内部監査を合目的性を備えた充実したものにできるかどうかは、組織のマネジメントシステムの成果に直結しています


例えば、ISO9001:2008JISQ9001:2008)規格に基づくQMSにおいては、内部監査の目的として以下のことを確認することが求められています。


しかしながら内部監査員が、その目的に合致した内部監査の方法を必ずしも理解できておらず、ともすると単に以前からの同じチェックリストを機械的に使い回したりといった形式的な内部監査に留まり、なかなかQMSの継続的改善に寄与する内部監査が行われないといった悩みを良く耳にします。


  • QMSの製品実現の計画への適合
  • ISO9001:2008規格の要求事項への適合
  • 組織のQMS要求事項への適合
  • QMSの有効な維持

とくに計画したことが達成され組織の役に立っているかとの有効性の観点が内部監査において確実に取り込まれているかがQMSの有効性の改善に直結します。


ここに内部監査員の力量が大きく関わってきます。


これは、EMSなどにおいても同様です。


本日は、内部監査のチェックポイント200を取り上げ、何を調べ、どのように監査すれば、改善の成果が得られるかを分かり易く説いている本を紹介します。


<<ポイント>>


ISO9001及びISO14001においての、有効で本質的なマネジメントシステムの改善のための内部監査について、200のチェックポイントを取り上げ、規格要求事項懸念事項と判断のポイント、さらに具体的な質問の仕方等を解説している本。


本書では、


内部監査が充実しないという問題の分析に始まり、


有効なQMS、EMSの要件を及び内部監査の進め方の工夫


及び内部監査によるマネジメントシステムの進化


を考察し、


以下の観点から具体的な200のチェックポイントを取り上げて解説し、


  • 業務部門別
  • すべての部門の共通事項
  • 経営層と推進役の特定活動

内部監査の改善と有効活用に何が必要かを説いています。


本書:「ISO 9001/14001 内部監査のチェックポイント200」です。


有効で本質的なマネジメントシステムへの改善」との副題が付いています。


本書は、著者:国府 保周氏にて、2009年11月に日本規格協会より発行されています。



<<本書のエッセンスの一部>>


本書の帯には、以下のように書かれています。


表面的な監査から、本質に迫る監査へ

何を、どう監査すれば、改善に結びつけられるか。

内部監査で、何を調べて、どのように活用するのかで苦労していませんか?

本書のチェックポイント200で、その解決へと導きます。


本書は、5章から構成されています。


2、3、4の各章が200のチェックポイントの解説になります。


最初に、「マネジメントシステムにおける改善」の観点から内部監査が充実しないとの問題点を考察すると言う話題から始まり、内部監査の位置づけの重要性を確認し、有効性とQMS、EMSとの関係、内部監査の進め方で工夫すべき点などを説いていきます。


筆者は、本書の「本書の趣旨と使い方」との副題が付いた「はじめに」でマネジメントシステムの有効活用を目指した内部監査のチェックポイントについて以下の3つの機能を織り込むことが可能と述べています。


  1. 内部監査を通じた調査・確認のポイント
  2. マネジメントシステムの構築のポイント
  3. マネジメントシステムの改善にポイント

その意味から本書では、『マネジメントシステムで抜け落ちたり意識することが少なかったりすることが多い事項、審査・認証を意識しすぎると形式的になりやすい事項』を中心にチェックポイントを取り上げたとのこと。


ということでチェックポイントは、原則1ページでタイトルに続き、以下のような順で構成されて箇条書き形式でまとめられています。


  • 規格要求事項
  • 懸念事項と判断の要旨
  • 質問の仕方

各種業務部門
について、最初に【当該部門・業務部門毎の特徴的な事項】についての解説に続き、チェックポイント(1~108)に関して、「製品企画・営業・受注・販売部門」/「設計・開発・基礎研究部門」/「購買・調達&原材料・資材保管部門」/「生産技術・施工技術・サービス技術部門」/「生産部門&生産計画部門(製造・施行・サービス提供)」/「検査・試験部門」/「在庫管理・出荷・引渡し部門」/「付帯サービス部門」/「環境保全・処理技術部門」/「設備管理・測定機器管理部門」に区分について解説しています。


すべての部門に対する共通事項
について、最初に【当該部門・業務部門毎の特徴的な事項】についての解説に続き、チェックポイント(109~162)に関して、「品質・環境方針と品質目標・環境目的・目標の展開」/「日常の環境活動」/「要員育成と要員確保」/「文書化・文書管理・記録管理」/「是正処置・予防処置・継続的改善」といった区分について解説しています。


経営層と推進役の特定活動
について、最初に【当該部門・業務部門毎の特徴的な事項】についての解説に続き、チェックポイント(163~200)に関して、「組織形態と責任・権限」/「著しい環境側面の決定」/「内部監査」/「状況・成果とマネジメントレビュー」」といった区分について解説しています。


また「内部監査の改善と有効活用に向けて
との観点から、内部監査を通して得られる情報を整理し、分析から、活用・応用のための着眼点など結果をマネジメントシステムの改善にどのように活かすかを説き、内部監査員の力量の向上等のためのポイント、さらには、内部監査の改善・進化に向けての留意点などを説いています。


<<本書で何が学べるか?>>


本書では、このようなケースでは、このようなチェックリストをといった形式的な方法でなく、改善に活かすための本質に関わる主要なチェックポイントを規格の要求事項を踏まえ、組織の(経営において)役に立つとの面からその要求事項の水準を超えた範囲にも踏み込んで、考え方から具体的な質問の内容までを分かり易く説いています。


<<まとめ>>


本書は、内部監査員だけでなく、組織のマネジメントシステムの改善効果を高めたい関係者には、読んで頂きたい一冊です。


なお本書の目次は、以下の内容です。
第1章 内部監査の改善は、マネジメントシステム改善への道
第2章 各種業務部門
第3章 すべての部門に対する共通事項
第4章 経営層と推進役の特定活動
第5章 内部監査の改善と有効活用に向けて


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