職場のリスクをゼロにする」とのタイトルになっていますが、このようにリスクゼロということは仕事をする限りあり得ないこと。


別にタイトルにケチを付けると言うのではありませんが、現実には、リスクアセスメントに基づく、ALARP(as low as reasonably practicable)原則のレベル、すなわち、合理的に実行できる程度にリスクが低い:受容可能なリスクレベルまでリスクを低減化させ管理をするということになります。


ここの「職場のリスクをゼロにする」というタイトルは、あくまで目指すべき視点としての方向性から付けられたものと思われます。


企業経営において安全を維持することは、社会的信用の基本となります。


職場の第一線で安全衛生管理の中核となって邁進する監督者に向けて、リスクアセスメントの考え方を取り入れた安全衛生管理手法をイラストを交えて分かりやすく解説している本を紹介します。


<<ポイント>>


監督者向けのリスクアセスメントの考え方に基づく安全衛生管理手法の解説書


本書では、


親しみやすいイラストを交えて安全衛生管理の重要性にはじまり、


職場において、監督者が、安全衛生管理をしっかりと確立し、維持するために


  • 監督・指示
  • 適正配置
  • リスクアセスメント
  • 作業標準書の作成・実施
  • 作業環境改善
  • 労働衛生管理
  • 安全衛生点検
  • 異常時および災害発生時における対応

等の取組みについて、最近の技術の進展や雇用情勢などを加味して解説しています


本書:「職場のリスクをゼロにする監督者の安全衛生管理」です。


イラストでわかる」との副題が付いています。


本書は、著者:林 利成氏にて、2009年11月に日科技連出版社より発行されています。



<<本書のエッセンスの一部>>


本書は、11章から構成されています。


ざっと概要を紹介します。


最初に企業における安全衛生管理の目的・位置づけ、行政責任、刑事責任、民事責任、社会的責任の4つの責務などを改めて確認し、労働安全衛生法における責任、安全衛生管理の組織、災害と事故、さらに災害発生のメカニズムに関わる理論、ハインリッヒの法則、バードの法則などを解説。


組織における監督者の位置づけと役割・責務を確認し、安全衛生業務の内容、安全衛生教育、さらにヒューマンエラーとその防止対策、作業者への災害防止意識の動機付け、創意工夫を引き出すための方法といった事項を説き、監督者の職務について、日常業務の監督サイクル、指示の仕方、適正配置といった事項の留意すべきポイントなど解説しています。


次いでリスクアセスメントについて、KY(危険予知)活動との違いを比較しながら、最初にその概要とその進め方(1.危険性または有害性の特定、2.リスクの見積り、3.優先度の設定・リスク低減措置の検討、4.リスク低減措置の実施、5.記録の作成)について事例、留意ポイントなどを交えて詳解しています。


また作業手順に関して、その意義、作り方、整理、見直し、非定常作業の作業手順書、リスクアセスメントを取り込んだ作業手順書の作成の要領など事例を交えて説いています。


そして機械設備の安全に関して、機械設備災害の発生する代表的なポターン、フェールセーフやフェイルプルーフといった本質安全化の考え方、「機械の包括的な安全基準に関する指針」とメーカー、ユーザーがそれぞれ行うべき安全化の手順を解説しています。


また労働衛生管理について、高温、寒冷、騒音、といった13項目の有害作業環境を取り上げその管理について作業者への影響、発症作業、作業者の要因、予防対策を表にまとめ解説し、健康診断の目的から一般、特殊検診、メンタルヘルスのケア、快適な職場づくりといった事項を取り上げています。


そして作業環境の改善に関し、MSDSなどの情報収集、主な安全衛生保護具、整理整頓からの5S活動の推進を解説しています。


安全衛生点検についての必要性から日常、定期、臨時といった点検の種類、プレスの例など交えての点検時の心得、安全巡視などの点検結果と改善措置といった事項を取り上げています。


また異常時及び災害発生時における措置に関して、異常とはどんなものか、また異常の種類、発見と措置、労働災害が万が一発生した場合に監督者として行うべきこと、さらには、労働災害の分析と対策の立案・実施の各ステップとポイント等を説いています。


さらに労働安全衛生マネジメントシステムの基本的な考え方などの概要と、とくに監督者が果たすべき役割を取り上げ解説しています。


<<本書で何が学べるか?>>


本書では、監督者向けにリスクアセスメントの考え方を取り入れた新しい安全衛生管理手法を解説しています。


とくに職場で作業者が「安全で、安心して働ける職場作り」といった観点から、監督者が行うべき監督・指示の基本的事項、適正配置、作業標準、労働衛生管理、安全衛生点検、異常時および災害発生時における対応、労働安全衛生マネジメントシステムにおけるなどをイラストを交え多数の具体的な事例を取り上げ解説しています


<<まとめ>>


建設業、製造業等の職種を問わず、現場で監督者の立場にある方には、本書は、安全・安心の職場づくりの点から読んで頂きたい一冊です。


なお本書の目次は、以下の内容です。
第1章 安全衛生管理の重要性
第2章 監督者の立場、役割と責任
第3章 監督者の監督・指示と適正配置
第4章 監督者が進めるリスクアセスメント
第5章 作業手順
第6章 機械設備の安全化
第7章 労働衛生管理
第8章 作業環境の改善
第9章 安全衛生点検
第10章 異常時及び災害発生時における措置
第11章 労働安全衛生マネジメントシステムにおける監督者の役割


もっとリスクアセスメントについて学びたいとのニーズに人には、以下のようなリスクアセスメントに関する解説本がありますので紹介します。

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