人財力革命』との同じタイトルでの本書は、2になります。

この2では、推薦者が圧倒的に増加し、多彩な分野から6名の方(小原 舞 氏(衆議院議員)、規矩 大義 氏(関東学院大学教授)、山本 ひろふみ 氏(京都市議会議員)、たいま さとこ 氏(作家・画家)、山岡 敬章 氏((株)ワイズ・システム代表取締役)、小林 かな子 氏(銀行勤務・金融資産運用担当))がそれぞれ推薦文を書いています。

前著の「人財力革命 躾と人財育成で、人も組織も大躍進」(「ISOの本棚」でも紹介)では、『優れた人財になるための知識・考え方・ノウハウ』と共に山岡 歳雄氏の人生観・哲学が熱く語られ、幅広く共感を集めたためと思われます。

なお山岡氏は、工学博士、QMS(品質)及びEMS(環境)主任審査員でISO関係専門コンサルタント(認証取得、維持改善等の教育指導)及び経営コンサルタント(新規事業、人財育成を中心とする企業への教育指導)などで活躍中。

建設コンサルタント会社の技術者としてサラリーマン生活を経て、1999年まで約30年にわたり総合建設コンサルタント、土木建築設計施工、一級建築事務所、宅地建物取引業、物流システム管理、新規性開発、経営コンサルタント等の会社の経営に携わってきています。

なぜ続編の位置づけとなるこの本を書いたかについて、筆者の山岡 歳雄 氏は、「ルールとマナーは躾と人財育成にあり!!」と題した本書の『はじめに』で、あなた自身が優れた人財になってこそ、あなたもあなたの周りの人々もあなたの属する何らかの組織も大躍進が可能になるのであり、一人ひとりが積極的かつ自発的に「躾」を「身体」にしっかりと覚え込ませることが大事とした上で、『世に役立つ人財となる』との観点からの「ルールとマナーを備えた人づくり」について以下のように述べています。

各人が「モチベーション」を媒介にして「ルール」と「マナー」をしっかりと自分のものにすることであり、それを可能な限り分かりやすく、文章だけではなく、図表や運用活動シートも使って説明します

子供から大人まで、また個人経営から中小、大企業に至るまで、あらゆる組織で活用可能なものにまとめ上げたので、最後まで読んでいただき、ただちに実行されることを願います。』

ルールとマナーとなるといかにも堅苦しい印象になりますが、筆者の経験談から社会の事象などの多数の事例を交えて親しみ深く平易な構成となっていて、読み進めるうちになるほどとの多くの気付きが得られるという趣の書籍となっています。

<<ポイント>>

優れた人財により人々も組織も躍進できる。そしてルールとマナーを守ることの根幹をなすのが、躾と人財育成とし、その意義を説いている本

本書では、いかに「人財」になるか、また「人財」を育てていくかがテーマとなっています。

最初に本書の全体像(躾と人財育成)を概観し、「ルール」、「モチベーション」、「ビジネスマナー」、「一般常識マナー」などを考察し、自分を客観的に見つめることの重要性そのために気付き・反省し、改善・改革していくことの意義を確認し、気付き・改善のツールとなる「気付き反省シート」、「気付き反省の改善対策シート」を交えての活用を説いています。

「ルール」、「モチベーション」、「ビジネスマナー」、「一般常識マナー」に照準をあて、それらが守られていないことの問題点について多数の事例を交えて考察しながら筆者の見識を説いていきます。

まとめとしてISO 9001 などのマネジメントシステム規格の精神を活用して気付き・反省から改善・改革への展開を可視化していくという手法・手順を取り上げ解説しています。

ISO 9001 などマネジメントシステムの理念を絡ませながら社会のなかでルールや規範を学び、モチベーションやマナーを高めてゆくことで、自分自身を高め、その結果として組織も活性化してゆく」という山岡氏の人生哲学を色濃く表現した内容になっています。

本書:「人財力革命 II」です。

ルールとマナーで日本を活性化する!」との副題が付いています。

本書は、著者:山岡歳雄 氏にて、2010年5月に文芸社より発行されています。


<<本書のエッセンスの一部>>

本書の帯には、以下のように書かれています。

「ルール・モチベーション・マナー」の

コーチングで人も組織も活力倍増!


本書は、6章から構成されています。

最近のビジネス書は、結構、活字に対してスペースが大きく取られ、内容が薄いものが多いのですが、本書は、コンテンツがぎっしりと詰まり四六並版のサイズで、330ページと濃いものになっています。

一般的には、固い内容でしかも中味がびっしりとなると読む側が多少尻込みするように思われますが、本書は、メリハリを付けた節に区分され、図表や運用活動シートなど交えた文体が簡潔明瞭で、さらに読者を飽きさせない話題をうまく織り込んで展開しているので抵抗感が少なく読破することができます。

本書の「はじめに」で以下の『PHP研究所の人材育成の考え方』を紹介し、この考え方は普遍的な理念ではないかとしています。

 人間にとっての真の幸せとは「自分自身がなりうる最高の自分」になることだとPHPでは考えます

 それは、仕事においても社会生活においても、その人のもてる能力を最大限に発揮し、存在価値を最高に高め、自らの人生の充足と所属する集団や社会への最大の貢献をなすことである、ということを意味します

 弊社の人材開発支援事業もこの思いに立って、単に「仕事ができる人」「組織に役立つ人」を育てることだけではなく、自らを「なりうる最高の自分」に高めるための努力をする人々を支援することを目的にしています。

この考え方に筆者も強く共感し、この理念が本書のモチーフとなっているように思われます。

本書で印象深いと感じた一節を2、3紹介します。

「躾」の初歩は、まず相手を認めると同時に、充分にほめてあげること。また、小さな頃から身に付けやすい行動として、”4S”すなわち「整理・整頓・清掃・清潔」の4つがあります。”4S”を自然な形で身に付ける---これが「躾」の第一歩です。昔から「三つ子の魂百まで」と言われていますが、人の成長を言い表した名言なのではないでしょうか。
 また「三無主義」---”無理・無茶・無駄”をしないことにより、正常な人間としての行動を自然な形で身体に覚え込ませることが可能です。(「第1章 すべては「人財」にあり。気付き・反省、そして改善・改革を」より)


「悪は必ず滅びる」。真面目な経営、真面目に働く人々があってこそ、日本の成長が見えてくるのではないでしょうか。真面目に取り組んでいても、社会情勢、経済・金融情勢の変動により倒産することもあるでしょう。あるいは、後継者の不在という、その組織に特有の事情によって消滅していくこともあり得ます。しかしこれらは、許されるのでないですか。無理に経営を続けるよりも、解散を選択した方が、不法行為で組織を存続させるよりよほど良策なのだと思います。(「第2章 厳守されていない「ルール」、ルール違反」より)


指示されたままに行動するのも、ときには必要なのですが、ずっと「指示待ち人間」のままですと、人は決して成長しません。”率先垂範”人間なればこそ、その人は必ず成長し、成功者の一人となるのです。
 若い人はとくに「指示待ち人間」とはならないように心得ていただきたい。そして、100人中五人の成功者、つまり5%の部類へに入ることへの努力家となるよう願っています。私は、少なくとも中学生のときから、そして社会人として働くようになった時点を含めて今の今に至るまで、1日24時間を有効に活用すべく心得て、『傍楽(はたら)』いています。(「第3章 理念、心念、方針、目的、目標なき人と組織}より)


メモ、すなわち記録は何のために必要なのでしょうか。答えは簡単です。人間は忘れる動物だからです。忘れないうちに、即座にメモを取ることが改善につながっていくのです。
 かくいう私も、若いときからメモを取り、記録することを続けています。それが私自身の自己改善・自己改革につながっていて、記録を蓄積することで自分が変わっていくのです。
 睡眠時だけは別ですが、目にしたこと、聞いたことなど、私たちの周りには常に情報が溢れています。記録の習慣づけにより、さらなる躍進があるのです。 (「第5章 幼児から教え育てなくては大人と言える成人にはならない」より)

上記で一端を紹介しましたが、本書では、モチベーション」を媒介にして「ルール」と「マナー」をしっかりと自分のものとして人財力を「なりうる最高の自分」目指し、高め世の中に貢献していくとの考えが具体的に分かりやすく説かれています。

<<本書で何が学べるか>>

本書では、

  • 教え、教えられとの社会との関わりの中でルールや規範を学び、モチベーションやマナーを高めていくこと。
  • その気付き・反省、そして改善・改革のステップと共に自分自身を高め、その結果として組織も活性化してゆく。

との筆者の人財力の理念・哲学が具体事例を交えて分かりやすく説かれています。 。

<<まとめ>>

今日、家庭でも学校でも社会生活で必要な「ルール」と「マナー」を学ぶことの機会が絶対的に少ないように思います。

本書は、特にこれから社会人になるとの立場の学生の方をはじめ、向上心をもったビジネスパースンには、是非、読んで頂きたい一冊です。

また人財を育てる側の立場にあるマネジャー、経営者の方にも是非、読んで頂きたい一冊です。

なお本書の目次は、以下の内容です。
はじめに ルールとマナーは躾と人財育成にあり!!
第1章 すべては「人財」にあり。気付き・反省、そして改善・改革を
第2章 厳守されていない「ルール」、ルール違反
第3章 理念、心念、方針、目的、目標なき人と組織
第4章 守るべきことが守られていない今の世の中
第5章 幼児から教え育てなくては大人と言える成人にはならない
第6章 気付き・反省はマネジメントシステム活用で改善・改革を可視化しよう



こちらのランキングに参加しています!↓

人気blogランキングへ

にほんブログ村 本ブログへ


「ISOの本棚」ページのトップへ!


RSS twitter livedoorクリップ Buzzurl Google Bookmarks delicious Yahoo!ブックマークに登録 はてなブックマーク はてなブックマーク
Add a comment

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価:  顔   星
 
 
 

Google 翻訳
Categories
運営者情報
track word
Profile
旅行なら
<

簡単検索
全国のホテルをあなた
好みで検索できます。
■日程
チェックイン
チェックアウト

■1部屋あたりのご利用人数
大人
小学校高学年
小学校低学年
幼児
(食事・布団付)
幼児(食事のみ)
幼児(布団のみ)
幼児
(食事・布団不要)

■部屋数 部屋

■宿泊料金の範囲
■地域を選択する
  
QRコード
QRコード
あわせて読みたい
あわせて読みたいブログパーツ
RSS


【このページをRSSリーダーに登録する!】
Googleに追加
My Yahoo!に追加
livedoor Readerに追加
はてなRSSに追加
goo RSSリーダーに追加
Bloglinesに追加
Technoratiに追加
PAIPOREADERに追加
newsgatorに追加
feedpathに追加

track feed ISOの本棚

  • seo