問題解決手法において真の原因を把握するための代表的な手法である「なぜなぜ分析」について以下の7つのステップに基づく手法の習得について説いている本:「なぜなぜ分析の入門書」を紹介します。


  • 第1ステップ:「工程・設備の絞込み」
  • 第2ステップ:「現象の絞込み」
  • 第3ステップ:「設備、加工条件・材料・人(作業)の理解」
  • 第4ステップ:「事実を正確に理解する」
  • 第5ステップ:「分析」
  • 第6ステップ:「復元・改善案の立案・評価・実施」
  • 第7ステップ:「効果の確認と維持項目の設定」

本書の「はじめに」で本書の編集組織のトップの大橋秀夫氏は、「なぜなぜ分析」と本書について以下のように述べています。



「問題解決手法の代表である「なぜなぜ分析」も、その活用例を見ると、結果を急ぐあまりの思いつき改善が多いことに気がつきます。

また発表される「なぜなぜ分析」は、論理にワープや飛躍があることも多いものです。
 
 自分たちの事後との「あるべき姿」を知り、その状態とズレ(問題点)を見つけることが「なぜなぜ分析」の本来の目的です

上手に活用することによって、改善の進め方や理屈がわかってくると、職場全体の見方・考え方が変わります。

 本書は「なぜなぜ分析」を、現場・現物・現象で徹底的に観察し、原理・原則で問題発生の仕組みをしっかりと理屈づけながら解いていくための入門書です

体系的に」「誰でも」「いつでも」「簡単に」活用していただくために、事例を多く取り入れて構成しています。

生産現場で働く皆さんが働き易い職場、維持管理しやすい設備。

いつもよい品質の製品がつくれるようになることを主眼にまとめました。」


<<ポイント>>


問題解決手法のとくに真の原因を探るための手法である「なぜなぜ分析」の入門解説書。


本書では、「なぜなぜ分析」の概要、目的、狙い、従来の進め方の問題点などの解説にはじまり、


なぜなぜ分析」の7ステップ展開の基本を解説し、


そして、分析するときの留意点とルールとさらなるなぜなぜ分析の進め方の工夫、


なぜなぜ分析実践演習帳で、実践事例の紹介と演習による学習を説いています。


本書:「「なぜなぜ分析」習得の7ステップ」です。


真の原因をつかめ!」との副題が付いています。


本書は、小松正氏の監修ならびに著者:JIPMソリューションなぜなぜ分析研究会による執筆にて、2009年9月にJIPMソリューションより発行されています。



<<本書のエッセンスの一部>>


本書の表紙カバーの下部には、以下のように書かれています。


 問題解決手法の代表である「なぜなぜ分析」本来の目的とは、仕事の「あるべき姿」とのズレを見つけることです。

しかし、結果を急ぐあまりの思いつきや、論理に飛躍がある分析も多いものです。

本書では、現場・現物・現象で徹底的に観察し、原理・原則によって問題発生のしくみを理屈付けしながら解いていきます


「体系的に」「誰でも」「いつでも」「簡単に」できる

なぜなぜ分析の入門書です


本書は、5章から構成されています。


本書では、フロー図、概念図、写真、断面図、グラフ、表などの各種の図表が多数挿入されており、「なぜなぜ分析」の分析表の事例も多数掲載されており、分かり易い構成になっています。


章を追って本書の概要を紹介します。


第1章では、「なぜなぜ分析とは
と題して、ここでは、「なぜなぜ分析」の全体像を概観する位置づけの章で、現場力の向上に「なぜなぜ分析」が役立つとの効用の解説にはじまります。


改善のストーリーについての5W1Hの明確化の必要性とステップ、また現場での必要技術(PM分析FMEAFTA)を説いています。


また、「なぜなぜ分析」についてPM分析FMEAFTAと比較しながら、その利点と概要を解説しています。


なぜなぜ分析」とは、【故障・不良を発生させている要因を、思いつきで考えるのではなく、「なぜ」「なぜ」と段階を追って、規則的に漏れ・落ちなく出すための分析手法】と説いています。


とくに「なぜなぜ分析」の目的、狙い、更には、従来のなぜなぜ分析の以下の4つの問題点を上げ、それらを解消するための留意すべき7つの観点を説いています。


  1. 仮説のまま「次のなぜ」に進んでしまう
  2. 経験値を優先し、判断がある方向に偏ってしまう
  3. 判定段階で事実と比較・検証しないまま、判定をしてしまう
  4. 管理点を原因系で基準化できず、問題が再発してしまう

また従来の問題点を解消する観点が織り込まれた本書による「なぜなぜ分析の7ステップ」についての各ポイントとそのエッセンスを(PDCAの各ステップについて、第1ステップでの【どこに問題があるかをデータで絞り込む】から第7ステップの【対策の効果確認と維持のための標準化】までを)説いています。


第2章では、「なぜなぜ分析の7ステップ展開
と題して、以下のなぜなぜ分析の7ステップ』についてその全体像と各ステップにおいて特に留意すべきポイントやその際に活用する手法等についてどのようにアプローチしていくかなぜなぜ分析表のフォーマット例や具体的な事例解説を交えて分かり易く説いています


  • 第1ステップ:「工程・設備の絞込み」(準備段階)
  • 第2ステップ:「現象の絞込み」(準備段階)
  • 第3ステップ:「設備、加工条件・材料・人(作業)の理解」(準備段階)
  • 第4ステップ:「事実を正確に理解する」(準備段階)
  • 第5ステップ:「分析」(分析段階)
  • 第6ステップ:「復元・改善案の立案・評価・実施」(計画・実施段階)
  • 第7ステップ:「効果の確認と維持項目の設定」(効果確認・維持段階)

この章が本書の中核になります。


第3章では、「分析するときの留意点とルール
と題して、なぜなぜ分析を実施する上で、留意すべき点やルールについて以下の9箇条にまとめその詳細について解説しています。


  • 第1条 不具合現象やなぜの要因は5W1Hで層別し、ミクロでとらえる
  • 第2条 加工点での加工原理と原則は何かを考えるようにする
  • 第3条 なぜ?では、加工点での基本原則に反することをあげる
  • 第4条 前後のなぜ間に、因果関係があることを確認する
  • 第5条 要因が存在しているか、早い段階で現場・現物・現象で確認する
  • 第6条 同じ現象が同じところで再発するときは、もう一度見直す
  • 第7条 心理面への原因追求をしない
  • 第8条 微欠陥を見逃さない
  • 第9条 「どこどこ分析」と「なぜなぜ分析」を混同しない

最後になぜなぜ分析」の実践の7つのポイントについて図でまとめてあります


第4章 では、「さらに進めたなぜなぜ分析
と題して、前章のまとめのなぜなぜ分析の実践の7つのポイントを改めて確認した上で、従来のなぜなぜ分析に関する進め方の以下の3点の問題に留意が必要と説いています。


  1. 対策のキーワードの見逃し
  2. 分析のプロセスの見直し
  3. 従来の進め方の問題点

そして、調査・検証を重視した進め方、なぜなぜ分析は考え方のプロセスを学ぶとの視点、数字による客観化、「判定」による要因の絞り込みといった観点について解説しています。


第5章では、「なぜなぜ分析実践演習帳
と題して、実際に「なぜなぜ分析」を行った3事例を紹介し、5つの「なぜ」を分析するための演習題があり、その解答が掲載されています。


<<本書で何が学べるか?>>


本書では、問題解決のために真の原因を把握するための手法の代表である「なぜなぜ分析」を体系的に7つのステップで実践する手法を解説しています


従来の「なぜなぜ分析」の問題点を考察し、真の原因が的確に把握できるように現場・現物・現象で徹底的に観察し、原理・原則によって問題発生のしくみを理屈付けしながら解いていくという体系的な「なぜなぜ分析」の手法を説いています。


<<まとめ>>


本書は、「なぜなぜ分析」の入門書として、問題解決手法としての「なぜなぜ分析」をしっかりと学びたいとのニーズを持つビジネスパースンには、お薦めの一冊です


なお本書の目次は、以下の内容です。
第1章 なぜなぜ分析とは
1 現場力の向上に役立つなぜなぜ分析
2 改善ストーリー
3 なぜなぜ分析とは
4 なぜなぜ分析の目的
5 なぜなぜ分析のねらい
6 従来の進め方の問題点
7 なぜなぜ分析7ステップ展開のエッセンス
第2章 なぜなぜ分析の7ステップ展開
1 第1ステップ 工程・設備の絞込み(準備段階)
2 第2ステップ 現象の絞込み(準備段階)
3 第3ステップ 設備・加工条件・材料・人(作業)の理解(準備段階)
4 第4ステップ 事実を正確に把握する(準備段階)
5 第5ステップ 分析(分析段階)
6 第6ステップ 復元・改善案の立案・評価・実施(計画・実施段階)
7 第7ステップ 効果の確認と維持項目の設定(効果確認・維持段階)
第3章 分析するときの留意点とルール
第1条 不具合現象やなぜの要因は5W1Hで層別し、ミクロでとらえる
第2条 加工点での加工原理と原則は何かを考えるようにする
第3条 なぜ?では、加工点での基本原則に反することをあげる
第4条 前後のなぜ間に、因果関係があることを確認する
第5条 要因が存在しているか、早い段階で現場・現物・現象で確認する
第6条 同じ現象が同じところで再発するときは、もう一度見直す
第7条 心理面への原因追求をしない
第8条 微欠陥を見逃さない
第9条 「どこどこ分析」と「なぜなぜ分析」を混同しない
「なぜなぜ分析」実践のポイント
第4章 さらに進めたなぜなぜ分析
1 従来のなぜなぜ分析に関する進め方の問題
2 調査・検証を重視した進め方
3 考え方のプロセスを学ぶなぜなぜ分析
4 数字は究極の客観表現
5 「判定」で要因を絞り込む
第5章 なぜなぜ分析実践演習帳
1 なぜなぜ分析の実践事例
2 「なぜ」を追求するための演習帳
Q1~5の解答


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