ブランドマネジメントというのが何をおこなうものなのか正直なところ知りませんでした。


広告・イメージ戦略を体系的に理論武装したものかなという印象であったが、本書を読んでみると筆者は、ブランディング(Branding)というのは、『売れ続けるための戦略』で、ブランドとは、顧客に対して示した約束が継続的に高度に果たされ続けた結果から生じるもので、企業が顧客に対して示した約束と考えるというのがブランドマネジメントの基本的な考えであるとのこと


また時代は、プロダクトアウトのできたものを売る【Selling】の戦略の時代から、マーケットインの顧客のニーズに合ったものを売る【Marketing】戦略の時代へ、さらに売れ続けるための【Branding】戦略の時代へとマーケティングの強調部分は移行し、顧客との『取引』の時代から『関係性』の時代に移行していると説いています


  • 【Selling】→【Marketing】→【Branding】
  • 【取引】→【関係性】

このブランドマネジメントとこれまでは異なった分野での活動と扱われてきたTQMについて、互いの弱みと強みを補い合うような相互補完的な関係にあるとして、両者の融合による組織能力向上に焦点を当てて説いている本を紹介します。


ブランドマネジメントを顧客関係の構築のための明確なビジョン確立の強力な手法として活用すると共にそのビジョンを具現化するための組織マネジメントの手法としてのTQMとを組み合わせた活用の視点を分かり易く説いています


<<ポイント>>


ブランドマネジメントの枠組みの『ブランド・プロポジションの方法論、さらにブランドマネジメントTQMを融合した組織マネジメントとしての『ビジョン・マネジメント』を説く本。


本書では、


ブランドマネジメントTQMの融合がどのようなシナジー効果を持つかの考察


にはじまり、


ブランドマネジメントとはどのようなものかを概観し、


ブランドマネジメントにおいてのコンセプトを表現するブランド・プロポジションの解説、


ブランド・プロポジションの設計の方法、


ブランドマネジメントTQMとの融合の効用、


ビジョン・マネジメントが企業経営にどのようなインパクトを与えるか


といった点など考察し解説しています。


本書:「ブランドマネジメント」です。


究極的なありたい姿が組織能力を更に高める」との副題が付いています。


本書は、著者:加藤 雄一郎准教授(こちらが先生の「ひょんなことから国立大学助教授になった加藤雄一郎の奮闘記」とのブログのサイト)、(財)日本品質管理学会 監修にて、2009年11月に日本規格協会よりJSQC選書の一冊として発行されています。



<<本書のエッセンスの一部>>


本書の帯には、以下のように書かれています。


企業と顧客を共に理想状態に導く枠組み

ブランドプロポジションで組織力を高めましょう!


本書は、8章から構成されています。


途中には、/コラム/欄があり、トピックスを解説しています。


概念図などの図表も表現力に富んだものが挿入され、抽象的な概念等を分かり易く解説するための工夫が凝らされています。


ブランドマネジメントTQMがそれぞれどのような関係にあるかという考察から始まっています。


両者のプランニングの面と組織作りの方法との関係を相互補完的とし、両者は密接に結びつくべきでビジョン・マネジメントという新たな経営に向けて両者の融合は極めて強力になると展望していきます。


ブランドマネジメントとはどのようなものか、良好な顧客関係性の構築の位置づけの基盤になるブランドといったブランドマネジメントの基本的な考え方、良好な顧客関係性構築に向けた要件と言った点を解説しています。


ブランド・プロポジションというブランドマネジメントにおける「顧客から見た自社の存在理由」に関わるコンセプトを表現する基本的枠組みについてどのようなものかを説いています。


ブランド・プロポジションについて、その基礎となっている以下のような3ステップのメカニズムとするP.A.Simon意志決定モデルの解説から説き、顧客の購買行動へと適用し、企業のすべての戦略的行動の源となるべきブランドプロポジション設計で明らかになるポイント等を解説していきます。


  1. 目標の設定
  2. 目標と現状の差異の認識
  3. 差異を埋めるための手段行使

このブランド・プロポジションが、企業経営にどのような効果をもたらすかについてB2BのテキスタイルとB2Cのヘアサロンのビジネス系の事例を取り上げその効用を説き、さらにCS経営にブランドマネジメントを導入するとどのような意義があるかを考察し解説しています。


ブランド・プロポジションを設計する5つのステップの中の中心的な方法となる『4Q 洞察』についてどのようなものかどのような手順でそれを進めるか、さらにツリー構造で表現されるVTree表現等について解説しています。


4Q(4 Questions)というのは、洞察を行うための4つの視点(「So what?」、「what?」、「why?」、「True?」)の4つの質問になります


とくにヘアサロンのやりとりの事例を交えて具体的に解説しています。


ブランド・プロポジションを設計するというこの一連の展開は、感性の要素も強いのかなという印象もありますが、最近では、「人材育成プログラムとしてブランド・プロポジション設計演習を組み込みたい」との要請も増えているとのこと。


またブランドマネジメントTQM の融合及びビジョン・マネジメントが企業経営にどのようなインパクトを与えるかを展望しています


<<本書で何が学べるか?>>


本書では、ブランドマネジメントを分かり易く解説し、さらにブランドマネジメントTQMとの融合がもたらすシナジー的な効果を考察し、顧客関係性構築のためのプランニングの方法論の強みと組織力を持って実体的に具現化するマネジメントとしての強みを合体することで企業経営にインパクトを与えると説いています。


とくに企業と顧客を共に理想状態に導く枠組みの「ブランド・プロポジション」についてその効用、CS経営との関係、ブランド・プロポジションの設計の手順など事例紹介を交えて分かり易く解説しています


<<まとめ>>


ブランドマネジメントTQMの融合とは、どのようなものかに興味を感じた人は、是非、本書を読んでみて下さい。


本書では、ブランドマネジメントTQMの融合がもたらす新鮮な組織論が説かれています。


なお本書の目次は、以下の内容です。
第1章 はじめに:ブランドマネジメントとTQMの関係
第2章 ブランドマネジメント概論
第3章 コンセプトを表現する基本的枠組み:ブランド・プロポジション
第4章 事例:ブランド・プロポジションの効用
第5章 CS経営にブランドマネジメントを導入する意義
第6章 ブランド・プロポジション設計手続き:4Q洞察とVTreeの活用
第7章 ブランドマネジメントとTQMの融合による今後の展望
第8章 ビジョン:夢と希望に満ち溢れた“究極的なありたい姿”が企業にさらなる飛躍をもたらす


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