については、最初に事例の状況の説明があり、次いで『ポイント』を箇条書きで整理し、さらに『アドバイス』といった順で各事例についての問題解決のためのステップや方法を解説しています。


<<本書で何が学べるか>>


本書では、今日の時代背景に合致した上司と部下が互いに教え、教えられながら共に成長していくという「相互啓発」を軸として、上司として日頃どのような指導をしたらよいか、効果的なOJTの手法とは何かを解説しています


とくに実際に現場で起こったさまざまな問題を網羅した生々しい体験談が多数掲載されています


このような実践に即した事例で上司が心がけるべき部下指導の基本を学ぶことができる構成となっています


<<まとめ>>


部下を持つ立場の人には、本書は、是非、ご一読、頂きたい一冊です。


なお本書の目次は、以下の内容です。
第1章 [Q&A]管理・監督者の日常の管理行動
1. 日常業務の遂行
2. 権限の委譲と人材の育成
3. OJTについての正しい理解
4. 部下を理解するためのコミュニケーション
5. 意欲・ヤル気の喚起
6. 管理とOJT、リーダーシップの関係
第2章 [事例研究] 多面的なOJTの展開
◎職場で見られる検討課題
◎[事例研究]体験談で学ぶOJT
1. 日常の勤務態度に問題がある
2. 部下本人の個人的な資質に問題がある
3. 周囲の人の仕事に支障を及ぼしている
4. 本人が周囲の人から見放されている
5. 周囲の人との人間関係がうまくいかない
6. 本人の私生活が職場にマイナスの影響を与えている
7. 上司が反省し改めるべきこと
8. 見習うべき指導・育成のやり方)


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